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カミナリに夢を分けてもらうとは 5/17の日記

↑の時に食べたうどんが美味しすぎて、今週はうどんのことばっかり考えていた。
ただの小麦粉の塊なのになんて魔力なんだ。

そんなタイミングでジモコロで都内のうどん屋の記事が公開されてしまった。
これは行くしかないと思い、仕事終わりに秋葉原から飯田橋まで歩いた。

金曜の仕事終わりに電車に乗らずに歩きまくるのがマイブームだ。
仕事からの解放感と休日を控えた無敵感で、毎週けっこうな距離を歩いている。
水道橋〜飯田橋は未踏破で、魅力的な飲食店が多くて楽しかった。
大阪王将で一人呑みをしてるお兄さんがいて憧れたな〜

今回は記事で紹介されていた『讃岐ブルース』に行った。
この店は立ち食いで、8人分ぐらいしかないサイズのテーブルが店の面積のほとんどを占めていた。
食券機を目で舐めまわし、とり天おろしだし醤油うどんのボタンを押した。
散々歩いたことを言い訳に、とり天を食べることをどうにか正当化する。お許しください。

ボーッと立ち尽くして待ち、うどんが届く。
あまりの腹ペコと歩き回った疲労で写真を撮るのを忘れてしまったが、わざわざ行ってよかったと思えるぐらい美味しかった。
たかが小麦粉されど小麦粉、この沼はどうやら深そうだ。
とり天もサクジュワ最高であっという間に平らげてしまった。

店を出た時の満足感が気持ち良すぎて、またちょっと飯田橋周りをウロついてしまった。
うどんウォークを趣味にしていこうか。

・家に帰り、湯船に浸かりながらTVerでラヴィットを観る。
ショーゴの結婚発表が何やら面白いことになっていたようで、さすがに確認しておきたかった。

ショーゴが結婚を報告すると「前もって知らせてくれないと」と怒りながらセットを後にする川島さん、それに続々とついて行くショーゴ以外のメンバー。
完全な放送事故に戸惑うショーゴの背後には白ベレー帽を被ったきつねの2人。
そこからメンバーの逆サプライズが展開されていく様子は朝にはもったいないくらい最高のエンターテイメントだった。

こういう生モノのコンテンツもTVerで簡単に追えてしまうのがこの時代の便利なところだが、たまにこの便利さが憎くなることがある。
今回のラヴィットのようなハプニング・サプライズは、絶対に何も知らない状態で観た方が面白さや感動が大きい。
そういうものの情報をSNSで見かけて後追いで観られてしまうのは、嬉しさもありつつ「生で観たかった」と悔しさを感じてしまう部分もある。
アンタッチャブルの復活もダウンタウンの漫才も、リアルタイムで観られなかったことをずっと悔やんでいる。

事前にある程度知っている状態で観ても、今回のラヴィットは見応えがあって素晴らしかった。
ラヴィットはどこまでも挑戦を続けている。

・続けてカミナリのYouTubeを観た。
ドンキーコングのBGM作曲家、デビッドワイズの来日ライブの様子をたっぷり動画にしてくれていて、1時間以上食い入るように観ていた。

「BGMがいいから聴いて」という動画から始まり、イギリスで奇跡的に本人と出会い一緒にライブを開くところまで到達した。
好きを探求した結果の究極系であり、カミナリのアグレッシブさと強運がもたらしたこの上ない奇跡だと思う。

ドンキーコングは私が生まれて初めて触れたゲームで、幼稚園の頃に何百回も何千回も聴いた音楽が次々に生演奏されていて気付いたら泣いていた。カミナリの2人も舞台上で同じように泣いていた。

脳のキャパシティを超えるような感動が押し寄せた時の「やーーーばい」としか発せない状態がしばらく続いていた。
地元のスーパーに向かう車内でゲームオーバーになったこと、初めてキングクルールを倒した時の喜び、20年も前の記憶が次々に蘇ってくる。

デビッドワイズ本人がライブ中ずっと楽しそうで、終始目がキラキラしていたのもとても良かった。
ジョークを飛ばしまくったあとに極上のサックスを吹かれたらもう感情がどうにかなってしまう。
今後公開されるデビッドワイズとカミナリの交流の様子もとても面白そうだった。まだまだ楽しみは尽きない。

大袈裟でなく、カミナリに夢を叶える方法を教えてもらった気がした。
とにかく好きを発信すること、好きを伝えていくことでこうして奇跡が起こっている。
この動画は何度も何度も観ることになるだろう。

カミナリに夢を分けてもらう人生、まったく想像していなかった。

脳内の引き出しが足りないので外付け脳みそとして活用しています。