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「UNREAL FEST 2023 TOKYO」参加レポート①🐻

皆さんこんにちは!かずまです🐻先日、東京の秋葉原で2日間に渡って開催された「UNREAL FEST 2023 TOKYO」についての記事になります!

「UNREAL FEST」とは、Epic Games Japan が主催するオフィシャルの Unreal Engine の大型勉強会です。

https://unrealengine.jp/unrealfest/2023/

今回は東京スタジオのプログラマー7名が講演に参加したので、それぞれの感想や勉強になったポイントをピックアップしてご紹介していきます🎮

DAY1 Unreal Showcases

State of Unreal +

プログラマー R・O
UE5.2の新機能【Procedural Content Generation】にとても興味がわきました。内容としてはプロシージャルにメッシュを配置する機能となりますが、とても簡単にフィールドを作成できることと、レベルの調整も容易であり、UE5を使用したオープンワールドを作成しやすくなったと思います。

プラグインによる効率的なエンジン拡張- stelllaで実現するメタバース開発

プログラマー T・Y
UNREAL FEST 2023 TOKYOに参加して、いくつかの講演を聞いた中で特に面白く感じたのは、DAY1で開催された「プラグインによる効率的なエンジン拡張 - stelllaで実現するメタバース開発」という主題の講演でした。
特筆すべきなのが、スライド自体は一般的なパワーポイントではなく、Blueprintの機能を拡張してノード内にスライドの内容を表示してプレゼンされていましたので、この発想はとても面白くBlueprintの可能性をさらに感じました。
講演の内容自体は、主題通りに様々なエディタの機能を拡張する事例を紹介されましたが、どれもエンジン改造をせずにプラグインとして実装できることがわかり、非常に勉強になりました。

『Hi-Fi RUSH』のリズムアクションはどうやって生まれたのか!?

プログラマー Y・T
非常に参考になりました。
特にゲームのアクションをサウンドの拍に合わせるためにPGとアーティストが連携してシステムを実現している部分はタメになりました。
また、プロトタイプの時点でビジュアル以外は製品とほぼ同じように見えたので、最初期にコアの部分を作り込むはとても重要だなと改めて思いました。

『Hi-Fi RUSH』開発事例 グラフィックスと最適化紹介

プログラマー  M
プログラマーの自分の専門とは少し離れた描画周りの講演で分からない点もありましたが、影用のLightActorを用意して影をつけるオブジェクトを制限する点やGPU物理シュミレーションによるコインの実装は参考になり、今後の開発に活かせそうだと感じました。

プログラマー R・T
Hi-Fi RUSHの講演は、コインが飛び散る部分の作り方とかが実装の参考になりました。何より講演を聞いていてゲームそのものが面白そうだったので、今度実際にプレイしてみたいと思います。

『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』開発における心得と制作手法

プログラマー A・H
ロジック部分の移植にあたり、オリジナルのPSP版から一度WIndowsコンソールアプリケーションに移植した後に、UEに移植したとのことです。
スライドではコンソール画面でキャラクターのセリフやバトルログが表示されており、移植をして"ゲームを動かすまで"の具体的な内容を知ることが出来ました。

プログラマー N・M
私はUnreal Showcases、Indie Focusの両方に参加しました。
6.2に関してですが、どの講演も興味深く拝聴しました。
中でも「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン開発における心得と制作手法」にて、最初にコンソール移植したという話が印象に残っています。ゲームロジックをそのまま移植し、グラフィック部分でUnreal Engineを活用した事例は大変面白く、参考になりました。

6.3は以前から気になっていたDETECTIVE NEKKOの体験版をプレイしました。とても丁寧に作られており、今後が楽しみな作品でした。
UNREAL FEST のリアル参加は今回が初めてでしたが、両日とも有意義な時間を過ごすことができました。
そしていつかは自社のゲームで講演参加できれば、と思いました!


DAY1 Unreal Showcasesについては以上となります!
具体的な内容について興味のある方は、Unreal Engineの公式YouTubeチャンネルで講演の動画とスライドが公開されているので、ぜひご覧ください!

DAY2 Indie Focusにも、私を含めた数人が参加したので、次回のブログでご紹介します!こうご期待!


東京スタジオ かずま