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週報プークス4月 香ってくるものものたち

前回の週報はこちらから。




4月22日(月) 「PLANET SEX」 見たよ

歩いているうちに、ぱらぱらっと雨粒が降りかかったが、本降りにはならなかった。手で水の粒を払ったような、そのくらいの感じ。
この日は連作の皿と、使っていない加湿器をセカストに売りに行った。
昨日からお腹の調子が下り気味で、それを気にしながら歩いている。さまざまな種類のおそろしさが着いてまわる。
夜には霧雨になった。

Eテレ「PLANET SEX(邦題:カーラ・デルヴィーニュ 本当の私を探す旅)」を見る。ジェンダーやセクシュアリティへの疑念を抱いてきた過去と、今を生きている人々の背景から、その生に込められた喜びや困難と自身の過去を照合するモデルのカーラ・デルヴィーニュのドキュメンタリー。

Ep3に出てくるゲームキャラクターと成婚した女性が、自分の親に孫を期待されたが親のおもちゃにされるなら産みたくない、と言い切って、その確固たる意向が、どんとこちらに投げられてくる。(同感〜)
また、不倫やポリアモリーなど複数人との恋愛や性愛、パートナシップについても扱っていて、女性2人と男性1人で子どもがいる家庭やポリアンドリー(一妻多夫)が紹介されていた。
昨日は東京でレインボーパレードがあった。「PLANET SEX」でも、2022年のもようが収められている。さまざまな人々が、自分たちの在り方を自由に実現できるようになる未来にしか興味がない。



4月23日(火) 欲望のままに

昨日は久しぶりに、夜遅くまで続けてがっつりと食べていた。
豚ひき肉のシンプルなハンバーグ、スライスオニオンのソテー、ハーブ塩を振った鮭など。ポテトチップスの大きな袋も開けた。
そして、一日おなかが重たくて、コーヒーだけ飲んで過ごす。ガスもよく出た。

年明け頃からずっとあったニキビの跡が、ようやく目立たなくなってきた。
夕方になると、曇って冷えた空に明かりが差してくる。毎日がおだやかである。今日も寒くて、厚手のニットを着た。

街中に住む友人などは、自然に飢えているのか少しでも緑のある公園や、週末はキャンプ場に行くなどして緑や空気を摂取している。田舎は、そこへ行かずともそれがある状態で、リフレッシュするとなったらどこへ行けばいいのかな、なんて考える。



4月24日(水) 水の匂いを嗅いで

あらかた花は散って、新緑の萌えが勢いをつける。
萌えが本来の意味を発揮している今。
空気に湿度を感じたので、前倒しで梅雨が来そう、と思うなどした。
連夜、ハレーションの輪が見えた月が隠れてしまい、雨が降る。
野球の試合が軒並み中止になっていたみたい。

たまたま読んだnoteが良かった。


就業先を探しているときに目にするもので、ほんとうに必要な情報が書かれた概要、というものは無いなと感じる。魅力的なメディアもわずかだ。
この方の記事では実務体験をレポートすることで、あらかじめルーティンを明かし、求人内容に具体性を持たせていてお店にとっても求職者にとってもうれしい効果があるのではと思いました。



4月25日(木) 怪奇! タブ並べ

ブラウザのなかでいくつも読みたい記事をストックするために、広げっぱなしにしとく愚行を減らすべく、少しずつ読み進めると、また気になる記事をピックして置いてしまう際限のなさ。

出先で、矢部太郎さんのコミックエッセイ「プレゼントでできている」を読む。人生の折々に渡しあったものは、モノだけでなく気持ちも体温ものっていて離れがたさがあるという小編。
異国の家族に託された絨毯から、父親の断捨離などに添い、矢部さんの描く人物や心象風景のあたたかさは、ちょっとした気恥ずかしさと共にあって、思い返すときはいつもふわりと浮いている。
(「大家さんと僕」でも秀逸な表現でしたよね。)

誰かの想いを託され、また自分からその想いを想像するに至れるとき、それだけ自分の未熟さに正直でいらっしゃるんだな、って感じています。
ちょっとへんな言い方かもしれないですけど、矢部さんには、おでんの大根みたいなやさしさがある。 BookBangで試し読みできます。



4月26日(金) もわわん

今日は、また無印のワンピースを着た。予報を見たら25度。
暑いよね。でも、ZARAで買った豹柄で分厚いロングカーデを持って出る。帰る頃には冷えるからね。
子を想って母は先んじてあれこれ言っていたが、それが反映されたことはあんまりないかもしれない。今になってみると、気温と体温の調節など暮らしについて、母の細々と言ってきたことの一部は活かされているが、子どものジャストなうには必要のないシーンが多かった。
体力の若さではねのけられることもあったのだろう。それか、失敗と体験に結びつきをいまいち感じられず、床に伏せてるうちに忘れたのかもしれない。



4月27日(土) 「ポリタスTV」 見たよ

「ポリタスTV」のアロマンティック(Aro)・アセクシュアル(Ace)回を見る。(メンバーシップ登録でアーカイブ視聴できます)
ゲストは、Aro / Ace 当事者のなかけんさん。
語句の説明や表記ゆれなど基本的なところから話しつつ、なかけんさんの当事者経験や Aro / Ace の団体に寄せられた意見をベースにお話しされてました。特に「恋愛・性愛と性欲は違うよ」ってトピックがよかった。
パレットーク「あちゃこちゃらじお」でも、ゲストを呼んでのアロマンティック特集。こちらも必聴です。


週報にも記したけど、4月6日には「アセクシュアルの日 International Asexual Day」がある。今は啓蒙としての意味合いが強いけど、じきに過去を忘れないための記念の日になるのかな。
シスヘテロだけが恋愛ですか? って気持ちは、ずっとある。怒りではないけど、苛立ちとしてね(矛盾してるようで両立するんだな〜)。
わたしはデミロマンティック・デミセクシュアルで、その対象は今のところ男性。信頼関係があるひとに恋愛や性愛として惹かれる傾向にあって。
その自認に至るまで、いったんはアロマンティック・アセクシュアルと仮定していました。
デートレイプに遭ってからも恋愛や性愛を自分は強く求めている、と考えていたこともあるけど、内省が進むうちに、それからジェンダーとセクシュアリティについて日々、現状から知るうちにデミセクシュアルに行きつき、それまで恋愛や性愛において必要だとされていることが、しっくり来なかった体験と理由が合致しました。
何度も言うけど、容姿の情報が誰かを好きになるとき優位に働く、ってわたしにはありえないことだったから。
(これはいわゆる「ビジュが良い」という感想を持つことを否定するものではないです。ただわたしの場合は、美術館で作品を眺めてる距離感であるということ)
なんでも知っておくもんですね。理解はあとから着いてくる。



4月28日(日) 食べもの

乾麺の焼きそばがスリムになっている気がする。
こころなしか縦長。真四角のきみはどこへ。

最近、余っていた黒豆を煮ては食べているんだけど、料理を作るなかでも煮物は自分にとって苦手な分野だなと作って食べては、加減の難しさを知る。
煮つめる時間がかったるい、って感じてしまう。短縮するために工夫することがもはやめんどくさい。
正月の黒豆は正解のレシピがあって、それに沿ったら完璧に仕上がるのがわかっているんだけど、日々の皿に煮物を持ち込めるのは、かなり余裕のなせる技な気がしている。
醤油が強くてスパイスを足してごまかした。

大福と納豆巻き、おにぎり、豚汁が飽きずに食べていられるものかもしれない。そのとき食べたいもので満たされたいと思うのとは、また違うかたちで食欲に触れている。安心に近いものだろう。




今週も読んでくださり、ありがとうございました!
過去の週報はマガジンにまとまっています。そちらもどうぞ。

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