#滝沢歌舞伎ZEROFINAL 観劇の感想

滝沢歌舞伎ZERO FINAL
新橋演舞場
2023/4/8-30

4/13夜の回のレポ&感想です📝
圧倒的ネタバレにご注意ください!


はじめに

WITH LOVEのインストゥルメンタルが流れる中、ピンクがかった青い照明に浮かび上がるステージ。
たっぷりした白布が飾られ、ゆっくり桜が舞い落ちる演出。
客席上には金色の大きな龍。
周りには9色に輝くボールのような照明が。

慌ただしく着席し、とにかく気持ちを落ち着けて全体を記憶に残せるようにと自分に言い聞かせていました。


ひらりと桜

幕が開くと、「ZERO」と大きく書かれた階段の上にピンクの衣装でポーズを決めるSnow Manが。
わぁ、Snow Manだ。
当たり前のことを思う☺️
これで本当に最後。
 FINALの緊張感が気持ちを昂らせます。

双眼鏡を覗くと、ラメを使ったアイメイクがとてもよく似合うラウールくんの表情がよく見える✨
特に下瞼かな?動くとキラキラ光って、自信に満ちた笑顔も相まって輝いて見えた✨
ひらりと桜のパフォーマンスは毎年ニュアンスが少しずつ違うような気がするのだけど、今年は堂々と、力強さが増していたように感じました😌


春の踊り、いにしえ

初めて見る演目!
和の鼓の音が清々しい、止めがハッキリしたジャニーズらしいパフォーマンス。
ワイドショーでしょっぴーが暴露した演出のことも想像しながら、滝沢歌舞伎の歩みに思いを巡らせていました。

ラウールくんは後ろ向きになると脚の長さがより際立ってた✨
脚ながっっって新鮮に感動してました😂
ヴァサくんと隣になった時、チラッとヴァサくんの顔を見ていて。
その時唐突に、共演する2人を見るのが初めてなことに思い至ってドキッとしました!


仇討ち

九剣士ではなく、2019年のモノクロバージョンの楽曲。
私はあべべの殺陣が大好きなので、見れてとても嬉しかった🥰
正義の殺陣。
そう感じます。
ふっかさんは色気がやばい!
和装、特に袴がほんとによく似合う✨
戸板倒しもバッチリ決まってました!
だてさまはもはや名人芸かのように、舞うように鮮やかに斬る🥷


月と星のディスタンス

しょっぴーが歌うMaybe。
一人なので、生歌に声を被せて二重にしていたのかな?
Maybeはどうしてもラウールくんに釘づけで、ほとんどしょっぴーのことを見れなくて残念🥲

ラウールくんは白いタンクトップとシンプルな白パンツ。
裸足に刷毛で塗ったような白と赤のペイント。
15歳の頃のパフォーマンスは、虚無感の中で苦しみもがきながら、一筋の希望の光が掴めそうで掴めない…そんな姿に胸を打たれていたけど。
19歳の今は、もっともっと力強く感じた。
ぐっと想いを心の中に抱え込み立ち上がるような。
環境や心境の変化も影響してるんだろうか。
即興だからこその変化について、いつか本人から聞けたらいいな😌
終盤、ターンを何度もするシーンがあって。
クルックルッと1回ずつ丁寧に回っている姿が美しかったです✨


変面

私はまるで中世の舞踏会を見るような、ひーくんの姿勢の良さ、重心の高さと軽やかな脚捌きを堪能できる変面がとても好き🍀
脚が見たいからロングジャケットじゃない方が嬉しかったけど…去年はしっとり魅せていたので、最後に華やかな変面が見れて良かったです☺️


足跡

これも過去の楽曲なのかな?新曲?
さっくんめめこーじくんの歌うミディアムバラード。
舞台に横になると、そのまま映像が合成されてスクリーンに映し出されるような演出。
めめとさっくんが向かい合って横になった時、私の位置からめめの顔が見えていて。
さっくんとアイコンタクトして笑い合う優しい顔が印象的でした☺️
(一瞬ウインクしたように見えたけど気のせいかな)


太鼓

演目名は「腹筋太鼓」じゃないんですね🤔
冒頭、インパクちゃんがやっていたソロの太鼓パートがなくなってました🥺
ラウールくんは体ががっちりしたからか、ちょっと目を逸らすと何度も見失う😂
座っているせいもあって、他メンバーと体格が変わらないんだもん😂
もう“大人”だなぁと感慨深かったです。
みんな苦しそう大変そうと言うより、とにかく気持ち入れてやるんだ!というような気迫を感じました。


ジュニアパート(演目名不明)

4人いるはずの少年忍者が3人なことに気づく。
腹筋太鼓直後のここのパートが一番大変だろうに、激しいダンスを頑張ってて応援したくなる。
SpeciaLのアクロバットはやはりすごい!
高さと、流れるようなバク宙に驚いた😳
私は松尾龍くんに注目してました🥰
舞台が似合う美しい少年というイメージ✨


DA BOMB

この楽曲は、Black Goldのように1人ずつ順番にパフォーマンスがあって、最後に9人で踊る構成。
この表現、正しく受け止めてもらえるといいなという思いを込めて書きますね。
ラウールくんは「水を得た魚」のようでした!
「水が合う」と言えば良いのか。
本人がどう思っているかはわからないけど、住み慣れた海に解き放たれたような、振付とアドリブの境界線が取り払われたような。
次々に繰り出される音やリズムをただただフィーリングで楽しんでいるようにも感じられて、その楽しい!!!が全身から溢れているようで、マスクの下で思わず顔がほころぶ🥰←この顔になるw

そしてラウールくんのソロパートは、びっくりするような超低音のハイスピードラップ。
低めじゃないです、超低音。
にわか知識で言うと、スキズのピリちゃんばり。
めちゃくちゃカッコ良い新境地で、こんな一面もあるのか!と双眼鏡越しに卒倒しそうに🤷‍♀️
早くまた見たい🥹
(一瞬で終わっちゃうので瞬き禁止です!)


滝沢歌舞伎ZERO/オムニバス

突然話が逸れるけど、私は4月になって2回、歌舞伎座で歌舞伎を観劇しました。
新・陰陽師と斬られ与三、そして連獅子。
その時驚いたのが、訪日外国人旅行者の多さ。
コロナ禍に入ってからしか知らないので、とても新鮮でした。

ただ、上演時間も長いし、文化の違う方たちが目で見て楽しめる演目とそうでない演目があると感じていて、訪日外国人旅行者と思しき方たちが所在なさそうにしていたり、たまたまかもしれないし事情はわからないものの幕間で帰ってしまう方が散見されたのが残念で。
歌舞伎は素晴らしい日本の伝統だし、他国の方が触れる機会があるのはとても嬉しいこと。
その分、もっと良さが伝わるサポートがあったら良いなと感じていたところでした。

話を戻して、滝沢歌舞伎ZEROです。
この一連の演目は明確な台詞のやり取りがない分、non-verbal communicationが最大限発揮できると改めて感じたんですよね。
返す返すも、海外公演がなくなってしまったことが残念でならないです。
そんなことを思いながらだてさまの演舞に見惚れて、いつかだてさまには海外に滝沢歌舞伎のスピリットを連れて行って欲しいなぁと勝手に考えていました。
歌舞伎役者じゃない、アイドルが歌舞伎をやる醍醐味を世界中の方に感じて欲しい気持ちです🤲


男と女の舞

大好きな演目。
特に阿部太夫。
2020年以降、この演目の阿部太夫を泣かずに見れたことはありません。
切なくも愛おしそうなあの眼差し、どうか幸せになってと願わずにはいられない。
可憐な中に勝気さが見え隠れするさく姫との対比を楽しみました!
目が足りない😭


組曲

私は、滝沢歌舞伎は「熱量」をエンタメ化したものだと思っていて。
心を鍛えて、技を磨く。
自分との闘いが可視化された舞台。
だから胸を打たれる✨
その考えが凝縮されたような演目。
後半のみの省略版だったけど、ずっと憧れていた演目を観ることができて嬉しかったです!
私はやっぱりさっくんの誰よりも大きな組曲が大好きです☺️


花鳥風月

昨年の滝沢歌舞伎が始まってすぐの頃、レポを中心に、ラウールくんが怪我をしたかもしれないという憶測が広まって。
苦しそうにしていたとか、ある演目に出ていなかったとか、そういう話でした。
本人が何も言及していないので、何があったかは誰にもわからないけど。
私はその頃まだ観劇できていなかったので、しなやかに舞う2020年の花鳥風月(Blu-ray)のラウールくんを繰り返し見ながら快復を祈っていました。

そんな経緯もあって、私にとって花鳥風月のパフォーマンスは身体的な“平常”の象徴でもありました。
気持ちよく踊っていて欲しい。
そう思いながら観始めて、驚きました。
今までと一番違うと感じた演目は花鳥風月かもしれない。
振付は変わっていないのに、ラウールくんのパフォーマンスはまるで違うものに見えました。
特に脚の使い方かなぁ。
筋力の変化も関係しているのかも。
力強く、全ての瞬間が圧倒的に鮮やかだった✨
一度しか観ていないのでうまく言葉にできないけど。
やっぱり私は、彼の生み出すパフォーマンスが大好きだと改めて感じました🍀
引き続きライビュでも注目したいです!


Memories(五条大橋)

Snow Manにとって滝沢歌舞伎とメンバー増員は切り離せないものだと理解しているつもりだし、歴史もひっくるめてエンタメになるのがアイドルだから、FINALでこの演出を入れたかったのも理解できるんですよね。
ただ、上手く蓋をしていたであろう感情を生々しく呼び起こすきっかけになっていることが辛くて。
他のメンバーはもちろん、特に当時15歳だったラウールくんに対してはそういう思いが先立ってしまいました。

起きてしまったことは消えないし変わらない。
私たちは折り合いをつけて、無理やりにでも意味を見出して生きていくことしかできない。
この演目には残酷さすら感じてしまう。

ただ、私が観劇した日はラウールくんがとても精悍な顔つきに見えたのが救いでした。
聡明な彼のことだから、きっと意味を見出せる。
そう信じたい気持ちです。


WITH LOVE

幕間なしのノンストップでここまで来て、これで最後!を要所要所に感じる中、WITH LOVEの美しいメロディが殊更沁みました。
特にふっかさんの歌声、素敵だったなぁ。
熱のない、在るがままの声色が心に真っ直ぐ届く感じ。
こーじくんの歌声もこの楽曲にとても似合うと感じた✨
あとはレポでも書いたけど、めめの手話の表現力にも感動しました!


LOVE

過去の滝沢歌舞伎を知る方にはお馴染みの楽曲。
私は裏拍に慣れずあわあわしました😂
演舞場にいる方たち、みんなとっても楽しそうだったなぁ!


🍀

観劇を終えて思うことはただ一つ。

「綺麗な幕引きができて本当に良かった」

それすら当たり前ではないから。
それだけです🤲

おまけに写真とレポを貼って終わりにします。

最後に、一座のみなさんが千穐楽まで充実した時を過ごせますように。
心からそう祈っています!
19日からのライビュも楽しみです✨

おまけ

滝こみごはん弁当
舘さま監修✨

御献立
小松菜のお浸し
ポテトチーズ餅イチゴソースかけ
チョコわらび餅
筍と大根の明太子和え
玉子焼き
わかめ柴漬け
鮭塩焼き
青色蓮根煮
ピンクのマカロニポテトサラダ
カレイの唐揚げ木の芽味噌
豚の唐揚げトマトソース
桜餅
和風だしのたきこみご飯〜そら豆と桜を添えて〜
大根雪だるまのピクルス

盛りだくさんで美味しかったです✨
ごちそうさまでした😊

以上です!