関東インカレを現地観戦して思ったこと

5月12日。
えきでんらぶ、初めての関東インカレ現地デビュー!

本格的にファンになり始めたのがコロナ禍で、学生時代はなかなか現地観戦の機会に恵まれず、社会人1年目の去年も現地まで足を踏み入れる勇気がなく、何だかんだ現地観戦歴がコロナ直前の2019年の箱根予選だけという状況が続きました。

しかし、今年の春先にプロ野球の現地観戦を経験して思いました。
「野球を現地観戦したのに、陸上を現地で見に行かないのはないんじゃないか?」と。

こうして、えきでんらぶは関東インカレの現地観戦デビューを決意し、関東インカレのチケットを買ったのです!
(チケット代、学生からしたらお高いけど、山口真帆さんが出演する舞台観劇やプロ野球観戦の時にかかった費用と比べるとめちゃめちゃ安い……!これで大会運営が回せるのか心配です。もうちょっと取ってもいいんじゃないか?と思います)

そして、えきでんらぶは一度コロナ前に箱根駅伝予選会に行ったっきりの陸上現地観戦(※スタジアムでの観戦は初めて)をするうえで、3つのめあて(小学生かよ)を設けました。

1,ルールを守って観戦する

いや、当たり前じゃん!って言われるかもしれない。
でも、「当たり前のことを当たり前にやる」ことは大事なことでしょ?
「申請した人が、指定されたエリア以外では撮影しちゃいけない」というルールもあったのでね。
初めて、なおかつ1人で現地観戦するから知らないこともあるかもしれないけど、知らないなりに大人として恥ずかしくない作法で観戦しよう!と思ったので、この目標を設定しました。

2,中央大学の選手が出場する競技を応援する

インカレは長距離以外の競技も見られる機会。
長距離だけを見る、なんてもったいない。
中央大学は他競技も盛んな大学なので、長距離だけではなく他の競技も含めて中央大学を応援しようじゃないか!と思ったので、この目標を設定しました。

3,他競技の魅力を理解するきっかけを作る

箱根駅伝を支えるのは、学連の学生たちや正月休み返上で頑張ってくれる大人たちだけではない。
他競技の選手たちも走路員として大会を支えている。
たとえコロナ禍だろうと、未来のオリンピック選手候補だろうと、箱根駅伝がある限り走路員として動員される。
そうである以上、彼らが普段やっている競技の魅力を少しでも理解したいし、理解できるような人になりたい、ということを日頃思っていたので。

さて、気になる3つのめあての達成度ですが、
1つ目のめあては余裕で達成しました。というか、達成できなきゃまずいです。子供でもできることですからね。
子供も見ているのに、いい大人がこれを達成できなきゃ恥ずかしすぎます。

2つ目のめあては……
短距離は男女問わず夢中になって応援しましたが、男子のマイルリレーだけ見てないんですよ。
寝不足と応援しすぎて体力が切れてしまい、途中で帰ったので。
なので、おおむね達成しましたが、100%達成、とは言えませんでした。

3つ目のめあての「他競技の魅力を理解する」ということについてですが……。
短距離は面白かったですよ。
中央大学は短距離はかなり強いし、未来のオリンピック選手候補も3人くらい(詳しく知らんけど)いるので、応援しがいがありますから!
(応援エンジョイ系ファンなので)

フィールド競技は、トラック競技と比べるとどうしても魅力や面白さを理解しにくいな、と思った部分はありましたが、三段跳の選手で将来が楽しみな1年生が中大にいるので、その選手を応援していくうちに競技の魅力や面白さを理解できたらな、と思います!

あと、女子の槍投げを現地で見ましたが、槍投げはテレビで見るのと、生で見るのとでは迫力が違うな、と思いました。
(北口さんが地元ゆかりの選手なので、女子の槍投げは長距離ほどではなくても熱心に見るんですよ。去年の世界陸上での金メダル獲得の瞬間は深夜に起きてでも見ました)
そこについては、少しでもフィールド競技の面白さを理解するきっかけにはなったかな?と思います。

さて、好きな選手を生で見れて、それだけで1週間は幸せに暮らせそうなくらい幸せな時間を過ごしたえきでんらぶですが、一方で、眉を顰める……というか、堪忍袋の緒が切れるようなことがありました。
(はっきり言って怒ってますよ。ええ、らぶはすごくすごく怒ってますよ。)

2部のハーフマラソンの時、スタンドの前の方の席で見ていたのですが、
写真を撮りたければ事前に申請が必要で、コンコース席以外で撮影してはいけないのに(現地では張り紙も貼ってました)、
事前に撮影申請してて撮ってる人(♀)が1人いました(ちなみにその♀は2部のハーフマラソンの時だけ前の方で撮ってました)。
申請してるかどうかまでは覚えてませんが、前の席で撮ってて係の人に注意される人もいました。
また、他の長距離の競技でも、事前に申請してなくて前の席で動画を撮ってる人がいました(男子の3000mSCや女子の5000mで)。
短距離やフィールド競技の時は、夢中になって見ていて気づかなかっただけでいるかもしれませんが、一般客がこういうことをしているのを見たのは長距離だけでした。

(しかも、X(旧Twitter)を見る限り、こういったことを目撃したのは私だけではないらしく、元選手の方も同様のことを指摘していました。
指摘していた選手は4年間で三大駅伝未出走の選手だったとはいえ、元選手にまで非常識な行いを指摘されて恥ずかしくないのか!子供も見ているのに!)

学連側からは事前に「申請した人はこのエリアでなら撮っていいですよ」という発信もあった。
現地では撮影禁止の貼り紙もしてあった。
少なくとも、「知らないでやってる」というのはほぼありえない。

それで今回は申請してないでやってる人どころか、事前に申請してて前の席で撮ってる人のように、見るからにルールをわかっててやってる人もいて、かなり悪質な事案だと思います。

コロナ禍で駅伝をやるたびに繰り広げられた惨状の数々(沿道に行くな!と言われてるのに行く連中の光景が何度も……)、
(まだ『ファンじゃない人がやってる可能性モー』って言えるかもだけど、関東インカレでの有様を見てると、沿道に行ってた駅伝ファン、少なからずいるんじゃねえの?と勘繰ってる)
関東インカレ・日本インカレでのライブ配信で長距離の中継が中断されて他競技に切り替わるたびに巻き起こる中傷の数々、
一昨年の箱根予選で無観客開催が決まった時のX(当時Twitter)での惨状(文句どころか暴言までが飛び交う地獄)、
そして今回の関東インカレの有様……

ここまで駅伝ファンが悪行を重ねてると、学連サイドや他競技の選手の駅伝ファンへの印象最悪なんじゃねーの?と思うよ。

今更「ルールは守ろうね!」と言ったところで、コロナ禍の時に「沿道に行くな」と言われてたのに沿道に行った連中の光景が何度も繰り広げられたり、
関東インカレ・日本インカレで長距離の中継が中断されて他競技に切り替わるたびに文句ブーブー垂れたり、
2年前の箱根駅伝予選会で無観客開催が決まった時に、学連に対して文句どころか暴言までもが飛び交ったりと、
コロナ禍の時に悪行を積み重ねまくってる時点で、既に(学連サイドや他競技の選手からしたら)駅伝ファンのイメージは地の底まで落ちてるし、地の底まで落ちたところからのイメージ回復はかなり難しいと思うが、本当に「ルールを守る」という子供でもできる、現地観戦するうえで最低限のことくらいはきちんとやってほしいな、と思った現地観戦でした。。。

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