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北へ 2 現実との境界線
オートバイに乗ると良くあるのだけれど、特に夜の高速道路や雨のバイパスなど景色を楽しんだりすることの少ないシチュエーションでは、たびたび僕の意識は内に向かって行く。今夜は特にメンテナンスしたての愛車の内部へと深く入り込んでいた。そしてキャブレターからエンジン内部に入り込んだ意識が排気ガスと共にマフラーから吐き出されるように、ある瞬間にふっと我に帰る事もよくある。決して上の空で運転しているわけでは無
もっとみるイラスト1 スペンサーのCB900F
オートバイのある風景の見出しにも水彩画をいくつか使っていますが、僕はイラストも描きます。
せっかくなので少しずつ掲載していこうと思います。
まずはフレディ・スペンサーのCB900F
サイドカバーには750Fとありますが、900をベースにレギュレーションいっぱいの1000ccにスープアップしたワークスマシンです。
シルバーにブルーのストライプのこのCBはスペンサーレプリカとしてとても人気のある
オートバイのある風景12 第三京浜とライムグリーンのGPZ750
無事限定解除を済ませた僕を静岡のバイク屋で待っていたのは、1983年式のカワサキGPZ750だった。
このバイクは僕がリクエストしたのではなく、また店の在庫でもない。Sさんの先輩Oさんが持っていた要はお下がりバイクなのだが、レースメカの経験もあるOさんが仕上げたかなりの上物なのはもちろん、何よりその色、ライムグリーンがカッコよくて一発で気に入ってしまったのだ。
このGPZ750には元々ライムグリ