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光の速さで終わり、大量に汗をかき、妙に納得した【シンガポール無料ツアー】

こんにちは、まだまだバリ島に佇むちゃんきえです。気がつけばもう10日間くらいいる。予定では明日ごろにマレーシアに飛ぶつもりだったけど、バリが心地良すぎて(というかホストファミリーの家が好きすぎて)、バリの滞在をもう1週間ほど延長し、代わりにマレーシア旅行をすっ飛ばしてバンコクにさくっと友人に会いに行き、日本に帰ろうかなと思う。無職って最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

1時間の乗り継ぎで空港を出た馬鹿者、それは私

前回の記事で「飛行機に乗ったあと、空港のトイレに携帯を忘れた」というアホすぎる経験を吐露しましたが、実はそのあとに乗り継ぎ地の台湾でもアホなことをやらかしています。
そう、乗り継ぎが1時間しかないのに、空港を出てしまったんです。「Transit」の看板にしたがって進んでいたつもりなんだけど、あれよあれよという間に入国ゲートをくぐってしまった。
あれよあれよしている場合じゃない。バカすぎる。しかもパスポートに「Transit」と書かれた大きな札をつけていたのに、イミグレの人から何もつっこまれずゲートを出てしまった。
変だな・・・・・。と思いながらまた出国しようとゲートに入るが、私の搭乗券のバーコードが機械に反応しない。セキュリティのおばちゃんに説明したら「カウンターに行って」と言われたのでスクートのカウンターへ戻る。この時点で嫌な予感しかせず、しかも離陸時間の20分でめちゃめちゃ冷や汗をかいている。
案の定スクートのカウンターに行ったら「あんた、なんで空港出たし〜〜〜〜〜!!!!」ばりのテンションで「WHY ARE YOU HERE~~~~~!」と言われました。はい、私が全て悪い、ごめんなさい・・・・・。
スクートのスタッフともう一度小走りに出国ゲートに戻り、ファストレーンらしきものをくぐり、競歩中の競歩で出発ゲートへ向かいました。もうめちゃくちゃ汗かいた。台湾ドル一応持ってたけど使う暇すらなかった。
で、ゲートに到着したら並んでる人がまだ5人くらいいて、めっちゃ安心したのは言うまでもない。
「あっ、遅れて迷惑かけてるの私だけじゃなかった✨」

チャンギ空港アンタはすごい

夜9時ごろにシンガポールに到着。乗り継ぎ時間が19時間あってゲンナリしていたけど、チャンギ空港は広くて快適、Wi-Fiサクサク、お金があればそれなりにラウンジいらずで過ごせる!
まずは台湾でかいた汗を流しにシャワーを浴びられるラウンジを探す。
アンバサダートランジットラウンジというところで、シャワーだけのオプションが20ドルだった。写真はないけど脱衣所と洗面所がシャワー室についており、広々としていて、タオルも貸してくれ、シャンプーもあった。

そのあとコンビニで水を買うが、ペットボトルの水がめっちゃ高い。350円くらいだった気がする。そしてなぜか日本の麦茶のほうが少し安かったのでそちらにする。
シャワー後の麦茶、最高〜〜〜〜〜。あとで気がついたのが、チャンギ空港の中には給水所があるから、空のペットボトルに給水所の水を入れれば実質無料。ありがたい!

生き返った体にご飯をと、フードコートへ。シンガポールだから予想はしてたけど、ご飯もそれなりに1000円以上するのね。でもせっかくなので、バクテーのセットを頼みました。お肉がほろほろ、味付けは思ったよりさっぱりめ(マレーシアと比較して)、付け合わせの小皿が日本人好みの味だった記憶。

注文して2分くらいでできあがったバクテー

そのあとはワークスペース的なところで仕事をしたりしつつ、寝るところを探してウロウロ。インド人らしき人たちのずーっと続くおしゃべりを聞きながら、体を丸めて変な形のソファーで寝ました。朝6時くらいに「搭乗券見せて」と職員に起こされたけど、見せたらすぐに尋問終わった。もしかして空港に住み着く人がいるから?それくらい居心地がいいってことかな?

デコレーションがセンス良い
朝コーヒー買ってカウンターで飛行機見ながら仕事するの良かったです

コマーシャル感の強すぎるFree Singapore Tour

シンガポールには乗り継ぎ時間が長い人用に、完全無料の観光ツアーが用意されています。すごいよね。国のサイズがコンパクトだからこそできる施策だなと。協賛しているのはチャンギ空港、シンガポール観光庁、シンガポールエア(だった気がする)で、市内の主要観光スポットを見て回るコース2種類と、ジュエルという空港近くの大規模ショッピングモールを散策するコースと、合計3つのコースが選べる。それぞれ開催時間が決まっているので、自分の乗り継ぎスケジュールと見比べればOK。

私はマーライオンと植物園(の入り口だけ)いくツアーに申し込んで、朝9時半にロビーに集合したよん。事前受付を済ませていたので、メールに届いたQRコードを見せたらすぐに本受付が済んだ。ステッカーをもらって、それを胸元に貼り付けて大人しく他の参加者が集まるのを待つ。
ツアーにはだいたい40人くらいの参加者がいたと思う。70%はインド、20%はほかのアジア諸国(韓国人のおばさま、フィリピン人カップルが2組、バリから来た3人家族、中国人が3人、日本人は私だけ)、あとはハンガリーとアメリカから来ていた人。
なぜ参加者の国籍が分かるのかというと、ツアーバスで全員が自己紹介をしたから(笑)みんな乗り継ぎでこのツアーに参加しているわけで、「どこの国から来て、これからどこに旅するのか」というのを聞けるのは面白かった。前述したバリの3人家族は京都旅行の帰りにこのツアーに参加したみたいで、ちょっと縁を感じた。

バスに乗ってる時間が8割

このツアー、無料なのはいいが、移動時間が大半を占める。観光スポットに到着しても20分くらいしか滞在できず、本当に写真を撮るだけで終わり。食堂とかでさーっとご飯を食べたかったけど、観光地ゆえ、ローカルの食堂にたどりつくのはほぼ不可能。
移動中はガイドから「いかにシンガポールが持続可能な都市開発に力を入れているか」「シンガポールの歴史」「シンガポールの主要ビジネス」などについてさらーっと紹介がある。

難点なのは、荷物をバスに置いて行けないこと。降車のたびにでっかいバックパックを持って、猛暑の中観光地うろうろするのは、ちょっときつい。空港のロッカー代をケチったバックパッカーの成れの果てじゃ・・・・・。堂々と荷物をバスに置いて出て行った中国人は、後からガイドにキツく注意されていた。「次はためらいなく荷物捨てるからね!!!!」そこまで言う?笑

これを一人で自撮りでやる度胸が求められる
まだ昨夜の麦茶を持ってる

ということで、このツアーをおすすめするのは

  1. 無料ならなんでもいいよ〜という人(私)

  2. 乗り継ぎ時間のプランを立てていない人(私)

  3. とりあえずマーライオンとか見れれば満足な人

逆におすすめしないのは

  1. 荷物が多い人(ロッカーに預けられるならいいけど)

  2. シンガポールで行きたいところが決まっている人

  3. 観光地に興味がなくローカルを体験したい人

もし次にシンガポールの長い乗り継ぎがあるなら、自分で電車に乗って美味しいチキンライスを食べにいきたいかな。
このツアー、無料なこともあり制限が色々あって、その説明だけで最初の1時間を持っていかれてしまうので…。でも、シンガポールの乗り継ぎが初めての人にはいいと思う!

植物園の入口らへん
一度見たら満足、マーライオン

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