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【節約生活#18】先人の教え③価値観は磨かなければ光らない

これまでの節約術者はどんなひとなのか

 節約の技を手に入れるためすでに実践している人を参考にすると良いだろう。ということで、節約本を図書館から借りて読みながら使えそうなものを抜き出すということをしている。昨日時間をかけて2冊めを読み終えた。

 読み終えたところで、どんなことをしているかというよりも、どんなひとなのか? というようなことが大事なのではないかと考えるようになった。まだ2冊だが、2冊とも自分の価値観に実直に、そして他者の価値観に惑わされないように生活を組み立てていたからである。

2冊目はこんな本だった

 2冊目は「節約する人に貧しい人はいない。」(中川淳一郎 2016)であった。節約術の本というよりは著者の金銭感覚にまつわるエッセイというようなものであった。よって、使えそうな技としては次のようなものくらいであった。

大体の野菜・肉・魚の相場は知っておかねばならない

(中川 2016,59)

 値段については基本中の基本であろう。だいたいの野菜肉くらいはわかる。私としては魚はまだ弱い。他にもいろいろと目を配っておく必要があるとは思う。

 ただ、本書については、節約術を学びにくいものであった。本書によれば、節約は金銭感覚が大事である。著者はその個人の金銭感覚のため節約ができた。その金銭感覚は子供のころからの生き方、成長の結果とのことであった。大の大人がこれから・・・というための本ではなかった。
 節約術の抜き出しは10冊くらいやってみてまとめてみようとは思う。
 ただ、節約生活はその人の生き方や価値観に負うものが大きいのではないか。何をするかよりも、どんな人なのかが大事なのではないか。というようなことを思い至った。そうなるともはや「節約道」になってしまう・・・。

価値観を磨く

 もうひとつ別のことを考えた。価値観は自分の価値観でも、他人の価値観でも尊重しないといけないものである。しかしながら、価値観は磨いた方がより、その価値観に沿って生きることができる。
 というのは、何か状況が変わったりしたとき価値観が深く身についていないと状況に流されてるかもしれない。節約でも同じである。出費をする状況において、お金を出すかしないか自分の判断基準や判断基準のもとになる価値観を理解しておかないと周りに流されてしまう。
 自分が何を大事にしているかを強く把握するためには、価値観を考え直すプロセスを繰り返す必要がある。すくなくとも先人の節約術者は皆、なぜ節約をするのかを説明することができた。

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