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【節約生活#76】リベンジ消費という言葉への違和感(浪費では?)

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

「リベンジ消費」に違和感あり

 コロナウイルスの蔓延がまだまだ収まらない。そんな中、去年くらいからか「リベンジ消費」という言葉をニュースなどで見かけることがあった。その言葉にふれるたび何とも言えないもやもやした違和感を覚えるようになった。
 ちなみにちょっと調べたら「リベンジ消費に関するプレスリリース・ニュース」なども出てきた。それなりに使われている言葉なのだろう。googleで検索しても約 2,880,000 件 という表示が出てくるほどであった。

リベンジ消費は消費ではなく浪費

 リベンジ消費という用語の説明はなかなか見当たらなかったが、野村総合研究所で調査のために、「これまで我慢していた消費・行動意欲を爆発させるように、『コロナ禍以前よりも多く消費や行動をする現象』と定義」している。
 ニュースなどの文脈からしても、野村総合研究所の定義に異論はない。

 ただ、コロナウイルスの蔓延でできなかった消費とは何か? と考えながらこのレポートをみても、外食だとか旅行だとかスポーツ観戦だとかカラオケだとかがグラフになっている。ここに違和感があった。
 消費をどのようにとらえるかについてはいろいろな意見もあるだろう。ただ、節約業界では、有名な横山光昭氏を含め、支出を消費・投資・浪費に分類する。自分自身もいつしかこの3視点で支出を分けて考えていたようだ。

 だから、リベンジ消費の文脈で煽られているのは「浪費」なので、使われ方に違和感を覚えてしまったのだろう。
 もちろん浪費をすべてなくすのは精神衛生上健全ではない。しかし、コロナ禍以前の浪費を期待されても・・・・・・と思ってしまう。

浪費は常に煽られている

 今回に限らず、浪費は常に煽られている。浪費産業で生計を立てている方もいるので、浪費を煽ること自体を否定するわけではない。
 ただ、自分の価値観、金銭感覚を折に触れて見つめ直しておかないと、ついつい浪費をしてしまうことになる。
 コロナウイルスの蔓延は節約術を練習する者にとっては、浪費を減らすチャンスになっているかもしれない。2年も継続すればさすがに習慣化してくる。この間に自分が何にお金を使うのかの軸を固めておきたい。

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