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育休夫婦、最適なシフトを模索中

こんばんは。子供が生まれました。
計画無痛分娩のため37週と少し早めのお産でしたが、3000g超えの元気な赤ちゃん産まれました。元気な男の子のシラスちゃん(仮名)です。そのため夫婦揃って1年の育休に突入しました。
育休ライフを約一ヶ月運営し、つい先日一ヶ月検診も終えました。シラスちゃんは無事体重もばっちり増加、身長も成長曲線上限ギリギリとビッグに成長しています。

お産のレビューとか、子供の名付けのこととか、生まれてそうそう新生児一過性多呼吸でNICUに入院した(生後0日で救急搬送の実績解除)とか、百合子が月5000円くれそうなこととか、いろいろ話したい話があったんですが、全然そんな余裕もなく。ただただ育児が想像以上でした。本当夫婦で育休とっててよかった。「うちは育休取らずにパートナーに全部任せてます^^」みたいな人とは口も聞きたくないです(急な流れ弾)。

2人で回しているということもあり、シフトのスタイルを色々試してみています。ということで今日は2人体制での育児シフトについて書きます。

完全分離型スタイル


当初行っていたのが”10-22時が私、22-翌10時が夫”という完全分離スタイルです(表は下)。時間になったら交代というシンプルイズベストなスタイルでしたが、下記の2つの理由で取りやめました。

・夜勤の夫が昼間熟睡できない


来客だったり検診だったりと昼間のほうがイベントが多く、結局起こされるんですよね。あと普通に私が話しかけてきます(ヤメロ)なぜなら夫婦で会話する時間が取れないからです。シフト交代のタイミングで話そうとするとだいたい長く話して引き継ぎが長引いてしまい、次のシフトへ負の遺産を残してしまう・・・
ついでに言及すると、昼間に寝て夜起きる生活は人の習性に逆らってるので辛いんじゃないかなと思います。(夫は大丈夫っていってましたが)

・一緒に公園に行けない


一ヶ月検診が終わったため、シラスちゃんは短い外出であれば可能になります。家に閉じこもりっぱなしの我々は外出したいし、日中明るい公園で我が子の写真を撮りたいんです。一ヶ月の乳児ちゃんなので抱っこひもに包まれたままでスヤスヤ状態なんですが、それでも撮りたいんです。同じような画角でも、同じような表情でも、その時々のシラスちゃんの写真を何枚でも撮りたいんです。

ということで、公園に一緒に行けるようにシフトを変更しました。

模索中の育児シフト。
遅番早番スタイルでは、私とシラスちゃんが早めに一緒にお風呂に入り、その勢いで寝る。

遅番早番スタイルを試し中

”10-翌3時が夫、3-19時が私”の遅番早番スタイルです。

・完全分離型の課題解決

これだと結構夜ふかしの人と、結構早寝早起きの人の生活になるので完全分離スタイルよりは熟睡が期待できます。また10-19時の間はふたりとも起きているので夫婦で話す時間がとれますし、日中一緒に公園に遊びに行くことができます。やったあ!

・思いがけないメリット

夜ふかしの人も早寝早起きの人も(シラスちゃんが熟睡している奇跡の時間限定ですが)不可侵の静寂な夜勤時間を手に入れるのでオンデマンド研修を受けたりこうやってnoteをポチポチ書いたりが可能になります。
【2023/1/29 追記】政権が育休中に資格取得とかリスキリングとか言ってるので、謹んで訂正させていただきます。ただ、資格取得などは無理ゲーです。奇跡の時間の積み重ねでやっとnote1本かけるくらいなので。更に補足すると、シラスちゃんは(長時間睡眠こそしませんが、)かなり寝る方の赤ちゃんだと思います。
奇跡の時間の生成は、親の寝かしつけの技量などでなく、赤ちゃんの個性次第です。リスキリングを実現させるには一時保育など福祉サービスがないと無理です。というかそんなことしてるなら育児サポート充実させて職場復帰促進してキャリアつめるようにしたほうがいいのではないか。育休のとりづらさの要因は職場に穴を開ける事の後ろめたさだから。育休とったら会社側にメリット出るような仕組みづくりをしてほしい。

・残課題

ふかし生活よりも早寝早起き生活のほうがハードルが高く、19時に寝始めるのが難しすぎて睡眠時間がピンチです。慣れてきました。ヤッタァ!そもそも学生の時ですら早寝早起きなんてできなかったのに、”いわんや”といった感じです。日中眠くても我慢して、19時からガッツリ深い眠りに落ちれるよう挑戦中している様子。頑張れ・・・

結び


育児は24365でつきっきりなので、個人的には仕事よりしんどいと感じます。時間だけじゃなく精神的なプレッシャーもすごくて、仕事は何かあっても誰も死なないけど(医療福祉関係ではないので)、育児はシラスちゃんの命がかかっているのがマジしんどい。そんな中で、良かったなと思うのが夫の育休。
「男が育休とってもやることないでしょ」って今の時代に言ってくる人いないかなと思うんですが、改めて。めちゃくちゃやることあります。あり過ぎで、抱えすぎて男性側が鬱になるくらいです。(気をつけて!)
我が家は夫が育休取ったことで、こうして睡眠時間確保ができるようシフトを組んで育児に臨むことができます。男性育休なかったら私のハートはぶっ壊れてたと思います。マタニティーブルーを悪化させての産後鬱だったり、統合失調だったり、精神を病むケースは多く、家庭運営上絶対に避けたい事象です。実際2人でやってみて、もう夫なしなんて考えられないです。ワンオペ育児は無理すぎる。プロジェクトワンオペでやってるほうが全然マシです(嫌だけど)。仕事も育児も、「一人で出来てる人いるじゃん」ってケース少なからずあると思うんですけど、心身削っての代償を払っています。いつかぼろが出るんですよ。
「母親なら子供のためなら命削れるよね?」って言われたら頷かざるを得ないのですが、そんな問いを投げてきたやつは一旦ぶん殴っておいたほうが社会のためです。(母親を父親に置き換えても同じです。殴りましょう、そんなやつ。)

晩婚化により祖父母の年齢も上がり、祖父母がフォローするのって体力的に難しいですよね。我が家も祖父母が近場に範囲に住んでいるので、よく手伝いに来てくれるのですが(超助かる)、夫の穴を補えるかと言われたら絶対無理です。
現代社会において男性育休は不可欠だと思います。私の職場は男性ばっかりで、男性が育休取得なんてする雰囲気じゃないのもすごくよくわかります。でも女性一人で育てるなんて無理です。生かすはできるかもしれないけど。家庭はぼろぼろになると思います。社会よ、男性に育休を。(育休取らせないなら会社に保育所作ってくれ。生活動線がスムーズな希望の保育園に入れるようにしてくれ(ガチ)。保育士の待遇を良くしてくれ・・・ってちょっと脱線しました。)
こんな話をすると、単純に”育児の労働力として男性育休”っていうふうに見えちゃうんですが。
睡眠時間が確保できたこと以外にも、いいことがありまして。お互い育児で悩ましいことをすぐ相談したり、シラスちゃんの成長を共有したり、家族の密度が上がっていくのがすごくイイです。ある野球選手が、「(育児関連の休暇について)権利である」って話していたのよくわかります。かわいいんですシラスちゃん。すぐに大きくなっちゃうんです。不安だから早く大きくなってほしいような、今を焼き付けたいような。それと同じで、今の夫は今しかないし、今の私も今しかない。
何気ないときにふと思い出す情景ってあると思うんですけど、長い人生、冠婚葬祭や仕事以外に、子供ががっつり割り込んできても、なかなかイイんじゃないでしょうか。この情景は女性だけの権利ではなく、男性の権利でもあると思います。だって、親なんですもの。

嗚呼、男性育休が当たり前の選択肢になりますように。


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