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夢の力:VFXアーティストを目指すKAIさんの道

みなさん、こんにちは!
CGCOSMOSを運営しています、末永涼馬と申します!

CGCOSMOSでは、様々なCGクリエイターが持つ独自の考え方やマインド、エピソードに触れることで、CGを仕事とする上で悩む方やこれからCGを仕事として追求したい方々に新たなアイデアとインスピレーションを生み出す場所を提供していきます!

では早速、CGCOSMOSの第4号を飾るのは
将来、海外でVFXアーティストになるため活動をしているKAIさんです!

CGクリエイター・KAI
Twitter:@kai_cgvfx


自己紹介

--KAIさんの自己紹介をお願いします!

KAI:将来、海外でVFXアーティストになるため、映像系の大学でCGを学んでいます。KAIと言います。よろしくお願いします。


CGを始めたきっかけ

--KAIさんがCGを始めるに至ったきっかけはなんですか?

KAI:「REAL STEEL」という映画と出会ったおかげですかね。小学4年生の冬休みの頃の話なんですけど、父親がすごい映画が好きな人で毎日一緒に色々な映画を見ていました。その時に出会ったのが、「REAL STEEL」という映画でした。
ただ、この映画に出会った当時は、「映画関係で海外で働いてみたい!」ていう漠然とした夢を抱いていた状態で今のようにはっきりとした夢は持っていない状態でした。

それから時が経ちコロナの影響で学校が長期休校となったことを機に、具体的に自分が何を海外でしたいのか、どうやって実現するのかを深く考えたんです。そこで、ようやく「海外でVFXアーティストとして働きたい」という明確な夢に変わり、CGを始めるに至りました。

一見最初の話とは関係ないように見えるんですけど、最初の「映像関係で海外で働いてみたい!」という漠然とした夢がずっと私の心の中にあったからこそ、「海外でVFXアーティストとして働きたい」という明確な夢になり、CGを始めるきっかけに至ったんだと私は思っています。

--小学4年生からの夢を今でも持ち続けているということですが、これまで挫折といった経験はなかったんですか?

KAI:実際にCGを初めてやってみた時は大きな挫折をしましたね。先ほどもいったように、私は小さな頃から映画を見ていたので、CGを扱っている映像とかは見たことがあったんです。なので、ある程度CGのことはわかったつもりでいたんです。でも、いざ自分でやってみると思った以上にできなくて、「こんなんじゃ海外どころか、日本でも働けない」と思うほどでしたね。

--そういった挫折からどうやって立ち直ってきたんですか?

KAI:やっぱり小学校の頃から持ち続けている夢のおかげで立ち直ることができましたね。ずっと夢を持ち続けていた分、この夢を諦めることは私にとって自分の人生を諦めるようなものだったので、良くも悪くもこの夢が力になってくれました。
あとは、挫折に対してかなり楽観的な考え方をするようにしていましたね。
「一回目の挫折を乗り越えることができたら、その次の挫折も自分ならできる」
そんな考え方を持つようにしていました。


インスピレーションをもらうもの

--KAIさんがクリエイターとしてインスピレーションをもらうものはありますか?

KAI:やっぱり映画ですかね。特にハリウッドといった実写映画からCGに対するインスピレーションを多くもらっています。


ターニングポイント

--KAIさんがCGを初めてから今まででターニングポイントとなったありますか?

KAI:自分の作品の投稿等の活動をTwitterで行うようになったことですね。「え、そこ!?」って思われるかもしれないんですけど、私は元々SNSはめちゃくちゃ怖いていう印象があったので、知り合いだけをフォローするような使い方をしていたんです。なので、Twitterでの活動開始は私にとって大きな一歩でしたね。それに、このTwitter上で活動を始めたことで様々なクリエイターの方々と関わることができましたし、憧れのクリエイターの方とも繋がることができたこともターニングポイントとなる一つの理由ですね。

--そんなにもSNSに怖い印象があったにも関わらず、活動しようと踏み切れたきっかけなんでしょうか。

KAI:実際に海外で働かれている人からお話を伺ったことが大きかったですね。その際に、「海外でもTwitterで注目されているクリエイターが実際に仕事のオファーが来たりとかもするから、どんどん自分の作品をネット上に投稿するよう習慣化した方がいい」とアドバイスをいただいたんですね。そのアドバイスのおかげで、自分の作品を積極的に公開することの大切さを感じ、活動を始めようと思いましたね。


マインド・考え方

--KAIさんがクリエイターとして大事にしているマインド・考え方は何ですか?

KAI:「楽しい」ていう感情を忘れないようにしています。学校の課題とかでも期限が迫ってきていても、きつい、辛いていう感情がそうしても出てきてしまうんですけど、そこをなんとか「楽しい」ていう感情が残るように作業を進めていますね。


失敗や後悔した経験

--KAIさんがCGを初めてから失敗したな、後悔したなていう経験はありますか?

KAI:始めたばかりの頃に、CG作品を作る上でのスケジュール管理を怠っていたことですかね。大学の入試の際に、自分の作品を提出する機会があったんですけど、そこで自分のスケジュール管理不足もあって、中途半端な作品を提出することになってしまったんです。そのおかげで、CG制作でのスケジュール管理てすごく大事だなと思わされました。


活動をしていく上での自分ルール

--KAIさんがクリエイターとして活動をしていく上で、自分ルール的なものはありますか?

KAI:中途半端な作品は投稿しないようにしています。私は作品の完成度の100%のうち、80%までを仕上げることよりも、その残りの20%を高めることが特に大事だと思っています。その作品の完成度はその時の自分の技術次第で左右されるところもあると思うんですが、できる限り自分の全力を振り絞った作品を投稿するようにしていますね。また、そうした方が、周りから得られるフィードバックの質もかなり違ってくると思っています。


原動力

--KAIさんにとって何がCGをやる原動力になっていますか?

KAI:それはやっぱり「夢」です。始めは「海外で働きたい」という漠然とした夢からスタートしましたが、それが私の初めて真剣に抱いた夢でした。今ではそれがより具体的な形になっていますが、この夢の存在が私を支えてくれ、CGに取り組む原動力となっていますね。


今後の目標

--KAIさんの今後の目標はなんですか?

KAI:まず、学生作品という枠を超えて、学校の友人たちと共にプロレベルのCG映画を制作することです。その次には、大学卒業後にカナダの大学に留学し、VFXアーティストとしてのキャリアを海外で築くこと。その過程でのコネクションの形成も大切にしたいと考えています。


最後に一言

--最後にこの記事を見てくださる人たちに向けて、一言お願いします!

KAI:CGを学ぶ上でもそうですが、何か新しいことは学ぶ上では挫折はつきものなので、もし挫折したとしてもそこで諦めるんじゃあなくて、「成長の機会」だと思ってほしいです。一緒に楽しくCGを学んでいきましょう。


ここまで読んでくださった皆様、読んでいただきありがとうございます!
そして心よくインタビューを引き受けて下さったKAIさんありがとうございました!

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