IRISの”挑戦する人、辛い現実の支え”となる空想世界
みなさん、こんにちは!
CGCOSMOSを運営しています、末永涼馬と申します!
CGCOSMOSでは、様々なCGクリエイターが持つ独自の考え方やマインド、エピソードに触れることで、CGを仕事とする上で悩む方やこれからCGを仕事として追求したい方々に新たなアイデアとインスピレーションを生み出す場所を提供していきます!
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では早速、CGCOSMOSの第14号を飾るのは
IRISさんです!
【活動経歴】
10歳→自分の好きだった魚や自然をメインにした絵を描き始める
12歳→初めてAviutlというソフトを使い映像製作を始める
16歳→染織作家(タイダイ染め)として約8年間活動し、現在の活動を優先するため一時引退
20歳→音楽製作を始め、仲間と東京でイベントを企画、レーベル活動を運営、海外のアーティスト来日イベントでDJとして何度か出演させて頂く
自己紹介
--IRISさんの自己紹介お願いします!
IRIS:1997年生まれ、26歳 I R I S です。
ストーリーあるファンタジーをコンセプトに、音楽、3Dアート、シルバーアクセサリーの製作をしています!
CGを始めたきっかけ
--CGを始めようと思ったきっかけは?
IRIS:僕が3Dに興味を持ったきっかけは、ILLENIUMという海外のアーティスト、音楽プロデューサーの影響が一番大きいです!
3Dを始める以前は、音楽製作をメインにアーティスト活動をしていて、音楽を作る際は常にコンセプト、ストーリーを考えていました。その抽象的な表現の幅を広げたいという想いからカバーアートや映像のための3Dを独学で学び始めました。
--ILLENIUMの影響が一番大きいとのことですが、ILLENIUMのこの曲が一番影響を与えた!みたいな一つの曲とかってありますか?
IRIS:Awake というアルバムで、カバーアート、世界観の虜になったことが、自分もそうありたいと意識させられた作品ですね!
ILLENIUM 本人がアートを作っているわけではないですが、自身のロゴである不死鳥をコンセプトにした視覚表現までこだわっていて、ライブパフォーマンスからリリースまでストーリーある活動に尊敬しています!
Awakeの曲全てがまるで映画を見ているかのような情景を想像させられて大好きですが、『Sound of Walking Away』が一番好きです。
ターニングポイント
--IRISさんのクリエイターとしてのターニングポイントはありますか?
IRIS:僕が創作を始めるきっかけになった出来事が小学3年生の時で、この経験が今の考えや活動の基になっていると思います。
以前は、サッカー、空手、水泳とスポーツが大好きな子供でしたが、10歳の時“ペルテス病”という足の股関節の骨が潰れていく病にかかりました。初期症状は片足のみで装具、松葉杖での生活をしていましたが、最終的には両足発症し寝たきり入院生活が始まりました。歩くことができず、足は包帯でベッド上に固定、吊るされた状態、手術後は車椅子生活でした。
痛みと不安、不自由な生活から夜も眠れず、好きだったスポーツもできない地獄でしたが、ゲームや映画を見ている時間はあっという間で、辛い時をファンタジーが助けてくれました。今の活動がファンタジーメインになっていることの理由で、今度は僕が作る側として誰かを楽しませ、辛い思いをしている人の支えになりたいと活動するきっかけになりました。
また、この入院生活を通して、ベッド上で出来ることを好奇心のままやり続けました。裁縫、編み物、パズル、ルービックキューブ、ゲームそして一番は同じ部屋の大学生から教えて頂いた絵を描くことです。
何かに夢中になっている間は痛みと時間を忘れることができて、凄い楽しかったです!
この生活の全てが今の自分に至ったコアなのかなと思っています。
--やっぱり、IRISさんの精神的な部分や考え方でもこういった経験は大きな支えになってるのでしょうか。
IRIS:あの経験が今の自分を作り上げていますね!
あれより辛いことは中々ないと思っていて、今後何か起きたとしてもなんとかなってしまいそうという感覚から楽観的に生きてこれています!
無意識にその考えに至った結果、もともと強かった好奇心のままに、失敗も周りの目も気にせず今まで色んな挑戦をしてこれたと思います!
そしてこの考え方は、仕事でも活かされていますね!
20歳の頃、プライベートでも行ったことのない海外出張(タイ)に1人で機械を納める案件を任されたのですが、英語もできない中色々ありつつもなんとかなったりしています!笑
マインド・考え方
--大事にしているマインド・考え方は何ですか?
IRIS:色々経験してきた中で共通しているのが、“好奇心”からトライアンドエラーを繰り返し“探究心”から作品のクオリティーを追求し、何より“楽しむ”こと、そして最後に“天狗にならない”ことです!
自分に満足してしまった時、好奇心と探究心が薄れ、自身の成長を楽しむことすらできなくなってしまうと思っているので、自分に満足できないよう高い理想像をイメージし続けるよう意識しています。
活動をしていく上での自分ルール
--クリエイターとして活動をしていく上で、自分ルール的なものはありますか?
IRIS:一番はかっこいい、かわいいといった表面的な表現だけでなく、ストーリーや世界観、設定を考えながら一つ一つ思いを込めた作品を構築していくことです!
そして音楽、3D、アクセサリーと共通して、自分の求める理想像と現状の作品を比較し、納得できない部分は妥協せず追求し続けることです!
インスピレーションをもらうもの
--IRISさんがインスピレーションをもらうものは何でしょうか?
IRIS:ファンタジー映画もですが、自然から受ける影響が大きいです!
僕の求める作風も、“自然と生物が魅せる美しい世界”で綺麗な景色から連想して、現実にこんな世界があったらいいなと創造して作っています。
原動力
--IRISさんのCGをやっている原動力とはなんでしょうか。
IRIS:一番はイメージした世界観を表現として形にすることがとにかく楽しいからです!
そして前でお話しした、僕の作品を見て楽しんで貰えたり、今が辛い人にポジティブな影響を与えることができたらと考えながら活動しています!
これらの想いを詰め込んだ活動が2024年活動開始した僕のブランド「XENOA」です。
コンセプトが『冒険しよう、空想世界』で理念が“何かに挑戦する人、辛い現実の支え”として、冒険のお供となるようなアイテム、ワクワク、ファンタジーをお届けしたい想いが込められています。
今後の目標
--今後の目標はなんですか?
IRIS:『XENOA』というファンタジーで統一した世界を広げていくことです!
僕が今まで経験したことを組み合わせ、音楽、3Dアート、そしてシルバーアクセサリーと、まるで映画をすごく小さくしたような活動をイメージしていて、より多くの人に楽しんでもらえたら良いなと思っています!
最後に一言
--最後にこの記事を見てくださる人たちに向けて、一言お願いします!
IRIS:最後まで読んで頂きありがとうございます!
僕の過去や、作品に対する想いについて言葉でお伝えする機会は今までなかったので、何か良い刺激になることができたらとても嬉しいです!ぜひ一緒に成長していきたいので切磋琢磨よろしくお願いします!
ここまで読んでくださった皆様、読んでいただきありがとうございます!
そして心よくインタビューを引き受けて下さったIRISさんありがとうございました!
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