引き込まれる映像作家ごーしゅの世界観
みなさん、こんにちは!
CGCOSMOSを運営しています、末永涼馬と申します!
CGCOSMOSでは、様々なCGクリエイターが持つ独自の考え方やマインド、エピソードに触れることで、CGを仕事とする上で悩む方やこれからCGを仕事として追求したい方々に新たなアイデアとインスピレーションを生み出す場所を提供していきます!
またこの度、12月1日にコホート型学習でCGを学ぶ場所としてCGVILAGEを開講することにしました。
みなさんの周りに他の業種でCGを触ってみたいと思っている方やCGを初めて見たいと思っている方がいれば、ぜひ広めていただきたいと思います。
本気で、参加してくれた方々には人生のターニングポイントとなる学習体験をしたいと思っています。
Youtube・tiktokでも告知をしていますので、そちらも拡散していただけると幸いです🙇♂️
Youtube:https://www.youtube.com/@senuper_ry
tiktok:https://www.tiktok.com/@senuper_ry
では早速、CGCOSMOSの第9号を飾るのは
映像作家・ごーしゅさんです!
自己紹介
--まず、ごーしゅさんの自己紹介をお願いします!
ごーしゅ:現在は大学生をやりながら、3DCGと2Dアニメーションをメインに映像作家として活動しています。ごーしゅといいます。よろしくお願いします。
CGに興味を持ち始めたエピソード
--ごーしゅさんがCGに興味を持ち始めた始めたきっかけは?
ごーしゅ:実は私は昔から大のアトラクションオタクなんです。
特に好きなのが、USJのスパイダーマンのアトラクションみたいな映像を組み合わせた体験型アトラクションなんです。
そしていつだったか忘れたんですが、映像と組み合わせたアトラクションが好きすぎて自分でアトラクションを作ってみたいと思うようになっていたんです。
そこで、まず知ったのがアトラクションの際の映像はCGを使っていることでした。それからCGを学べば、こういった映像を作れるんだと思ったことが一つのCGに興味を持ったきっかけですかね。
あとは洋画が好きで、メイキングの映像を常にみていたことも興味を持ったきっかけの一つだと思います。
--ごーしゅさんは2Dアニメーションもメインとしてやっているとのことですが、2Dアニメーションの方で興味を持ち始めたきっかけとかてありますか?
ごーしゅ:もともと、自分はいわゆる日本のアニメとかは「ワンピース」や「ドラえもん」といった王道のものしか見ていなくて、2Dアニメーションを描くようになるなんて思ってもいませんでした。
ただ、中年生三年の頃に、アニメの「化物語」をみて、コラージュみたいな特殊な表現がなされていたことで普通のアニメとは違うなと思い、すごい惹かれたんです。それと、「ずっと真夜中でいいのに。」の「秒針を噛む」のMVを見た時に、アニメーションが中心に描かれていたことに興味を惹かれたんです。この二つの影響が私の2Dアニメーションを興味を持ち始めた影響はかなり大きいですね。
ターニングポイント
--ごーしゅさんの映像作家としてのターニングポイントはありますか?
ごーしゅ:高校一年生の途中から精神的な病気にかかったことと、その後コロナ期間としてあまり学校に行かなくても良く、自分の時間をとれたことですかね。
私、実は3歳の頃からバイオリンをやっていたんですよ。そしてそれと同時に小さい頃から絵を描くことが好きだったんですね。
どっちも好きなままやっていたんですけど、高校生になると進路とかも考えないといけないじゃないですか。そこでちょうど、精神的な病気にかかったこともあったり、その後コロナ期間としてあまり学校に行かなくても良くなったりと、自分の時間を多く取ることができたんです。
この時に多くの時間の中で、自分自身と向き合って「自分は何がしたいのか」とかを考えるようになったんです。
その時に出たのが、「自分は何かを作っていないと生きていけない生体だ。」ていう結論だったんです。
いわゆるマグロが泳ぐのをやめたら死ぬみたいなやつです。(笑)
そこから、前までは興味があるなて感じだったCGと2Dアニメーションをチュートリアルを見たり、実際にソフトに触れたり、情報をネットで漁ってみたりなどをして、本気で始めましたね。
なので、自分にとってはあのコロナ期間はすごい大事なターニングポイントだと思っています。
マインド・考え方
--ごーしゅさんのクリエイターとしてのマインド・考え方が大きく変わったエピソードとかってありますか?
ごーしゅ:今でも考え方とかは変動していっているんですよね。
そうですね。「デザインとは何か」という話になってくるんですけど、高校三年生の頃にテレビで林修先生の対談の番組があったんですよ。そこでアーティストの大西拓磨がデザインとは何かの一個の解釈を説明していたんですね。それが私自身の思っていたことを言語化したバージョンみたいに共感できたんですね。
その時に話されていたことていうのが、自分のうろ覚えなんですけど(笑)
その大西さんが上野動物園のめちゃくちゃ汚い壁にパンダの落書きをするんです。そのパンダの落書きを描く際に、その汚れを黒として汚れを残しつつもパンダを書いていたんですね。
これを例にして、上野動物園といえば、パンダですよね。そしてパンダて白と黒の動物ですよね。壁は汚れていて黒だった。汚れを落とすと白くなった。
この循環が完成した瞬間がデザインが成立しているていう話だったんですよ。
この時に私はこういう本質的な作品が作りたいと思ったんですね。
そこからかなりクリエイターとしての考え方が変わったなと思います。
--そこの変わった考え方ていう所を深掘りしたいんですけど、具体的にどのような考え方に変わったのですか?
ごーしゅ:デザインとして、コンセプトとして確立された作品を作りたいという考え方ですかね。最近だとソニーピクチャーズの「スパイダーマン:スパイダーバース」とかいい例だと思います。
この作品はアメリカンコミックスを映像化するというコンセプトで作られています。
少しネタバレになってしまうんですけど、主人公が今までのスパイダーマンではなく、二代目のスパイダーマンでアフリカ系アメリカ人(正確にはアフリカ系とラテン系)の男の子なんですよ。
そして、アメリカの中でアフリカ系といえばストリートカルチャーなんです。
例えば、カリグラフィといった落書きや、ヒップホップなどのリズムが強い音楽とかです。
そういったアフリカ系のストリート文化色が今作には色濃く出ています。
それが、今作のコンセプトとびっくりするほどマッチしているんです。
見た目もかっこいい、音楽もかっこいい、でもスパイダーマンであることは失われていない。映像として成立されたものになっている。
こういったように、要素一つひとつが意味を成しているというか、綺麗に噛み合うように落とし込んでいくため、デザイン・コンセプトをコントロールするようにしていますね。
失敗や後悔した経験
--少し話を変えます。ごーしゅさん、これ失敗したなとか後悔したなていうことはありますか?
ごーしゅ:基本失敗はしていないと思っているんですけど、後悔したていう点でいうと、3DCGと2Dアニメーションの二つを同時に始めてしまったがために、どちらもスキルアップのしなければならない状態になってしまったところですかね。
最近こっち触っていないなとかてなったりしますね。(笑)
活動をしていく上での自分ルール
--ごーしゅさんが活動をしていく上で、自分ルール的なものはありますか?
ごーしゅ:制作を長く続けていくために、自分をコントロールするようにしています。
私自身、どうしても無理をしてしまう性格なので、なるべく頑張って無理をしないようにタスクオーバーしないようにしています。
でも、自分もその時に自分がどうしてもやりたいものだったら無理はしてしまうんですけどね。(笑)
インスピレーションをもらうもの
--ごーしゅさんがインスピレーションをもらうものはありますか?
ごーしゅ:やっぱり、他の作品を見た時ですかね。
具体的にいうと、世に出ている商業的な作品を見たとき、アートの作品を見た時、SNSの同年代の子たちの作品を見た時ですかね。
--やはり、それぞれもらうインスピレーションは違いますか?
ごーしゅ:やっぱり違いますね。
商業的な作品や同年代の子の作品を見た時は、「なんでその作品が受けたんだろう」とかその作品のいい点等からインスピレーションをもらいます。
アート作品を見た時は、アート作品てその作った人の思想が全面的に出ているものが多いので、その自分にはない思想を感じ取れるところからインスピレーションをもらいますね。
原動力
--ごーしゅさんにとって3DCGや2Dアニメーションをやっている原動力はなんですか?
ごーしゅ:自分は言葉とか文字とかで自分の思いとかを伝えるていうのが得意な方ではないので、それを作品にぶつけて発信できる、できているこの達成感みたいなのが原動力になっていますね。
今後の目標
--ごーしゅさんの今後の目標や展望はなんですか?
ごーしゅ:いま自分は、かなり色んな分野に片足を突っ込んでいる状態でして、2Dアニメーションや3DCGはもちろんそうなんですけど、実写の映画の業界とかにも片足を突っ込んだりしています。
各業界、違いもあるなと思うんですけど、私はそれぞれの業界「何か表現を作っている」ことと「モノづくりに対する姿勢」は変わらないと思っています。
だから、今後、将来的にはこのそれぞれの業界の垣根をなくしていくものであったり、表現であったりを作っていきたいとは思っています。
あとは、自分が納得いくものを作っていきたいということですね。
周りの人とかからは嬉しい言葉をいただくことはあるんですけど、なかなか自分が納得のいく作品が仕事の際でも作れなかったりとかがあるので、今後もスキルアップをしつつ、自分が納得がいくものを作っていきたいと思います。
最後に一言
--最後にこの記事を見てくださる人たちに向けて、一言お願いします!
ごーしゅ:ここまで、私の話を読んでいただいてありがとうございます。
私自身、人に何か言える立場ではないんですけど、自分も今現在進行形で作品に対して悩んだりとか、考えたりして作品作りを頑張ろうとしているので、この記事を読んで自分の作品を作ろうと思っている方は一緒に頑張っていきましょう。
--ごーしゅさんありがとうございました!!!
ここまで読んでくださった皆様、読んでいただきありがとうございます!
そして心よくインタビューを引き受けて下さったごーしゅさんありがとうございました!
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