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ほんだけ日記

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こもれび書店という京都の共同書店で棚をかりて「ほんだけ」という小さな本屋さんの店長をやってます。2023年12月にオープンしました。御所の近くにお越しの際は立ち寄ってみてください。
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記事一覧

バースデーケーキに火を灯す『ダークホース』たちとの好きを生きる人生

『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』という本をよんで、そこで紹介されていたダークホー…

ゲームがなければ「愛している」と伝えられない臆病者と「荷」と「溝」

Kyoto Reading Club の読書会に向けて、課題本を読んだ。 小さい頃に病院で〔スーパーマリオ…

マウントで人生を整えなくても、働きながら本を読めるようになるには

本のマウンティングの世界 三宅さんの本『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で、もっと…

人生のレールを外れる。焼き鳥屋さんでみつけた衝動は私をバーに連れていった

こんにちは。さっそくですが、さいきんレール外れましたか? 質問をかえます。何かあたらしく…

16の性格といつも手元にある15冊の本

「自分はいったいどんな人間なんだろう」 「あのひとは本当はどんな人なんだろう」 価値観は…

東京都同情塔とニデック京都タワーの間

第170回芥川賞受賞作品『東京都同情塔』の読書会が、京都出町座CAVA Booksで開催されるとい…

親だからできないこと。子どもとだからできること

「自分が親だから、子どもにできないこと」 「自分の親だから、親にできないこと」 だれしも、すくなからずあるのではないでしょうか。 鳥羽和久さんの『おやときどきこども』と一緒に、考えていきたい。 子どものことはわからない 「子どものことは、ずっと見てきたから自分が一番わかってる」という自信は、子どもが大きくなるにつれ、次第に小さくなります。 どんな友達がいて何をするのが好きで、将来の夢は〇〇で、と小学生の頃までは包み隠さず話してくれていたことも、思春期になるにつれ話し

昔々あるところに焼き鳥と本とウェルビーイングがありました

「あなたは、いま幸せですか?」 そう聞かれたら迷わず「幸せ!!!」とこたえる。なぜならつ…

おやときどきこどもな読書会のおさそい

うちには小学5年生と4年生の娘がいます。 長女は『となりのトトロ』のサツキとカンタ。しっ…

焼き鳥をたべるだけの読書会をやったら、焼き鳥と本が好きな理由に気づいた

「焼き鳥が好きで、本も好き」 「だから焼き鳥たべるだけでいい、気楽な読書会をやってみたい…

おやときどきこどもと、親子の本

今月から新刊を置くことができるようになりました! そこで第一弾として『おやときどきこども…

縁側のような場所

年始にNetflixで『メタモルフォーゼの縁側』という作品をみました。 女子高生と老婦人という…

【ほんだけ】2023年に出会ってよかった10人と推し本

2023年も多くの本とたくさんの時間を過ごしてきました。 2020年からずっとお世話になってる原…

「焼き鳥をたべるだけの本の会📕」と「ランニングと朝食🍞」の交差点

2023年12月からメンバー参加している4th place lab。 きがつくと1ヶ月が過ぎ、残るは2ヶ月。 死生観について語り合うなくなる読書会をやって、4thのメンバーや先輩たちのひとがらの良さと、年齢や職種のバラエティに驚き「4thのメンバーと読書会できたら、それでいいんじゃない?」と思ってしまいました。 が、「それでは4thに入った意味がない!」ので、初心にかえり当初の願望である「ちょうどいい読書会をつくりたい!」に立ち返ることに。 ちょうどいいのは焼き鳥と本