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【節約生#623】身近な贅沢を書き留める

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

記録は選択と集中のはじまり

 ビジネス系からだろうか。「選択と集中」という用語は何年も前から見聞きしていた気がする。専門用語だとも感じていなかった。英語では”Selection and Concentration”というらしい。
 この戦略はリソースが限られている人に向いている。あれもこれも手を出さない。得意なところに集中していく。そう考えると、物心がついたころからこの方不景気であったのとも関係するかもしれない。ない袖は触れない。お金というリソースがないので選択して集中するしかなかったのだ。

 節約も選択と集中である。節約はただ支出を狭めるのではない。不要な支出を削って、必要な支出に集中する。
 このことに気づいたとき、自分にとって必要なものは何かということを考えはじめるようになった。それまでは自分の価値観を真面目に何日も考えることはなかった。

 noteに節約についてまとめていくと、自分の価値観が薄っすらと見えてくることがある。どこに無駄遣いがあり、どこにお金を使うべきか。お金を使いたい自分にとって必要なものを知っておきたい。記録をしないとすぐに忘れてしまう。
 記録は選択と集中のはじまりだと考えている。

身近な贅沢を記録する

 今朝自分にあてて送ったメールが届いていた。未来の自分にあててメールを送るということをなんとなく趣味としている。自分ではこれを未来メールと呼んでいる。

 本日届いたのは昨年10月の自分からのメールであった。会食があり楽しくなかったことを述べていた。短い文であったが、北海道の海産を出す居酒屋チェーンだったことを思い出した。ついでに相手も・・・。

 昔はお酒を飲むことに躊躇していなかった。今思うと何が楽しかったのだろうという気持ちしかない。昨年の自分も同じことを考えていた。あの時は仕事の一貫だったので逃げられないものではあったのだけれども。

 本当の贅沢はもっと違うところにある。

 朝早くに一杯のコーヒーを淹れる時間。今朝も豆を挽いてゆっくりと湯を注いでドリップをしていた。今日は曇りなのか朝焼けは見えない。朝にのんびりとした時間をとることができるのは贅沢である。
 仕事をはじめたころは、二日酔いに悩まされながら、目が覚めて30分で家を出る毎日であった。今では目が覚めて3時間後にnoteに向かうくらいののんびりさ加減である。この時間は他に替えようがない。

 一昨日、仕事が15時ごろに終わった。仕事の現場から駅に向かう途中で銭湯を見つけた。この時代でもやれるのかと思い、なんとなくふらっと入ってみた。520円にタオル代で50円。
 下町の銭湯は、意外にも結構人が多かった。若い人もいる。懐かしいタイル貼りで、桜の絵が描かれていた。
 自宅ではあり得ない広い湯船を2つほど堪能した。泡が出る風呂はマッサージをしている感覚であった。
 帰りは少し遠い。さらに雨。それでも帰りは体が温まって幸せな感覚であった。

贅沢を記録して集中する

 朝の珈琲時間も銭湯も、自分にとっては贅沢である。
 してみると、身近な贅沢はたくさんある。

 今まで、贅沢をちゃんと堪能していただろうか。ただお金を出して1時間や2時間を過ごしていただけではないか。それではただゲームをして暇をつぶしているのと同じだろう。

 時々というか常に書き留めておきたい。そうして反芻して幸福感をしゃぶりつくす。さらに、記録を分析して、自分が幸福だと思えることを知ることができるなら、もっともっと自分にとって楽しいことを経験できるようになる。

 今回はコーヒー時間と銭湯だけを記録した。
 共通点はひとりでゆっくりとした時間を過ごすことである。のんびりとした時間は心の余裕を作る。趣味もそうであるけれども、心の余裕を「選択」して心の余裕ができるように「集中」できるように自分を促せば、幸福な感覚を堪能して生活ができるように考える。

 コーヒーも豆から買えば高価なものでなくてよい。銭湯も一回居酒屋に行くよりも何分の一かの値段である。贅沢はお金を出すことではない。効果的に贅沢ができる方法が見いだせたのはありがたい。
 また折に触れて身近な贅沢を記録していきたい。

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