一般社団法人コミュニティ&コミュニティホスピタル協会

コミュニティホスピタルの立ち上げで地域と医療の課題解決を目指す、CCH協会のnoteで…

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コミュニティホスピタルの立ち上げで地域と医療の課題解決を目指す、CCH協会のnoteです。 全国の中小病院への経営支援を軸に、病院で働く人、患者さん、地域住民が共に幸せを追求できる社会を創造します。 https://cch-a.jp/

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「CCH総合診療専門医/フェローシッププログラム」の新メンバー9名の歓迎式を開催しました

2024/04/01はC&CH協会がサポートしている総合診療専門医プログラムと指導医フェローシッププログラムに新たに加わる医師9名の歓迎式が行われました。 当協会では東京都の2つの医療機関(同善病院、桜新町アーバンクリニック)と連携して総合診療専門医プログラムを運営しています。 2024年度は新たに3名の専攻医が加わりました。3名の皆さんは元々総合診療医を志向されていた医師で、コミュニティホスピタルの理念に共感して、大病院の中ではなく、地域に近い場所で研修を受けたいと当プ

    • 横浜市寿地区でプライマリ・ケアを学ぶ ~研修ガイドブックの制作後記~

      C&CH協会の村上です。 前回の記事ご紹介した研修ガイドブック「マナブことぶき」、半年前からこのガイドブックの制作に関わったのですが、この制作に携わって色々なことを感じ、学ぶことができました。 研修ガイドブックに載せられなかったこともあるので「制作後記」としてその一部を記録しておきます。 私自身、寿地区の知識はなく、訪れたこともなかったために、まず最初に金子先生推薦の参考書籍「寿町のひとびと」を読むところから始まりました。読み終えたあとは、寿町の介護や福祉に関わる方の話を聞

      • 横浜市寿地区でプライマリ・ケアを学ぶ~研修ガイドブックの制作~

        当協会にて、総合診療、プライマリ・ケアの推進の一環で横浜市立大学大学院ヘルスデータサイエンス専攻、横浜市寿町健康福祉交流センター診療所の医師の金子惇先生とご一緒に「マナブことぶき」という16ページの「研修ガイドブック」を制作いたしました。 金子惇先生が勤務する横浜市寿町健康福祉交流センター診療所は横浜市寿町にあります。 この寿地区は、東京の山谷、大阪の釜ヶ崎とならぶ日雇い労働者の街として知られていますが、現在では住民は高齢化して福祉ニーズの高いまちに変化してきています。

        • CommunityHospital@シンガポール見学記③(今後のCHの方向性と可能性)

          C&CH協会、同善病院の小笠原雅彦医師が2024年1月にシンガポールのCommunity Hospitalに見学記の第3回。1~2回ではシンガポールの医療にまつわる背景、見学した2つのCommunityHospitalについてご紹介してきました。今回はこれまでのまとめとして、もう一つのシンガポールの医療、見学を通じて再確認した方向性と可能性についてご紹介して、今回のシンガポール見学記をまとめようと思います。 前回はこちら タクシー運転手が口にした「もう一つのシンガポールの

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          CommunityHospital@シンガポール見学記②(ソーシャルな機能を有す2つのCommunityHospital)

          C&CH協会、同善病院の小笠原雅彦医師が2024年1月にシンガポールのCommunity Hospital見学記の第2回。前回はシンガポールの医療にまつわる背景について紹介しました。今回はいよいよ本題であるシンガポールのCommunityHospital見学レポートです。 前回はこちら 204床のCommunity Hospital(St. Lukes Hospital) 見学した1つ目のCommunity HospitalがSt. Lukes Hospital(以下、

          CommunityHospital@シンガポール見学記②(ソーシャルな機能を有す2つのCommunityHospital)

          CommunityHospital@シンガポール見学記①(国策として推進されるCommunityHospital)

          シンガポールは高齢化が進行する中で、国の医療政策として地域を支える病院(シンガポールでは“Community Hospital”と呼ばれている病院)を増やす取り組みを行っています。 C&CH協会、同善病院の小笠原雅彦医師が2024年1月にシンガポールのCommunity Hospitalに見学に行って参りましたので、その見学記を3回に分けてご紹介します。 医療制度や環境は異なるものの、高齢化という同じ問題を抱えている中で、コミュニティホスピタルという同じ形の医療に行き着い

          CommunityHospital@シンガポール見学記①(国策として推進されるCommunityHospital)

          駆け出しコミュニティナース奮闘記@同善病院 ー地域の関わり町会編ー

          こんにちは、コミュニティナースの小笠原です。 私事ですが出産のため昨年8月からお休みをいただいておりましたが、活動を再開しました。 同善病院として地域活動をするなかで、商店街や町会の新年会にもお声かけいただけるような関係性ができました。 今回は町会との現在の関係に至るまでの軌跡をお伝えしようと思います。 町会長から一言「同善病院はどこを向いているのかわからない」 コミュニティホスピタルとして初めて同善病院が町会長と関わりを持ったのは2022年の夏でした。社協さんの勧めもあ

          駆け出しコミュニティナース奮闘記@同善病院 ー地域の関わり町会編ー

          【CCHパートナーズ会員限定】C&CHカンファレンス2024春を開催しました

          2024/03/16 C&CHカンファレンス2024春はオンラインで開催されました。今回のカンファレンスはCCHパートナーズ会員限定で行われましたが約100名の方からの参加申込があり、盛況のうちに終了いたしました。(CCHパートナーズ加入いただいた皆様にはアーカイブ動画をご案内します) ▶CCHパートナーズについてはこちら C&CHカンファレンスとは 当協会では、コミュニティホスピタルを全国に広げていくために、関心を持っていただいている病院、個人の皆様がお互いに学び、情報

          【CCHパートナーズ会員限定】C&CHカンファレンス2024春を開催しました

          コミュニティホスピタルが取り組むACPの普及~「もしバナゲーム」を通してACPを学ぶ地域と病院

          こんにちは、CCH協会です。コミュニティホスピタルでは患者さんが住み慣れた地域でそのひとらしく生活できるようにするために様々な取り組みを推進しています。 今回は水海道さくら病院で取り組んでいるACP(アドバンスドケアプランニング)についてのお話です。 1.なぜ当院が主体的にACPに取り組むのか 茨城県常総市にある水海道さくら病院。常総市の医療機関で唯一訪問診療を展開しているコミュニティホスピタルです。訪問診療を開始して6年。その間、住み慣れた地域で最期を迎える人たちを多く

          コミュニティホスピタルが取り組むACPの普及~「もしバナゲーム」を通してACPを学ぶ地域と病院

          開催済【CCHパートナーズ会員限定】3/16(土) C&CHカンファレンス2024春 のご案内

          こんにちは、C&CH協会 事務局です。昨年秋にスタートした「CCHパートナーズ制度」の特典の一つであるオンライン勉強会のお知らせです。 ※CCHパートナーズにご加入いただければ聴講可能です。 ▶CCHパートナーズについてはこちら https://cch-partners.jp/ 中小病院が日本の医療を変革する”コミュニティホスピタル構想”とは? 今回イベントではコミュニティホスピタル構想について具体的に紹介し、全国の先駆者たちから実例や取り組んでいることをお話しします。 総

          開催済【CCHパートナーズ会員限定】3/16(土) C&CHカンファレンス2024春 のご案内

          地域活動を振り返る@同善病院 ー広報誌のつくり方ー

          こんにちは、CCH協会の福井です。 昨年2024年9月から、コミュニティプランナーとして、同善会を中心に地域とつながり、小笠原彩花さんと共に、いつまでも安心して暮らせる地域づくりを目指し活動をしています。 本記事では、地域活動の取り組み1つ1つに注目し、各種施策の目的・実践・反響を振り返っていきたいと思っています。 今回のテーマ「広報誌」です。同善会では、「同善会だより」という名称で、地域の方向けにイベント実施後のお知らせを配布しています。実はこの広報誌、広報部門ではなく

          地域活動を振り返る@同善病院 ー広報誌のつくり方ー

          同善病院の採用活動改善の軌跡(2022年4~2023年12月)

          CCH協会の村上です。医療職の採用は多くの医療機関が抱えている課題です。今回はコミュニティホスピタルを目指す同善病院(東京都台東区)の採用活動についてお伝えします。 はじめに 2022年4月からコミュニティホスピタルへの転換に取り組み始めましたが、その中で①職員の意識転換と教育、そして②コミュニティホスピタルにマッチする職員の採用活動について、病院として優先度を上げて取り組んできました。結果からお伝えすると、2023年12月までに下図のように大きく入職者数ともに伸ばすこと

          同善病院の採用活動改善の軌跡(2022年4~2023年12月)

          病院のCCHパートナーを掲載しました

          2023年秋より、コミュニティホスピタルに関心を持っていただいている病院、個人の皆様がお互いに学び、情報交換をできるネットワーク「CCHパートナーズ制度」をスタートしました。 法人パートナー、つまりコミュニティホスピタルを目指している病院様からの申込みが2024年1月初め時点で17病院あり、そのリストをホームページ上に掲載いたしました。現時点でも申し込みをいただいている病院様もあるので、今後順次更新してまいります。 そのうち、いくつかの病院様にも訪問・見学してまいりました

          2023年 人気記事ランキング(閲覧数)

          こんにちは、CCH協会の村上です。 2023年もあとわずかとなりました。今年1年で22本の投稿をさせていただき、1年間で13,617ビュー、148スキをいただきました。いつもご覧いただきありがとうございます。今回はどんな記事を注目いただいたのかをランキングで振り返ってみます。 第10位 経営難と災害から3年で奇跡の復活。地域の在宅… 477ビュー。茨城県常総市でコミュニティホスピタルを目指している水海道さくら病院のなりたちについて紹介した記事です。すでに外来・入院・在宅は

          コミュニティホスピタルにおける認知症患者さんとの向き合い方

          ここまでコミュニティホスピタルが取り組む「認知症にやさしいデザイン」、認知症を当事者目線で理解する「認知症AR体験DemantiaEyes」の紹介を行ってきました。今回は全4回のまとめとして水海道さくら病院の取り組みを振り返ります。 1 コミュニティホスピタルが認知症患者と向き合うべき理由 高齢化が進展するにつれて、認知症者数が増加することがわかっていますが水海道さくら病院の周辺地域でも同様の傾向があります。地域全体の人口は今後縮小の傾向にありますが、高齢者人口や認知症者

          コミュニティホスピタルにおける認知症患者さんとの向き合い方

          【メディア掲載】読売新聞朝刊・読売新聞オンライン

          『読売新聞 朝刊』2023/11/10 コミュニティホスピタルを掲げている豊田地域医療センター、水海道さくら病院、同善病院などの活動とともに、地域密着で入院から在宅医療まで担う「中小病院の一手」として、コミュニティホスピタルの取り組みについて大きく取り上げていただきました。 『読売新聞オンライン』※有料記事です https://www.yomiuri.co.jp/commentary/20231109-OYT8T50124/ CCHパートナーズが始まりました!コミュニティ

          【メディア掲載】読売新聞朝刊・読売新聞オンライン