引きこもる息子の才能とは?
引きこもりの息子には、人を癒やす才能があると思うねん。
ここ最近、私の母親がなんだかおかしい。なんだか心の病のような?離れてるからはっきりとはわからないけど、元気がない。
恐らく引きこもっている息子だからこそ、今何やら心を閉ざしている母親を癒やしてあげれるような?そんな気がしている。
私は今放課後等デイサービスで働いているが、働くことで癒やされて元気をもらっている。
その働くスタッフの中には、かつて教え子だった子もいる。今ボランティアにたまに来てくれる子も、かつては教え子だったりもする。
今日は、かつて教え子だったA君の話を少ししようと思う。
A君は、当時高校3年生だった。いつもうつむき加減で、自分から話しかけるようなタイプではなかった。
その当時通っていた通信制高校のクラスメイトの愚痴なんかをよく私は聞いていた。話すことで彼が楽になり、癒やされるのなら嬉しいな~といつも思っていた。
A君はとても手先の器用な子で、工作なんか私よりも上手で、とにかく丁寧だった。寡黙なタイプだが、年下の子ども達から慕われていて、面倒見のいいお兄さん的存在で、とても人気者だった。
放デイは高3でとりあえずは卒業なんだけど、A君は、就労で働きながらもたまにボランティアで遊びに来てくれていたようだ。
私は、息子が小学校に入学するタイミングで、午前勤務で働きたかったのもありそのバイト先を辞めた。しばらくは、未就学児を相手に違うところで仕事をしていた。
この度、息子が、安定した不登校になり、留守番も出来るようになった笑
そのタイミングでまた前の放デイで働くことにした。
すると、かつてボランティアで来ていたA君は、なんとフルタイムで仕事をしていたのだった。
かつての教え子は、私にはもはや大先輩なのだ!
通っている子ども達のことを、事細かく把握してくれ、私に教えてくれる頼もしい先輩なのだ!
うつむき加減のかつてのA君はもういない!
彼の得意を活かし、子ども達の工作を担当する先輩スタッフだ。
自分の仕事に責任を持ち、やりがいを感じて働いている姿に、私がどれほど感動したと思いますか?
これほどまでに、人は仕事をすることで変わるのか?
こうやって、人は自信をつけて前に進むのか?
私は、A君に沢山教えてもらっている。
今、私は不登校の息子を育てている。かつて不登校の経験もあるA君に、色々教えてもらっている。本当にありがたいことだ。
A君はね、きっと沢山悩んできたと思う。だからこそ、バイト先の子ども達の心がわかるような気がする。子ども達はA君が大好きだ。どんな反抗的な子どもも、A君の言うことは聞くんだよね~笑
子どもは、自分をわかってくれる大人が好きなんだと思う。A君といると私もなんだか落ち着くし、とても癒やされる。
私は引きこもっている息子にはいつも言う。自信を持って言う。
あなたには、人を癒やす才能があると。
引きこもってしんどい今が、きっと役に立つ時がくるとも言う。
そう自信持って言えるのは、私がA君の成長を傍で見ているからかもしれない。
ここ最近、ずっと家から出られない息子。GWは、実家に遊びに行こうかな?と言い出した。息子には人を癒やす能力があると、私は信じている。
息子の力で、なんとか母親も少し元気になってくれたら嬉しいな~。
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