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SNSで話題の「#おうち〇〇」とは?-実施実態と今後の予測

皆さまこんにちは。CCI Lifestyle Digital CONNECTです。

今回は、昨今SNSを中心に話題となっている「おうち○○」の実態と今後について、弊社独自調査結果をもとにご報告いたします。

食品・飲料業界に関わる方々にぜひご一読いただきたい内容となっております。

「おうち○○」とは?

まず初めに、「おうち○○」とはなにかをご説明いたします。
「おうち○○」とは、コロナ禍で外出を制限され、おうち時間が増えたことに伴い、これまで外出先で楽しんでたことをおうちで楽しむことを指します。特にInstagramを中心に、その様子が盛んにSNSへ投稿されております。

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※上記は弊社社員のInstagram参照

下記に代表的な「おうち○○」と、Instagramでの投稿件数を記載いたします。

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※2021年7月CCI調べ

「おうち○○」の流行状況

このような「おうち○○」の実施、SNSへの投稿は、コロナ禍で大きく拡大したと考えられます。
2020年3月からの1年間は従来に比べ、SNSなどに投稿される「おうち○○」のタグの種類が2倍以上になっております。
加えて、「おうち○○」関連の投稿・検索も2020年4月を境に大きく伸びています。

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※出典元:記事下部に記載(①)

また、「おうち○○」は、企業のマーケティングにも幅広く活用されるようになり、メディアでも複数取り上げられております。

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※出典元:記事下部に記載(②③)

これらの事実を踏まえ、今回は下記のテーマにてお話をさせていただきます。

「おうち○○」の実態と今後 × メディアでの情報接触
           ⇓
企業のマーケティングでの「おうち〇〇」活用法とは

「おうち○○」を実施するきっかけ、実施時に楽しみなことは? 

まず、「おうち○○」を実施したきっかけについては、弊社の独自調査によると、「おうち時間の充実のため」「イベント性を持たせたい」「食事の時間をより楽しみたい」などの回答が多い結果となりました。

さらに、「おうち○○」で最も楽しみなことについても、調査しております。

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こちらは、「家族や友人と充実した時間・食事を過ごすこと」、「家でお酒を飲む際により楽しむこと」と食に関する要素が上位にくる結果となりました。

知っている・実施したことがある・今後実施してみたい「おうち○○」は?

続いて、知っている・実施したことがある・今後実施してみたい「おうち○○」については、それぞれどの「おうち○○」が多いのでしょうか。

実施したことがある「おうち○○」については、下記の結果となりました。

※ジャンル別、具体的な「おうち○○」の2軸にて集計

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ジャンル別で1位は料理・食事。 
具体的には、おうちクリスマス、おうち居酒屋、おうちパーティー
食・イベントに関する回答が多くなっています。

また、知っている「おうち○○」、今後実施してみたい「おうち○○」については、下記の結果となりました。

どちらもジャンル別での1位は料理・食事。 
知っている「おうち○○」
具体的には、1位:おうち居酒屋、2位:おうちカフェ、3位:おうちキャンプと、食に関する回答が多い。

今後実施してみたい「おうち○○」
具体的には、1位:おうちクリスマス、2位:おうちカフェ、3位:おうち居酒屋と、食・イベントに関する回答が多い。

上記の結果を踏まえ、これ以降では、食とイベントジャンルに焦点を当て、お話をしていきます。

「おうち○○」を知ったときの情報源はなにか?

ここでは、食ジャンルでは「おうち居酒屋」、イベントジャンルでは「おうちクリスマス」を例にとり、メディアによる情報接触の実態をみていきます。
1つ目に、「おうち居酒屋」を知るきっかけとなった情報源についてです。

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こちらの結果は、Instagram>テレビ番組>クックパッド、クラシル、DELISH KITCHENの順となりました。

2つ目の、「おうちクリスマス」を知るきっかけとなった情報源についても、Instagram>テレビ番組>クックパッド、クラシル、DELISH KITCHENの順となり、「おうち居酒屋」と同様の結果となりました。

認知のフェーズでは、Instagramの影響力が強いようです。

「おうち○○」実施の際、準備の参考にした情報源はなにか?

続いて、実行フェーズについて、同様にみていきます。
1つ目「おうち居酒屋」の準備の参考にした情報源については、下記の結果です。 

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結果は、クックパッド、クラシル、DELISH KITCHEN =Instagram>テレビ番組の順となり、Instagramとクックパッド、クラシル、DELISH KITCHENが同率でした。

2つ目の「おうちクリスマス」の準備の参考にした情報源については、
クックパッド、クラシル、DELISH KITCHEN >Instagram>テレビ番組の順となり、クックパッド、クラシル、DELISH KITCHENがInstagramを上回る結果となりました。

実行フェーズにおいては、Instagramだけではなく、レシピサイトも多く活用されていることがわかりました。
なお、レシピサイトの中でも、クックパッド、クラシル、DELISH KITCHENが特に参考にされている結果となりました。

新型コロナウィルス収束後、「おうち○○」はどうなる?

ここまで「おうち○○」の実施実態についてご説明してきましたが、
冒頭で触れたように、「おうち○○」の流行はコロナ禍での外出自粛が影響しているかと思われます。
それでは、「おうち○○」は、新型コロナウィルス収束後も継続実施されるのでしょうか?

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エステ美容ジャンル以外の項目では、約半数以上が実施に前向きな回答をしており、特に料理・食事ジャンルについては、実施意欲が高いことがわかります。コロナ禍で生活が変化する中、「おうち〇〇」は新たな楽しみの一つとして取り入れられ、それが定着し、今後も残り続けるのではないかと思われます。

まとめ

それでは、「おうち○○」の実態と今後の予測について、以下にまとめます。

おうち○○まとめ

いかがでしたでしょうか。
ぜひ今後の広告戦略のご参考にしていただけますと幸いです。

なお、今回ご紹介した調査結果については、今年の8月に弊社で開催したウェビナーでもお話をさせていただいた内容となります。弊社独自調査のご報告や広告ソリューションのご紹介を行うウェビナーは、今後も定期開催してまいります。

おうち○○ウェビナービジュアル

LDCでは、今後も生活者への独自調査を行い、そこから見える効果的な広告戦略について発信していきます。
具体的な広告プランニングのご相談などは下記までお問合せください。

■お問合せ:LDC@cartahd.com

また、今回の調査資料については、弊社HPの資料申込フォームよりDLいただくことも可能です。ご興味がござましたら、そちらよりお申込みいただけますと幸いです

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※調査概要
・調査対象:20~40代の女性 
同居する家族(夫・子)がおり、下記条件いずれもに該当する人
-週に2日以上自炊をしている
-SNSを週1日以上利用している
 -料理をする際、webサイトまたはSNSを使って情報収集をしている    

・調査地域:全国
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査時期:2021年7月2日(金)~2021年7月3日(土)
・有効回答数:927ss
・調査実施機関:株式会社マクロミル
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<出典元>
①RoomClip住文化研究所/2021年4月20日https://lab.roomclip.jp/contents/life-post-covid-19/
②PR TIMES/2020年4月13日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000020760.html
③Yahoo!ニュース/2021年7月7日 https://news.yahoo.co.jp/articles/0d6d719b4f4d26bf448181e1b9811df2396ced26?page=1


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