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最近考えた自分のキャッチコピー’真面目な少年’ | 大学生 | ラテンアメリカにて食卓…

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最近考えた自分のキャッチコピー’真面目な少年’ | 大学生 | ラテンアメリカにて食卓を巡る旅 | diningscape

最近の記事

美しく変身を遂げる✴︎遊学日記week6@CDMX, México

楽観的なわたしは、ころん、と楽しさを取り戻す。 5/20 アメリカ人考案の定番ストリートフード : gringas ○このまま沈んでいくんじゃないか 月曜日、家を出る時におなかのあたりをぐーっと押し込まれるような感覚とともに家を出た。あれは不安とは別の何か。 バス停までの道、ぶつぶつつぶやきながら最近の出来事を思い出す。バスの中でも私の中の重たいなにかの皮を少しずつ剥いて、軽くすることはできないかと思いを巡らす。 不安や悲しみといった暗くてずっしり重たいものだけではなく

    • 纏うものの移ろい✴︎遊学日記week5@CDMX, México

      数字が増えていくのが怖い理由を考えたい。向き合わなければいけない。 水曜日ごろにこんなことを思っていた。 5/13 すれちがいゆきちがい 出国日、成田空港に到着してから気がついた最初のやらかしはデビットカードを家に置いてきたこと。クレジットカードでも事足りるのだけれど、デビットカードがあると何かと便利なのではないかと思っていたし、クレジットカード機能つきだったのもあって、分散して持ち歩いて万が一のことがあったときの心の支えにしようと思っていたのに。 忘れたことにショッ

      • ことばが肥えていきますように✴︎遊学日記week4@CDMX, México

        言葉にできる動きや想いが少ない。それでも今わたしの口からでてくる言葉たちは薄っぺらいわけではなくて、今のわたしが伝えたいこと。 5/6 どらやきもどき あんこをおいしく食べてほしくて、どらやきを作ろうとした。  小麦や水が日本とは違うのが問題なのか、大さじ小さじを見つけられず感覚を信じたのが問題なのか、わからないけど失敗した。 甘い、生地がさらさらで焼く時に広がってしまう、もちもちを超えて固い、焼き目がまだら。 そんな失敗作もホストファザーはおいしいと言って食べてく

        • 当たり前が増えてきた✴︎遊学日記week3@CDMX, México

          水を飲む。浄水器の水が少なくなっていたら、いつも通り水を汲む。 洗濯をする。洗濯機が知らせてくれるタイマー通りに洗濯物を迎えにいくと、残り6分と表示されていて、またか、と思う。 お皿を戻す。迷うことなく正しい扉に手を伸ばしている。 当たり前にからだが動いてきた、家のなかだけ。 4/29 どこにいるのか忘れていた 部屋のドアを開けておくと来客がやってくる。わたしの方が新参者。 映画を見に行った。 Mi Amigo Robot (Robot Dreams) セリフは一切

        美しく変身を遂げる✴︎遊学日記week6@CDMX, México

        • 纏うものの移ろい✴︎遊学日記week5@CDMX, México

        • ことばが肥えていきますように✴︎遊学日記week4@CDMX, México

        • 当たり前が増えてきた✴︎遊学日記week3@CDMX, México

          pan de melón✴︎遊学日記week2@CDMX, México

          わたしをとりまくあらゆるものが新しい。 新しいことがあらゆる場所にてんでばらばらに落ちていくように感じる。 落ちていくものを全て拾うことは今のわたしには難しくて、でもどれを選んで並べていけばいいのか、検討もつかない。 大きな不安の波に飲み込まれてしまいそうになった一週間だった。 4/23 ◯Vancouver International Airport しっかり予定をたてないまま出国しているので、ほとんどのチケットをぎりぎりに取っている。つまり、メキシコからいつ・どこへ移動

          pan de melón✴︎遊学日記week2@CDMX, México

          ありふれているもの✴︎遊学日記week01-2@Vancouver, Canada

          4/17 Calgary→Abbotsford→Vancouver 緊張しながらも結構しっかり寝れた。寒くなければどこでも寝れる自分、ありがとう! Abbotsford空港は小さくてかなりすっからかんだった。 Vancouver行きのバスを待ちながら、隣に座るママさんとお話をした。一人旅をするわたしにびっくりした後、彼女の息子さんの話をしてくれた。 大学に通いながらお父さんのお仕事である通信系の技術職のアルバイトをしているらしい。結構稼いでいて、今度新車を買うという。そし

          ありふれているもの✴︎遊学日記week01-2@Vancouver, Canada

          15時間もお得な1日✴︎遊学日記week01-1@Banff, Canada

          2024/04/14 18:30に日本を飛び出て、9時間のフライトの末にCalgaryに着く、予定だった。 フライトは2時間半くらい遅れて、前から予約していたバスは逃して、日本にいる間に新しく予約した(痛い出費)バスにはきちんと間に合う時間に、Calgaryに着いた。 飛行機の中では念願のWonkaを見た Willy Wonkaがあらゆる場所に旅に出るように、わたしも見ず知らずの場所に足を運ぼうとしている。彼はあらゆる材料を集めて、箱の中にためていく。まだ数ページしか使

          15時間もお得な1日✴︎遊学日記week01-1@Banff, Canada

          選択問題の間違いを考える時間

          もうそろそろ働いて4年目になるバイト先。メニューをみんなしっかり覚えているか試すテストを作った。 選択問題の間違いは、結局は間違いな訳で、実際にはないもの。 でも、それっぽくなければ、回答者を悩ませることもできない役立たずなもの。 嘘だけど役に立つもの この時間がなんだか少し愛おしくて、一問分だけChatGPTとお話して満足してやめた。 みんなに満点をとってほしいけど、わたしの嘘が少し役に立つ姿も見てみたい気持ち。

          選択問題の間違いを考える時間

          わたしにとってのクジラ

          大学3年生の夏、なにもない1週間をそっと、大事にとっておいた。 どこか遠くへ、全く知らない地へ足を運びたい。 すぐ近くのあの人を、大切に思うことを末長く積み重ねていきたい。 『旅する木』を読んだとき、そんな思いを抱いた気がする。 彼が好きだと語るアラスカのクジラ。 彼は重ねてこう綴る。 ほんの数分であたり一面霧に包まれる山の中で、アスファルトの道を進む人がいる。進む先に暮らしがある。 出発準備 まっさらなまま、大事に守り続けた1週間をどう過ごすかを考えていた。 家

          わたしにとってのクジラ

          行きは2つ、帰りは1つ

          電車の中、ショルダーバッグともう一つ、お花と封筒が入った袋を膝に乗せた人が4つ隣に座っている。 1月後半から1ヶ月くらい、誰かと一緒に食べるご飯を作ることが何度かあった。 誰と食べるか、いつ食べるか、考えながら作るのは楽しい。 ただ、肉じゃがとか卵焼きとか、勝負‼︎って感じがするものは緊張するから作らない。それっぽい見た目で、美味しそうな味が想像できるものをつくる。そして見た目の割に簡単なもの。 珍しくお菓子を作った。 お菓子作りって、思ってる2倍くらいの時間がかかる

          行きは2つ、帰りは1つ

          No worry, beef curry

          このあいだ久々に熱を出した。 たいした数字じゃないのにからだがずどーんとしていた。 おもりを体にのっけながら、どうしてもやらなければいけない課題と向き合っているときに出会った言葉。 No worry, beef curry 間違えておふざけサイトでもみているのかと思った。 Don't worryってことらしい。ハワイ特有の格言?スラング? とっても愉快だと思ったし、カレーが食べたくなった。 2024年になってデビューしたもの 編み物を始めた。 ずーっとやってみた

          No worry, beef curry

          hereではなくthere③

          旅人が見るものや聞くことはほんの一部。そしてときに興味は暴力性をもち、刃となって誰かの心を傷つけることがある。 ただ、知りたいを見て見ぬふりして、自分の中で引っかかっているなにかを見えないように布をかぶせて、楽しいだけを持って帰るのことはしたくない。 ようやく本題、というか、'hereではなくthere'、このタイトルでnoteを書き始めたきっかけ。 遠い国の話 インド2週間の滞在は観光半分、勉強半分だった。 インドの都市部と農村部の経済格差の現状を見たい、話を聞きた

          hereではなくthere③

          hereではなくthere②

          いろんな感情がぐるぐるとしてきた。 書きながらもぐるぐるしてきた。 白い甘い何か、ガヤ ガヤ、釈迦が悟りを開いたとされる仏教の聖地ブッダガヤが南方に位置する。町の三方を岩山が囲む、のどかな町。 バラナシからガヤに向かう寝台列車。取れたチケットは2Aが3枚、SLが3枚。 好奇心と共にSLのチケットを選び、3人の友人と別れた。 乗るときから戦争。 座席番号はあるものの、SLはチケットを持たない人が多く紛れ込んでいるエリア。日本の新幹線とおんなじくらいの幅のドアが空いた

          hereではなくthere②

          hereではなくてthere①

          トゥクトゥクの運転手と言い合いをして、人と車の多さに参って微熱を出して、とんでもなく辛いカレーのおかげでお腹がゆるくなって、トイレも綺麗じゃない。でも、ものすごく魅了された国。 【hereではなくthere】の進み方 途中まで書いていたらとんでもなく長くなりそうな予感がしたので、分けることにした。 ①と②は旅の記憶。五感がたくさん刺激された日々をつらつらと綴る。 ③は旅がきっかけの考え事。たくさんの人にお世話になりながら見聞きしたこと、友人と話したこと、自分なりに考え

          hereではなくてthere①

          ポロポロ

          最近流した涙は悔し涙。 自分の中にぼやぁっと現れる、まだ小さくて形になっていないものを、見て見ぬふりしてしまう。向き合って、考えて、書いて、言葉にするのが怖くて、寝て、気づいてないふりをする間に時間が解決するのを待っている。 いよいよ成り行きにまかすだけではどうにもならなくなった。そんなとき、自分が何をしたいのかうまく言葉にできなくて、話している間に言葉にしているものが本当にやりたいことなのかその場で取り繕っているのか曖昧になって、また逃げているだけなのかもと考えたら悔しくて

          ポロポロ

          頭の上に黄色が咲く日

          雨が苦手。 世界が少し暗くなるところとか、間違えて水たまりに突っ込んで靴下がびちゃびちゃになっちゃうところとか、お気に入りのスカートが着れないところとか、いい音のなる落ち葉が力を失うところとか。 最寄駅から高校までの15分の道のり、雨の日のわたしの頭の中はいつもこうだった。 雨の好きなところ。 小雨のとき、傘に当たる雨音が心地よい。 傘を広げると頭に上に黄色が咲く。 この間の雨の日、友人の頭の上にはお花が広がっていた。こうやって1日1日がかけがいのないものになる。

          頭の上に黄色が咲く日