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【節約生#630】捨てる練習、捨てる習慣

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

始まりから終わりまで考える

 禅のような文脈であったかと思う。
 食事のときに、食材を作ってくれた人を想って感謝し、運んでくれた人を想って感謝する。売ってくれたり、加工してくれた人のことを想像しては、また感謝をする。そうやってゆっくり食事をすると満足度や幸福度があがるのだという。

 またごみを減らす人たちの文脈では終わりを考えているという。
 つまり買うときには、それを捨てるときのことを想像する。そうすると、無駄なものを買わなくなるという寸法である。

 食事に限らず何についても、関わってくれる人がいる。身の回りのものはできるだけ気を配っていたいし、良いものを長く使いたい。そうして供養するようにお別れをしたくなる。
 そうセンシティブに考えると、できるだけ身軽でいたくなる。物を持てば持つほど不要なものにまみれてしまう。所有している物が多ければそれだけ、物に対する愛着も薄れてしまう。

 そういうわけで、物を減らすことに努めている。
 最近は朝のルーティーンに「ひとつだけ捨てる」時間を設けることにした。不要になったものを探して、捨てる物の思い出をいっときでも思い出す。そういう時間をとることにしてみた。
 また、捨てることに意識をしないと、自然に物が増えてしまうということもある。

節約は必要なものだけの精神

 節約は無駄を省くプロセスだと考えている。
 必要なものにだけお金を集中したい。だから、自分が大事にしている価値観を明確にして、それ意外をできるだけ排除していく。

 節約の大家になると、支出のミニマリストになると言ってよいだろう。お金の使うところは少なく、シンプルになる。月の終わりに家計簿を開いて、数字を見るだけで何を買ったかすぐわかるくらいがちょうどよい。

 必要なものにだけお金を使えるのであれば、お金を使ったモノやコトひとつひとつに対しても愛着を持てるだろうと考える。

未来メールの利用

 まだまだ部屋を片付け足りないので、毎朝ひとつだけ捨てるという習慣を加えることにしてみた。
 3月からなので、まだ1週間がたったばかりである。

 習慣化をするには2か月は繰り返す必要がある。よく引用される有名な研究の結果は平均66日であるけれども、最短18日、最長は254日である(表2)。 ばらつきがあるので、結局のところ自分の心に聞いてみるしかない。

 毎日続けないと習慣化はできない。そのためには続ける仕組みが必要になる。
 そこで、未来の自分にメールをするという方法をとってみることにした。毎日のように自分に向けてメールをすることにしている。無料の趣味としてはじめてみたが、すでに1年以上続いている。ここに翌日に向けてメールを1通加えてみた。

 この1週間、毎日捨てたものを1行ずつ足して、翌朝5時にメールをしている。朝にメールを開くと捨てたもののリストが目に入り、何か捨てるという儀式に忘れずに入ることができる。

 いつか本当のミニマリストになったら、毎朝捨てるものはなくなるだろう。そこまではならないだろうけれども、しばらくは朝にひとつだけ思い出しながら捨てるということを続けていきたい。

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