気まぐれから始まった優のクリエイティブな挑戦
みなさん、こんにちは!
CGCOSMOSを運営しています、末永涼馬と申します!
CGCOSMOSでは、様々なCGクリエイターが持つ独自の考え方やマインド、エピソードに触れることで、CGを仕事とする上で悩む方やこれからCGを仕事として追求したい方々に新たなアイデアとインスピレーションを生み出す場所を提供していきます!
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では早速、CGCOSMOSの第15号を飾るのは
優さんです!
自己紹介
--まずは、優さんの自己紹介お願いします!
優:はじめまして!優と言います。
Blenderというソフトを使って3DCGを制作しています。
作品の方はX(旧Twitter)に掲載しています。
CGを始めたきっかけ
--CGを始めようと思ったきっかけは?
優:私がCGを始めようと思ったきっかけは、新しいもの好きの友人がきっかけでした。
その友人はblenderの操作など全く知らない状態だったのですが、勘でblenderを操作してひよこを作っていたんです。
作っていたひよこの方は少し形が歪な怪物寄りのひよこでしたが。
ですが、その友人のblenderの操作など全く知らない状態なのに、新しいものに挑戦している姿を見て「すごいなあ」と、私はその友人をすごく感心して見ていました。
元々CGに興味はそこまで無かったのですが、その友人に感化され、自分もやってみようと思い、実際にCGのソフトを触り始めてから一気にCGを作る事にも見る事にも興味が出てきました。
ターニングポイント
--優さんのクリエイターとしてのターニングポイントはありますか?
優:Blenderを使ってCG作品を作っていくうちに、知り合いにもたまに見せるようになりました。
すると、ある知り合いが、ちょうど仕事の関係上CGを使える人を探している最中で、その知り合いに仕事の依頼を頼まれました。
まだその時はblenderを触り始めて1年ほどだったので、自信がなくその依頼を断ろうと思っていたのですが、熱心に知り合いが依頼を頼んでくれたので、頑張って依頼を受けてみようと決心しました。
この出来事が、趣味であるCGが仕事をするツールへと変えてくれた大きなきっかけになりました。
--では、優さんのクリエイターとしての考え方がここから大きく変化したなというターニングポイントはありますか?
優:私の作品をみてくださった方から依頼をもらうようになった頃です。
数あるCGクリエイターの中から私を選んでくださったと言う事実が嬉しくて、クリエイターとしてもっといい作品を生み出していきたい!と感じました。
そして、技術向上に向けて、もっとCGを学んでクオリティーの高い作品を生み出すことができるように意識するようになりました。
マインド・考え方
--その際、現在でもいいのですが、優さんが大事にしているマインド・考え方は何しょうか。
優:私は依頼してくださった方のご希望を全力を尽くして具現化するということを大切にしています。
できる限り依頼者様が私にCGの依頼を頼んでよかったなと思ってくださるように、依頼者様の頭の中にあるイメージを聞き出してそこから私の中でその伝えてくださったイメージを噛み砕き、作品にしていくようにいつも心がけています。
失敗や後悔した経験
--CGをやっていてこれ失敗したなとか後悔したなていう経験はありますか?
優:CGを作っていく上で、こだわるべき場所と最低限形にする場所というのを最初に決めておかないといけないといけないということですね。
時間をかけてこだわって作った部分が、作品の中であまり重要ではない部分だった場合、見てくださる人はそこまで注目してくれない人も多いので、自己満足になってしまいます。
逆に作品を見てくださる方が注目する重要な部分を作り込まなければ一気に作品のクオリティが下がって見えてしまいます。
作り込む部分と最低限形にする部分を明確化してから作成を行うということをCGを始めた最初の頃に気付いておければよかったです。
--似たような質問なのですが、CGを始めてみて失敗した・後悔したという経験はありますでしょうか。
優:Blenderのショートカットキーや基礎の操作を最初に学んでおかなかったことを後悔しています。
ショートカットキーを全く覚えずに手間のかかる方法で最初の頃はCG制作を行っていたので、時間ロスが半端なかったです。
ソフトが落ちてしまった場合、データを保存していなければそのデータは消えてしまいますよね、Blenderの場合はデータを復元することが可能ですが、当時はそれすら知らずに一から作り直していました。
最初に基礎操作ぐらい学んでおけばよかったなと思っています。
インスピレーションをもらうもの
--CG作品を作り出す上で、インスピレーションをもらうものはありますか?
優:光です。
例えばですが、カフェなどに行ったときに、水が入ったコップとかが出された時、
照明の光がコップを通して机に反射し、ゆらゆらと映し出された光を見た際に、綺麗だな、この綺麗な光をCGでどうやって表現しようか。とよく考えたりしています。
他にも、太陽の光が海の表面に反射しているのを見た時とか、窓から差し込む光がステンドグラスを通してに床や壁に反射して、カラフルに光っているのを見た時なんかもそうです。
とても光にインスピレーションを受けたりしています。
--実際に「光」のインスピレーションから作った作品の例を知りたいです!
優:1.2枚目の透明なキューブや、ダイヤ形のガラスを通して映し出される光の軌道 (屈折光)などをCGで作った作品と、
3.4枚目の教会堂で、2枚とも同じ画角なのですが、窓から差し込む光の調節で、雰囲気がガラッと変わったりする。という表現に挑戦してみた作品です。
このような作品が「光」のインスピレーションから生み出した作品ですね。
原動力
--優さんにとって何が原動力になっていますか?
優:自分の技術をもっと向上させたいという向上心だと思います。
高い技術を持っていれば持っているほど、新しいことに挑戦することができるようになると考えています。
--原動力と少し似た質問になるのですが、優さんのCGをやる熱量が凄まじいと思いました。その熱量ってどこからなんでしょうか
優:一番最初のCGをやる熱量の原因は、自分の頭の中にあるアイデアをCGで具現化できるのが楽しい!と思っていたからです。
昔と違って今の熱量の原因は、作品を世界に発信していきたい、世界に自分の作った作品を知って欲しい!という気持ちがあり、CGを続けてこられました。
今後の目標
--今後の目標はなんですか?
私の目標はクリエイターの仲間を募り、クリエティブ系の会社を起こすことです。
会社の内容としては簡単に言うと2つ。
今私がやっているような、依頼者様からのご依頼を承り、作品を制作していくという事。
もう一つが、会社の仲間達と協力して自主制作アニメを制作し、映画館で上映することです。
自分たちで作った物語を世界中の人たちにに知ってもらうことができたらすごく嬉しいだろうなと思っています。
最後に一言
--最後にこの記事を見てくださる人たちに向けて、一言お願いします!
優:作品を作ってる最中に他の物を作りたくなっても、そこは耐えて完成まで持っていってみてください!
中途半端に放置する作品を生み出さないように心がけるのが重要だと思います!
あともう一つ、私は作品制作の仲間を探しています。
もし同じ目標を持っている方がいらっしゃいましたらご連絡してくださるととても喜びます。
急に仲間として活動するのはハードルが高いと思うので、進捗などしてお互いに高めあったりしていくことができればなと思っています。
最後まで見てくださった方には感謝しかありません。ありがとうございました!!
ここまで読んでくださった皆様、読んでいただきありがとうございます!
そして心よくインタビューを引き受けて下さった優さんありがとうございました!
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