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ミュージカル #キャッチミーイフユーキャン 観劇

※ネタバレにご注意ください

開幕2日め、8/12(金)昼13時の回に行ってきました✈️



レオナルド・ディカプリオ主演の映画版も未履修、ミュージカルの観劇経験がほぼない初心者、どちらかと言うと苦手意識を持っていた私の感想はずばり、「ミュージカルはエンタメの総合芸術なんだ!」でした。

最初から最後までずっとわくわくドキドキしっ放しで、あっという間の2時間35分。
極上のライブエンターテイメントショーを浴びることができたことに感謝しながらこの文章を書いています✨

公式サイトはこちら💁‍♀️

チケットの話

今回、私は当日券で入ることができました!
コンサートはほぼファンクラブ一択だけど、舞台チケットは正規ルールの範囲内で色んな形の取得方法があるんだなと、初心者は一つひとつ学んでいます🤔
前日にネット購入(先着)→コンビニで引換券発券→当日、カウンターで本人確認を経てチケットを受け取るという流れでした。

開演前

東京国際フォーラムは、有楽町駅から直結でとても行きやすかったです🥰
ホールCは1階にも傾斜がしっかりあって、どの席でもとても見やすそうな印象。
2階3階の角度はとても急だけど、そのあたりは“生音”を響かせるために造られた劇場の特徴なんですかね🤔(全然違ったらすみません)

ただ、会場に着いてもなお、いつ中止の一報が入ってもおかしくない今の状況。
オーケストラの試奏の音にわくわくしたいのに、観客が純粋に開演を楽しみに待つ大切な時間も奪われている現実、エンタメを届ける側にとってもつらいことだろうなと考えていました。
とにかく無事に幕が開くことを祈る時間。
10分前の場内放送を聴いて、ようやく大丈夫かもしれないと思うことができました。

本編

始まった瞬間、開演前の不安は吹っ飛びました。
というか、エンターテイメントがそれを忘れさせてくれた感じ。
絶対に楽しいものが今から目の前で始まるんだ!という高揚感が一気に押し寄せてきて、童心に返ったような気持ちに。

それぐらい、掴みが最高だったんです。
冒頭から畳み掛けるように鳴り響くキャッチーな音楽、華やかな衣装を纏った大勢の出演者たち、素早く切り替わるセット、そして何より生オーケストラの音質と迫力。

私は冒頭に書いた通り、映画版は未履修で観劇しましたが、歌とセリフでかなりストーリーを補足してくれるのでわからなくて戸惑うこともありませんでした。
後ほど映画版を観るのも楽しみ🎥

そして、その華やかなショーの真ん中で歌い、踊り、主役を演じるひーくんは本当に本当に楽しそうで、満員の観客の前でこの作品を披露できる喜びに満ち溢れているように見えました。
ブロードウェイミュージカル初出演にして大きなカンパニーを率いる座長、そんな位置づけにも関わらず、全く気負う素振りが見えないというのかな。
とにかく楽しい!楽しみたい!という気持ちがびしびし伝わってきました😌

そしてひーくんが演じるフランクJr.の人物像が、私が想像していたよりもずっと幼くチャーミング。
身のこなしはとてもスマートで、コロコロ変わる表情とテンポ良く進むストーリーに魅了されっぱなしでした!

出演者のみなさんの中で、恥ずかしながら私が存じ上げていたのは吉田栄作さん、横山由依ちゃんのみ。
吉田栄作さんは素人の私から見たら、ミュージカル俳優そのもの。
セリフ回しはまるで洋画の吹き替えを聴いているような完璧さで、歌もとてもお上手で感動しました🥹
横山由依ちゃんは出演者の中でもひときわ高音の伸びやかな歌声で、真面目で誠実なブレンダがとても良くお似合いでした🥰
フランクJr.とブレンダのラブシーンも本当にピュアな愛おしさに満ちていて、とってもかわいらしかったです🫣🫣🫣笑

ミュージカルと岩本照

私はこれまで、ミュージカルとは歌が上手い人が演るものだというイメージを持っていました。
今回この作品を見て、そうではないと感じて。
なぜかと言うと、ミュージカルの世界では歌は演者のセリフでもあり、場面を盛り上げる演出でもあり、そして心情を伝えるモノローグでもあるから。
そこには『心』がなくてはならないということ。
歌唱力以前に演技力も必要だし、(歌)声で演じるという意味においては、俳優よりも声優に近いスキルが必要なのかもしれないと、素人なりに思いながら拝見していました。

俳優、歌手、声優、ダンサー。
そんなスペシャリストたちの資質のどれかが秀でているだけでも務まらなくて、それぞれのスキルをバランス良く習得しなければならないという印象。
これが、冒頭に「ミュージカルはエンタメの総合芸術なんだ!」と書いた理由です。

そして、そういう意味で、ひーくんの歩んで来た道の延長線上にミュージカルがあるのはごく自然なことだとも思いました。
ジャニーズJr.として、Snow Manとしてキャリアを積んできたひーくんは舞台の演技もすごく上手だし、声に感情を乗せるのも上手。
歌はもちろん今以上のレベルに達するには更なる努力も必要なのだろうけど、少なくとも観客の前で歌うことには慣れている。
ダンスは言わずもがなで、とにかく体幹が強いからブレないし、スタイルもいかしてラインダンスでは誰よりも高く脚が上がるし、岩本フランクJr.の個性としてバク転も取り込めてしまう。

そして何より、堂々と0番に立てる華も持っている人だから。
これまでの歩みで培ってきた地力をプロの手ほどきで更に高めて、一気に解放することができる機会(しかも外部の舞台)に恵まれて本当に良かったなと思いました🥰

フランクJr.の生き方

ひーくんが演じたフランク・W・アバグネイル・ジュニアは実在の人物で、10代で天才詐欺師として名を馳せ、21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして連邦政府に勤務。
金融コンサルタント会社を設立し大成功しているそう。(Wikipediaより)
加えて自伝的小説『Catch Me if You Can 』を出版、ハリウッドで映画化、ブロードウェイでミュージカル化など、そのエピソードは枚挙にいとまがないほど。
若くして大きく道を外れてしまったけれど、生まれ持った商才と愛嬌をいかして大成して良かった、とつい考えてしまうのは、私もきっとひーくんを通じてフランクJr.に魅了されてしまった1人なんだと思います🥰

最後に

ひーくんがプレスコールのインタビューで話していた内容を一部抜粋します。

皆さんとお会いしてからこのステージに立つまで、ものすごいスピードで駆け抜けてきた感じがします。その中で培った絆があるので、それを感じながら、お客さんを楽しませたいなというワクワク、ドキドキでステージに立っています。
ミュージカルは、観終わった瞬間からその人の人生が鮮やかになる感じがします。それを楽しみに、劇場に足を運んでいただけたらと思います。
http://tvstation.jp/television/entertainment-news/19683/

私の人生を鮮やかに彩ってくれてありがとう✨
岩本照主演のこの作品に出会えて幸せです🍀

以上です!