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⭐️にゃむ⭐️看取り・最期の時・緩和のこと

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病院、ホスピスから訪問看護の中で最期の時間を一緒に過ごさせて頂いたことを書き留めておきたくて。『にゃむの看護まがじ〜ん』より緩和、看取りの記事の抜粋マガジン。
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記事一覧

ナースが逝く

ルミさんは、「このワゴンを片付ける仕事があってよかった!」と言われた。 このワゴンという…

にゃむ
10日前
66

いのちの時間は未定

数日でお看取りになるかもしれないと言われていたおじぃちゃん(かなめさん)が退院してきた。…

にゃむ
2か月前
51

黄色い蝶々になる 〜看取り〜

その彼は いつも気さくで 優しい気遣いの人。 楽しい会話で笑いが絶えない。 部下からも おば…

にゃむ
10か月前
45

「桜、咲いてますよ」〜看取り〜

今日は、珍しく平日のお休み。 雨が続いていたので今年はあまりゆっくり桜が見れないかなと思…

にゃむ
1年前
85

あっけない

「今月いっぱい生きれるかなぁ」 すっかり頬がこけた80歳代の男性が 布団から顔を出して力ない…

にゃむ
1年前
53

一晩だけ

神さまは 一晩だけ 家族の待つ家に 彼女を 帰らせてあげるねと言った そして ニ晩目を迎…

にゃむ
1年前
84

366日のあなた / ツイトウ

お客さまがまた一人、また一人と旅立って行かれている。 以前はよく訪問していたけどここのところ1年くらい訪問していない女性の80歳代のサキさんというお客様のこと。 サキさんは、華奢な体からバリバリの関西弁を発し、個性全開の女性だった。 社会的にも成功されているかただった。 性格は、良い言い方をすると我が道をゆくタイプ。言い方を変えたら我儘。 イヤミを言うのも絶妙にうまい!とにかく物事をハッキリ言う人。 でも、お節介で人情はある人。 私は、訪問する時に緊張感はあるものの

優しさのオーラを纏った青年

また1人、お客様が天国の住人となる為に旅立った。 このお客様とお話をしたのは実に短い時間…

にゃむ
2年前
73

最期のとき 〜セデーション(鎮静)前のできごと〜

この記事の中で、お客さま(沙羅さん)が天使になって旅立たれたお話を書かせて頂いた。 全力…

にゃむ
2年前
58

看取り / あなたの言葉をちゃんとご家族に伝えますね

「小さい頃はね・・・可愛すぎてねー、いつも家まで女の子がついてきてたのよ。本当に可愛かっ…

にゃむ
2年前
80

本当のことなんて誰もわからない

何の不自由もない暮らしをして おしゃれな家に住む 素敵な家族が まさか 深い悲しみに暮れ…

にゃむ
2年前
68

イメージセラピーのシェア/がんと闘わないver.

<はじめに>これからの時代は、『治る病』と言われている“がん”。 今回は、“がん”のかた…

100
にゃむ
3年前
19

命がのびたコゲさん

コゲさんの選択余命1年の宣告を受けたのに2年もおまけの人生を貰っているコゲさん。 がんにな…

にゃむ
5年前
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届け!海の向こうの家族に 〜コロナ禍での看取り 第2弾〜

<はじめに>コロナ禍の看取りの第2弾となる。第1弾の記事はこちら。 前回の記事にも書いたように感染予防という観点で、家族の人生の最期なのに逢えないというケースもよく伺う。当たり前のように諦めなくてはいけないことになりつつある。最期の瞬間を見届けることも辛いことではあるけれど、逢えないことは、もっと辛い。今回は、海外在住のご家族がいるかたのお話をしようと思う。 国内でも中々、家族に逢えない状況の中、海外に住むご家族にとっては、大きな苦しみではないだろうか。 <アキラさんのこ