見出し画像

『うたばん』SMAP初登場!

1996年10月15日『うたばん』初回放送。

石橋貴明とSMAPが初共演だったので、メンバーの自己紹介的な回となった。




唯一共演あり木村拓哉


中居:SMAPはタカさん初めてですね?
木村:初めてですねえ。
中居:初めてですか?
石橋:でも、昔(木村は)『ねるとん』来たよねえ
木村:ああ、一回行きました。

木村とは『ねるとん紅鯨団』以来の共演。

中居:どんな感じだったの?その、一番最初会った時。
木村:一番最初、やっぱ…だって、タカさんいてノリさんいんだもん。
中居:うん。とんねるず、うん。
木村:うん。怖いよ
中居:怖い。わー、悪いなあ、印象が。
石橋:俺ねえ、多いんだよ「怖い」って言われんの。

とんねるずに挟まれて怖かった木村。

中居:その時の印象って覚えてます?
石橋:「ああ、こういう人たちがまた現れたんだ」って感じ?
中居:え、「こういう人たち」って言いますと?
石橋:わかんねえんだよ、俺らは。
木村:わかんないっすよね。僕らもわかんないですもん。
中居:お前もわかんないの?
木村:わかんなくない?でも。
中居:何が?何が?
木村:俺もうわかんないもん。
中居:何がわかんない?何がわかんないの?
木村:V6まではわかる。
中居:お前(笑)。お前後輩じゃないか、それ!
木村:いや、だからV6まではわかる、全然。
中居:うん。
木村:キンキキッズとかV6とか全然わかる。
中居:うん。
木村:わかんない、その下。

ジャニーズも覚えられないぐらい後輩が増えている。

石橋:”忍者”の柳沢くん?
中居:ああ、いますね。はいはい。
石橋:に会ったことがあんだけど。「忍者です」って言われて、「はっ!?」。
香取:ははっ(笑)
石橋:「伊賀ですか?甲賀ですか?」って。

SMAPの先輩、忍者。もちろん「忍者」と名乗る。




アリを食べる香取慎吾


石橋:香取くんは?
木村:コイツは雑草食うんですよ。
石橋:雑草!?
木村:雑草。マヨネーズつけて何でも食うんですよ。
香取:アリとか。
中居:アリとか食べちゃうんです。

雑草もアリも食べる。

石橋:何味なの?アリって。
香取:味は甘くて美味しいんですよ、スゴく
石橋:どのぐらいのやつ?
稲垣:うわ~、気持ち悪ぃ。
香取:大きめのアリじゃないと味はしないんですよ
石橋:小っちゃめのはダメなわけ?
香取:小っちゃめの歯ごたえがないんで、ダメなんですけど。
石橋:甘いの?
香取:はい。
石橋:一日何個ぐらい食うの?
中居:いや、小っちゃい頃でしょ。
香取:小っちゃい頃は。
石橋:え?今は食べないの?
香取:今はもう食べないんですけど。小学校の頃とかは、休み時間とかに1人で運動場にウワー出てって、「よっしゃ!」(アリを食べる)。
木村:ちょっ待って、1人で?
香取:1人で。
木村:一緒に食べてくれる人いなかったんだ?
香取:探そうとも思わなかった。
木村:(笑)

香取にとって運動場は食事の場。

石橋:それはなに、一番最初のキッカケはなんだったの?アリを食べてみようと思ったのは。
香取:いや、アリが一列でこうやって歩いてるじゃないですか。
石橋:ほう。
香取:こうやってスゴい距離を。
石橋:うん。
香取:コイツら、よく列を乱さないで歩けるなと思って、図鑑で調べたんですよ。そしたら、アリっていうのは、お尻からすごく甘い液をチョコンチョコンチョコンって付けて、それをなめて。
石橋:仲間が。
香取:仲間がこう、一列で歩けるんですよ。って事は「アリのお尻は甘いんだ!」って思って。
中居:単純計算ですけどね。ええ。
石橋:実際食べてみて甘かったの?
香取:甘かったんですよ。
石橋:それ以来やみつき。
香取:やみつきです。

石橋:それ、季節があるわけ?”夏場のアリは美味い”とか。”冬場は脂が乗ってない”とか。
香取:いや…休み時間のアリは美味しいです
石橋:ははっ(笑)

アリに旬の季節はない。休み時間のアリこそ至高。




チビ剛の憂鬱


中居:最初入ってきた時、草彅くんはね、いじめられっ子だったんですよ。みんなに草彅くんは“チビ剛”って呼ばれてたんですよ。
石橋:うん。
中居:ほんで、バク転とかバク宙とか、すごい得意なんですよ
石橋:運動神経いいんだ。
中居:そうなんですよ!そしたら僕なんかは珍しいですから、「おらぁ、”チビ剛”バク転しろよ!」「はい!これからバク転します!」。みんなの前で(バク転する)。やれっつったら、もう何回でもやるんですよ。
草彅:はい。そういう時期も乗り越えて、はい。多少はやっぱ波はありますよね、やっぱりそういう
石橋:人生の中でね。
草彅:それ結構、波でした、僕の中では
石橋:中では。じゃあ、中居くんのことはあまり好きじゃなかったわけだ。
草彅:当たり前じゃないですか
中居:(笑)
石橋:(笑)

これがキッカケで、中居と草彅の因縁が、この番組でよくネタにされることになる。

石橋:(中居は)イヤな奴だったんだ?
草彅:はいはい。なんか、すごい命令したりするから。
中居:俺は言わなかったよ、そんなに。
草彅:いやいや、言いました。
中居:え?
草彅:言いました言いました。なんかすごい「バク転とかしてみろ」とか。それはすごい、やっぱ僕の中ではイヤな思い出ですよね
中居:(笑)
石橋:ほらあ、今まで何もなかったのに。イヤな思い出が急にできたわけだ。
草彅:でも、それからやっぱりグループとか一緒にやってきてるんで
中居:そう、まさか一緒になるとも思わなかったよな。
草彅:はい。

まさか、この2人が同じSMAPになるとは思っていなかった。

中居:その後に、(事務所に)慎吾とか吾郎とか木村とか入ってきたんですよ。で、コイツ(香取)が150センチぐらいでしょ。
香取:10歳だったんです、僕。
中居:10歳。
香取:そしたらもう(草彅が香取を)「いい獲物を見つけた」っていう感じで。

草彅が先輩としていられる香取との関係。

草彅:本当はだから、すごい仲良くなりたかったんですよ、僕の中では。
石橋:誰と?
草彅:いや、慎吾、慎吾と。
石橋:うん。
草彅:もう同じ歳なのが慎吾ぐらいしかいなくて。あとみんな大きいじゃないですか、少し。
石橋:ほう。
草彅:で、今まで僕が一番小さかったのに、僕より小さい子が入ってくるなんて、やっぱ仲間になりたいじゃないですか。
石橋:うん。
草彅:超うれしいじゃないですか、そん時は。だから、どうにか友達になろうと思って努力はしてみたんですけど、そん時は無理でしたね。
石橋:(笑)。なんで?なんで?
草彅:そん時は無理でした。吾郎ちゃんとなんか仲良くて。一緒に。

当時は香取と仲良くなれなかった草彅。




第4学区の稲垣吾郎


稲垣:あ、僕あの、あれなんですよ、高島平なんですよ、実家
石橋:あ、そうかい!高島平は昔なあ、大砲打ってたんだぜ、あそこ!
稲垣:ふふっ(笑)
石橋:あれ明治だかなんかの時代…江戸時代は大砲打ってたんだよ。
稲垣:あ、そうなんですか。
石橋:そう。すんごい…俺、高島平の団地が出来る前に、よく俺小豆沢にいたから
稲垣:え!小豆沢なんですか!
石橋:そうだよ。志村スポーツセンターで…
稲垣:え!僕、行ってましたよ!
石橋:俺、行ってたんだよ!志村スポーツセンター!
   2人立ち上がり握手
中居:ど、どんぐらい、どんぐらい…ちょっと待って。
稲垣:ローカルすぎたかな。
石橋:あ、高島平なの。
稲垣:そうなんです。

石橋と同じ板橋区出身の稲垣。もちろん第4学区。

石橋:下赤塚にはね、尾崎豊がいたんだよ。
稲垣:そうなんですか。
石橋:東武練馬に山下達郎さん下赤塚に尾崎豊成増に俺って、一応歌手3人並んだんだ。
稲垣:ふっ(笑)
   笑いが起きるスタジオ
石橋:なんだよ、おい!俺だって紅白出たことあんだぜぇ!

東武東上線で3駅並んだミュージシャンライン。
この3人で紅白歌合戦に出場したのは石橋貴明だけ。




中居くんのSMAPリーダー論


中居:(SMAP)おもしろいでしょう。
石橋:いいね。やっぱ、いいメンバー揃ってるよね。
中居:うん。
石橋:リーダー、まとめ甲斐があるでしょ。
中居:いや、僕ねえ、本当にねえ、そういうのないんですよ。「何やってる?」って言われても、別に何をやってるわけじゃないんですよ。
香取:そこがまたいいんですよ。
石橋:なに(笑)
香取:そこがまたいいとこなんです。何やってるってわけでもなく、「なんもやってない」って自分はそう言えるその、その部分の中居くんがリーダー的なんですよ
石橋:おお。みんなは認めてるわけだ。
香取:認めてるよねえ。
稲垣:もちろん。

グイグイ引っ張っていくのではなく、「何もやってない」と言えるのが良い。

石橋:なんか草彅くんだけ、「お前は俺のことイジメたくせに」(って顔してる)。
中居:(笑)
草彅:そんな事思ってませんよ(笑顔)。
石橋:ああ、そう。
草彅:はい。

みんなが認めるSMAPのリーダー中居正広。



歌パート

『うたばん』初回ということで、SMAPスペシャルメドレーを披露。

01. Scarface Groove
02. がんばりましょう
03. 気になる
04. EVERY YOU(どんないいこと)※英語詞
05. 青いイナズマ


番組初回放送で初絡み。
とんねるずとSMAPは、1991年に初めて紅白歌合戦に出場しているという縁もある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?