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受けとり方がヘタな私なので:on the street



にわかには信じがたいかもしれないが、これはユンギペンのツイートである。



あたりめです。

今日も今日とて、私は懲りずにホソクさんのnoteを書いている。どうやら彼のことを愛してやまない我が推しに似てきたようだ。推しと一緒に彼のファンをしている。どういう関係?

アルバムも出たことだし、てっきり次はダンスのコンテンツがくるのかと思っていたばかりに、リリースのお知らせがきたときは思わず脳内でホソクさんの両肩をわし掴み、『気は確かか?』と問いただしてしまった。(確かです)


そして案の定、案の定………マズすぎるソンムルだったのである。


※ここでは歌詞の解釈については触れませんので、ご了承ください。



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ホソクさんってなんでこうなの???

MVとリリース音源、両方聴いた方は冒頭で嘆いたんじゃないだろうか。



音源の方にだけ、カセットテープを再生するような音が組み込まれている。

ユンギさんのseesawにも入っているけれど、そこでは再生ボタンを押すその瞬間の音だけだった。on the streetは、カセットテープをセットする段階からの音が入っている感じなのだ。


ウワ〜〜〜〜〜〜〜なんでだろ!!?!!?



ホソクさん、なんでここから入れようと思ったんだろう、そしてこれ、『どっち』だ? どっちが軸なんだろう。

"MVで外した" のか? "音源で加えた" のか?

メチャクチャ気になる。ホソクさんとヨントンの機会があったら真顔で一番にコレを聞くかもしれない。しかもこのままの『どっちなんだい』文言でいくと完全にきんに君になってしまう。無い話はこのへんでやめとこうな。ウン




『Every time I walk』、初めのワンフレーズで叫び散らかしてしまった。聴いたのが家で本当に良かった。

叫び散らかしたことにより あとに続くフレーズを完全に聴き逃してしまったが、マジで叫ぶしかなかったので許してほしい。だってオレが一番好きな声で来たのだから!!!!!




ティーザーの段階で これはもしや…とほんのり期待していた "柔(やわ)" のミルフィーユボイス(※詳細は過去noteにて)到来。たまらん。や・さ・し・い。デェやさしすぎる。ほんとうにこころがぽかぽかする。かんじなんてつかえない。ちょんほそく。(ひらがなかわいいな)

ワンフレーズで早々に結論を出すのは良くないが、この時点で私のなかの優勝は確定していた。完全に1位。己のビルボードが1位だと言っている。




こういう、曲が始まった瞬間にワクワクとドキドキの洪水が起こる感覚、久しぶりかもしれない。心臓がバリバリに動いている。これだから私は音楽を聴くことをやめられないんだ。音楽に感じるトキメキって、本当に他では得られないものがあるので。




歌詞で直接触れることはなかったけれど、すごく胸が打たれたシーン。すぐそばにあること、起こっていること、悲しみ、苦しみ、そして、今の自分に出来ることは何なのか。わずか数秒に、ホソクさんの感情がこれでもかと詰まっている気がする。なんというか、ヘタに言葉にするよりも、想いの解像度みたいなものが高く感じるんだよなぁ。




本格的にバースに入って、メロディーラインが見え始めたとき、『あぁ、ホソクさんの今の歩幅、これなんだ』と思った。このテンポ、この温度、この軽さ。これが今のホソクさんの歩き方なんだ。なんてつよくてやさしい歩みなんだろう。そしてどこまでも真っ直ぐだ。前に進む以外の選択肢が本当にない人なんだなぁ。



JITBのときはとにかくカオスだったと思う。

箱に入りきらないほどに詰められた葛藤と、定まらない視点。感情も音もあれもこれも、もうパンパンだった。



あのアルバムを経ての、on the street、メチャクチャスッキリしている。削ぎ落としまくっている。

これまでのホソクさんの音楽が足し算だとすれば、on the streetは完全に引き算の音楽なんじゃないかな。

削ぎ落とすとか引き算とか言ってしまうと まるで何かを捨てたような感じになってしまうけれど、そうではなくて、なんかこう、消化して箱の一部になったり、昇華して漂うかたちを変えたような、そんな感覚。そうやってすこし装いを変えた、ホソクさんの今の箱の真ん中に残ったの、やっぱり『希望』だった。本当になんて人なんだろう。




地下鉄に向かうホソクさんと、彼を屋上で待つJコールの描写が入り始めるところ、水たまりがある。雨上がりなんだな。

ホソクさんのことだから、確実に狙いがあってこのシーンもつくっていると思うのだけど、メチャクチャ意図が気になる。何を伝え(表現し)たくてつくったんだろうか。




そんなことをボヤボヤと考えて、完全に油断していた。

バース2に入る瞬間、音のねじれに合わせたホソクさんのあの身体の動き、ダンスというものにチンプンカンプンな私でも流石に声が出た。しかもドチャクソに変な声が出てしまった。多分パー子みたいな声だった。



これはヒト科の為せる動きなのか??????????



(ダンス用語等 何ひとつとて分からないので、ここから先、トンチキなことを言っているかと思いますがすみません…)


"音取り" って言うんだろうか?ホソクさんのダンスは本当に音に命を宿すのがうますぎるなぁと………(何を今更)




3Jでいうと、私のなかで ジミンは『心情』、ジョングクは『エネルギー』なんかを体現するイメージがある。一人ひとり完全に色が異なっていて、どこまでも魅力的だ。

そんななかでホソクさんの、 "音(楽器・ビート・声)" という本来 姿かたちのないものに対して命を宿して、動きを与える力、とんでもないものがある。無音で見たとき、どんな音が鳴っているか分かってしまうような気がする、そんなダンスなのだ。



パー子ボイスを出している間にも当然曲は進んでいくので、バース2・Jコールのラップに入った。



ここ、完全に『ライブ』だった。




私は元々バンドが大好きだ。バンドが好きな理由として、"全部生もの" だということが一番に挙がる。現場に行ったとき、そこにある音や声のすべてがまさに今、手作りで鳴っていて、同じ音が鳴ることは二度とない。メチャクチャ生き物だな〜〜〜と思う。そのライブ感が私はたまらなく好きなのだ。


それと全く同じ感覚を、このバース2で感じた。


振付のように、楽曲全体を通して緻密に構成された作品としてのダンスではなくて、Jコールが今放っている一つひとつの言葉の鼓動を表現をしているような、生もののダンスだった。


Jコールの言葉があってのホソクさんのダンスで、ホソクさんのダンスがあってのJコールの言葉で。本当に『共鳴』だった。ここまでひとつになれるのかと、なんかもう ちょっと震えてしまった。




途中、改装中か建設中か分からないけれど、そういう建物が映っている。普通だったら、360°撮影できたであろうこの場で、この建物を画に加えようとは思わないはず。でもけっこうガッツリ入ってるんだよな〜〜〜 避けようと思えば避けられた画、これもきっとあえて入れたのだろう。

ホソクさんに聞かない限り真意は分からないけれど、もしかしたら、『道半ば』をあらわすモチーフのひとつなのかもしれないなと思った。"完成形" でないもの、この建物が改装中であれば再構築を意味するとも考えられるし、建設中であればそのまま道半ばを意味するような感じ。



タイトルの『on the street』の表記もすこし気になっている。これ、傾向的に考えると『On The Street』になるのがノーマルだと思うのだけど、全部小文字なんだよなぁ。




『 j-hope Cole World 』




ドチャーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!



この部分を初めて聴いた瞬間の私のリアクション、マジで全ホビペンに見てもらいたかった。(何のため?)

冗談抜きで本当にひっくり返った。ずっと握りしめていたクロームキャストのリモコンを放り投げ、遠吠えをかましながら横にあった座椅子にしがみつき、しばし歓喜の嗚咽。傍から見れば完全に何かしらの末期である。




そもそもJコールのリリックが、まるでホソクさんへの応援歌のような内容になっていた時点でヤベすぎ案件だった。ヤベすぎだったのに、"j-hope" と "Cole World" 、この2つのワードをJコールがこんなにも含みを持たせて、大切に 大切に並べてくれたこのパート、あまりにも宝物すぎませんか……………?
ホソクさんが初めて聴いたとき、どんなに震えただろうか。泣いたんじゃないかな。MVでこの部分を 明るく暖かい陽射しが差し込むなか、Jコールの表情のみにフォーカスしたところをみると、なんだかホソクさんが受けとったときの想いが感じられるような気がしてならない。




ヤベすぎJコールリリックをなんとか乗り越え、ラストでもう一度ホソクさんのパートに戻ったと思いきや、ここでもトンデモ展開が待ち構えていた。


Jコールのコーラスである。



やさしすぎるダロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜がヨォ〜〜〜〜〜(嗚咽のカムバック)



なんなの?カドがなさすぎるだろ。ホソクさんをまるっと全部包み込むようなあたたかいコーラス。そっとそばにいるような、守ってくれているような、背中を押してくれているような、なんだか怖いものが一つもなくなる魔法みたいなコーラスだ。もうどうすればいいかちっとも分からなくなってきてしまった。取り急ぎJコールの方角に向かって合掌。(どこ?)




最後はきっと、『おかえり』の瞬間だね。



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アイドルって、どうしてもファンと向かい合う関係性になることが多いと思う。それが悪いとかダメとかそういうことではなくて、それに加えて、バンタンはさらに『隣に並んで、同じ景色を見る』という関係性も同時に築こうとしているように感じる。

"同じ景色を見つめて、ともに歩く" こと。これって、メチャクチャ愛だよな〜〜〜。

もし 向かい合う関係性だけだったら、きっと まわりが見えなくなることもあるだろうし、それで躓いて転んでしまったり、他の大切なものを見逃してしまったりするかもしれない。でも隣に並んで、手を取り合って、同じ景色を見ながらともに歩くことができれば、視野が狭くなって躓くこともないだろうし、お互いが大切にしているものもよく見えて、大切な人の大切なものまで特別に思える、つよくて靭やかな関係性になれるんじゃないかなぁ。永く一緒に居られるかたちって、こういうものなのかもしれない。


ホソクさんは、バンタンは、永く一緒に居たいと本気で思ってくれている。
私も、本気でそれに応えたい。

永く一緒に居る努力、忘れないようにしよう。



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大好きで大切で尊敬するあなたへ、最後にひとつ 特大の苦情を言わせてください。



これはソクジンさんにも伝えたかったことですが、ホソクさん、抱えきれなくなった愛は涙になることを知っておく必要があると思います。

泣かないで、と言うなら、どうか抱えられる大きさの愛にしてもらえませんか? あなたの、あなたたちの愛はどうしたってこぼれるんですよ、何ひとつこぼしたくないのに。


受けとり方がヘタなんじゃないの〜?って、目尻垂らして、ハートのお口で、陽だまりみたいなかおして、言ってくれるのかなぁ。

たいせつ

サポートの通知を目撃したときは涙と鼻水を渋滞させながら喜んでおります、読んでいただき本当にありがとうございます。感想はこの上ない励みに、サポートは新たな音楽を浴びにゆくきっかけになります。