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第5話「大使館名言集 その1」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。

1.M君「書き初めには『動く』って書きました」

大司教「で、M君は今年はどう生きていくんですか?」

M君「書き初めには『動く』って書きました」

年明けに鍋会があったときの会話。すごいひとの文章力ではあの時の面白さをうまく伝えられないのがとても残念なのだが、とにかく会話の微妙に噛み合わない感じが面白くM君以外の全員がしばらく腹抱えて笑っていた。その後の会話も

大司教「なんで書き初めしたの?」

M君「習字セットがあったからです」

といった風に完全に「アスペとの会話」状態で酷かった。すごいひと的には近年いちばん笑った日だった。

2.M君「交通費は...最悪キセルします」

すごいひと「そろそろ修行かないとだけど、交通費とかはちゃんとあんの?」

M君「あ...ります。交通費は...最悪キセルします」

すごいひと「まだキセルやんの...?」

M君「やめときますか」

先週あったばかりのタイムリーなやつ。断髪式後も全然修行に行く素振りがないM君に対して痺れを切らしたすごいひとと中田先生が査問会を招集したときに発した名言である。このセリフだけでも「捕まっていないだけの犯罪者」感が剥き出しなのだが、修行に来られた寺の人もキセルで来たことを知ったらどうなるのだろうか。すごいひとや中田先生にはできない徳のある説教をしてくれるのだろうか。ついでに言っておくとすごいひとが金を管理していちばん安い高速バスを予約したのでキセルは回避した。

3.リアルお母さん「お寺に行くのは良い事だね」

すごいひと「そんで寺に納める金はどうすんの」

M君「お母さんに送ってもらいます」

すごいひと「それはリアルお母さんってことね?」

M君「そうです『お寺に行くのは良い事だね』って応援してくれてるんですよ」

これも先週の査問会の時の会話。出家とはいうものの最初の何日かは「お客さん」扱いの修行期間がある。その際に掛かる宿泊費、食費などを寺に納める(寄付金という名目)のだがその金がM君にはなかった。そのためリアルお母さんに仕送りをお願いしてどうにかなるという話だったのだが、こんな意味わからんサブカルに金出す親もすごい。あとリアルお母さんに仕送りを頼むときは「お母さん、修行に行くからお金ちょうだい」とテレグラムで送ったらしい。すげぇ

4.M君「僕は障害者じゃありません」

手帳3級持ってる人のセリフ

ある日、こんな状態のM君のことを心配して共通の知人が精神障害者手帳を持っていたら学費無料のフリースクールを紹介してくれた。話を聞くとそこはM君みたいな生徒ばかりで4,5年掛かりで熱血学長が就職のサポートまでしてくれるらしい。おまけに体罰もないらしい。M君自身は一応大学受験をしようとはしているが明らかにその段階にまだ来ていないので確かに真っ当にやっていくなら今このタイミングでこういう身の丈にあった場所で一から勉強するのも良いだろう。すごいひとも完全に同意である。そうして、そのことをLINEですごいひとが知らせた結果これである。なんていうか、すごいよね。

5.放火魔「すごいひと、ごめんね!あの時すごいひとを殴ってた(比喩)のは敵意とかじゃなくて『勝てそう』と思ったからなんです〜」

全然わかんないけど、先週マジで言われた。「勝てるってなに?」とか「どういうこと?」とかいくらでも聞けたとは思うが気づいたら「...そうなんだ」とだけ返してた。自分の脳内の「わかり得ないものフォルダ」にそっとしまっていたのだ。

確かにこの数週間、放火魔から少し敵意の様なものは感じていた。会う度に「すごいひと、あれ心外ですよ!」と言われていたのだが、例えばこんな感じ↓

放火魔「すごいひと、あれ心外ですよ!バイトの制服持って帰って普段着として着ていただけで、ちゃんと返すつもりでしたよ!」

すごいひと「普段着として着てるだけでおかしいんだよ」

放火魔「そうだったんだ〜。言ってよ」

「勝てそうって何?」じゃなくて「本当に勝てそうだと思ったの?」と聞きたくなるような会話である。こんな会話が最近多くて困惑していたのをすごいひとは「敵意?」と認識しており放火魔は「殴ったら勝てそう」と認識していたらしい。

そんな放火魔も大使館から巣立ち一人暮らしを始めた。大使館にいる時は「野球選手になりたい」とか「フリーレンみたいな旅をする仕事したいんですよね、そんな仕事知りません?」と言っていてなんか全然わからなかったが最近はレキサルティの助けもあり少しずつ発達しているらしい。まだ若いからちゃんと真っ当に生きていけるよ。大丈夫いけるいける。

さいごに

まぁ今回は番外編みたいなものなので短いけどこんな文量で良いだろう。なんか他にもあった気がするが思い出したらまた続きを書こうと思う。

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