ゴッシーが行くvol.18のA《音色の話し、呂律》

新作、2024年1月

呂律が回らないという、呂律の由来は
中国の「漢書」
の中の記述から来ている 

「漢書」は西暦82年に編集された中国の歴史書



ゴッシーが行く、Vol58に

音色の話しとして

弦の長さの3分1 と
9分の1 に

音色の境目があると感じているという話を書いたが
(時系列が前後しているのでNOTEでは
次回vol.18のB
でその部分を掲載している)

その考えでこの1年ほど
弾いていて更に何かあると思っていたところ

「漢書」の中の律歴志に  
音楽の12律の由来が述べられていて
(2000年前に12音てホント凄いよね)
その中に答えがあった

{ 呂と律の音色を使い分けることで
弦の長さの 3分1、 9分1、
の音色の境目にも合致するので
やっと合点が行った
最近、3週間前に気が付いた事なので
やっと呂と律の使い分けに慣れて来たという段階だが
これは素晴らしいと実感していて
2月15日のアルペジオーネを弾く
コンサートが楽しみになって来た }

「漢書」の中の
律歴志によると
昔ある人が崑崙山に登って雄鳳と雌鳳
の声を聞いて
それを
律6音、呂6音、に写したといわれる
律は雄鳳の声で、呂は雌鳳の声


「律音」の特徴は
* 陽の音
* 上から下がる声
* 入る息
* 心の緊張を伴う息づかい
* 無
* 細く高い声

そして

呂音」の特徴は
* 隠の音
* 下から上がる声
* 出る息
* 緊張を伴わない息づかい
* 有
* 太く低い声

全ての楽器に使えると思うが
ごく最近思い付いたので
バイオリン、管楽器、ピアノ、ハープ については
只今調査中

ここから先は
マニアックなので弦楽器以外の方は
すっ飛ばして結論を見てください

チェロとビオラの場合を細かく説明すると(チェロとビオラは調弦が同じなので)

チェロのA線.D線.(1番線、2番線)の
低い方から弦の長さの9分の1の所
までにある6つの音が律音で
それ以外が呂音

今は全ての音の呂律を意識して
弾いている
Vol 号外にも書いたが

世阿弥は花は秘せと言っている
(芸の秘密を漏らすと価値が無くなる)
しかしやってみてこれは素晴らしい
と言うプレイヤーがいて 
音楽の向上に繋がれば
世阿弥も喜ぶと思うので皆さんに公開
しようと思う

ひとつだけ注意が必要なのは
音のニュアンスなので
音程はチューナーから
外れないようにすることが
重要だと思う 

やり過ぎると
ただのヘンな音程になってしまう

それと 
これは最近やっと辿り着いた私の考えなので 
まだ評価が定まっていない 
つまり 
あてにならない
しかし私は確信して実行しているので
やってみて 
こりゃ良いわという仲間がいたら 
こんなに嬉しい事はないし
また 
チューナーから外れないようにすれば 危険ではない

結論

チェロ、ビオラ、は(調弦が同じなので)
1番線、2番線の
弦の低い方から弦の長さの9分の1のところまでA線は A.♭B.   H.
                  D線は D.   ♭E.   E.
この6音が律音

これ以外
C.   #Cis .      F..   G.   #Gis .  A.
この6音が呂音

例外があり ここが悩ましいところで
4つの音だけ例外

C線 G線の 
低い方から弦の長さの9分の1の
6つ音は
9分の1ピッタリのところにある
C線の Eと
G線の Aは もともと律音だが

C線の1番下 C.   C is.の2音は呂音
G線の1番下 G.   G is.の2音も呂音
この4つの音は
弦の下から9分の1の 律音の範囲内だが
例外として呂音

やってみなはれ
ミルシュタインみたいでっせー




















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