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チークダンスを強要されたこと

先日、会社の重鎮が集まる飲み会があり、
部長とチークダンスを踊らされました。

一次会が終わり、部長と2人で電車で帰る羽目に。
相当酔っていらっしゃったのか
電車でも距離が近いことにすでに嫌悪感。

「この後駅降りたら2人で二次会に行くか。」

・・・断れませんでした。

部長の行きつけのスナックに行き、
カラオケを交代で歌っていると、
いきなり
「立て!」と言ってきて、
チークダンスの体制をとらされたんです。

今月30歳になった私ですが、
チークダンスという言葉自体知りませんでした。(笑)
昔の映像を調べたらその名前が出てきました。(笑)

↓こんなやつ

いらすとACより

こんなイケてるビジュアルでは決してなかった。(笑)


手をつなぎ、
お互いの体を密着させ、音楽に合わせて踊る。
お店には他のお客さんもいる中、
父親くらい年の離れているおじさんと。

酒臭い、気持ち悪い、恥ずかしい、帰りたい、
いろいろな感情がこみ上げてきて、
一気に吐きそうになった。
あの瞬間は一生忘れません。

会社の人には言えませんでした。
その人は、次の総会で専務になることが決まっていたから。
うちの支社から専務がでることは何十年ぶり。
支社としても要望が通りやすくなる絶好のチャンス。
そのタイミングで
その部長がセクハラで処分されるなんて、
そんなみっともないことは絶対にさせられませんでした。

無にならなきゃ。笑顔でいなきゃ。
こんなことでいちいち被害者ぶるなんて自意識過剰だ。
そう自分に言い聞かせ続けました。

今日のことは忘れよう。
何事もなかったかのように気持ちを切り替えました。

しばらくして、友人とLINEでやりとりをしている中で、
ふと、その話を自虐ネタなノリで打ち明けてみたんです。

文字を打ちはじめた瞬間、
大量の涙が零れてきました。

あぁなんだ。
私、つらかったんだ。傷ついてたんだ。

その時初めて
あの時感じた感情を素直に受け入れることができました。

自分の感情を必死に押し殺して、ヘラヘラしてたけど、
本当はボロボロだった。

結局、会社には何も言いませんでした。
しかし、
あの日友達に話を聞いてもらって、
自分の感情を素直に受け入れることができて以降、
気持ちがとても楽になったんです。


今、自分はつらいと思っている、
傷ついている。

そうやって、自分の感情を実況中継するだけでも
気持ちが楽になるんですね。

経験で得た学びとして
ここに書き留めさせていただきます。






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