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SEKIYA COFFEE & GOOD TIMES さんで七夕ライブ

SEKIYA COFFEE & GOOD TIMESの齋藤さんと出会ったのは2014年のこと。
はじめてお会いしたのに、なんだか懐かしいような、不思議な方だなあと思った。

新卒で社会に出るタイミングだったわたしは、本当は音楽を生業にしたかったけど、葛藤がありつつも就職先を見つけたところだった。
アルバム『旅の途中』をリリースした直後だったけど、齋藤さんはそれをその場で聴いてくれて一言、「(自分を)いつか誤魔化せなくなると思います」と言ったのだった。

当時、齋藤さんは「楓舎」という名前で珈琲屋を営んでいた。
「あの人は一体どんな珈琲を作っているお人なのだろう」と気になって、お休みができてすぐに会いに行った。

齋藤さんがネルを使って一杯の珈琲をいれるその姿は、職人そのもので、とても美しかった。
スルスルと体に優しく沁み込んでいく珈琲は、出会ったことのない感覚で、あっという間にファンになってしまったのをよく覚えている。

ある冬の日に、友人たちと楓舎さんにお邪魔して珈琲をいただいていたら、みんなが歌を聴いてくれることになって、急遽何曲か演奏した。
その時、まだタイトルが決まっていない「lullaby」を探り探り歌った。
そうしたら、齋藤さんが「今その曲を聴きながら、ブレンドした珈琲を淹れたから、どうぞ」と、人数分の温かいコーヒーを出してくれた。
ブレンドしてくれた豆を一種類ずつ曲を聴きながら選んでくれたことを説明してくれて、「このブレンドに名前をつけてください」と言ってくれた。
まだ曲名が確定していなかったけれど、この時に、この曲は「lullaby」だなと心にすっと落ちてきて、珈琲に「lullabyブレンド」という名前をつけさせてもらった。

そんなこともあって、MV「lullaby」も、楓舎さんで撮影させていただいた。
撮影したのは曲名を決めた冬の日とは打って変わって、夏の蝉がよく鳴いていたけれど、それも不思議とぴったりだった。

その後、「SEKIYA COFFEE & GOOD TIMES」という名前で、福島大学のそばにお店を開いた齋藤さん。
開店して「楓舎」の頃より、なんだかずっと自由な空気があって、また大好きなお店になった。
火事により一度は全焼してしまったけれど、本当にたくさんの人に再建を待ち望まれて、お店が蘇ったのだった。
齋藤さんはそれはそれは大変だったと思うけれど、SEKIYA COFFEE & GOOD TIMESを続けてくれて、ただただ嬉しい。
そして、ようやく、SEKIYA COFFEE & GOOD TIMESで歌うことができる日を迎えられるなんて、とてもとても嬉しいのだ。

7/01(土)SEKIYA COFFEE & GOOD TIMES(福島県福島市)
「七夕ライブ」
OPEN 18:30
START19:00~/20:00~
CLOSE 21:00ごろ
LIVE CHARGE 2000円

日中はマルシェが開催予定。
臨時駐車場もあります。

終演後には打ち上げも開催。
お気軽にどうぞ!

会場 SEKIYA COFFEE & GOOD TIMES
店舗住所:福島市松川町関谷字藤窪6-1
(JR金谷川駅より徒歩約5分)

ご予約は tetsu.cafe@gmail.com  までお願いします。

先日『日々、糸を紡ぐように。』に出店してくれたシロマリモコーヒーさんもご出店です!♡
マルシェもライブもお楽しみに!遊びにきてくださいね。

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