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【偏見!】cbyoshidaの考察日記

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「試験の乗り越え方」について聞かれた

「試験の乗り越え方」について聞かれた

音大生のビックイベントこと【実技試験】です。
ある日一年生に「試験の乗り越え方」について聞かれて、内心試験ほど適当にやってたものはないんだけどなとも思いつつ、いろいろ挙げてみました。みなさんは何考えていますか?

返答第一声
○その曲ほんとに好きなの?
厳しい言葉を投げかけたと思います。でも高校の時から実技試験をして思ったのは、やっぱり自分がその曲好きじゃないと人に伝わらないよねという。
そして演

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演奏会はお客さんをいっぱい呼ぼうの話

演奏会はお客さんをいっぱい呼ぼうの話

当たり前だろNo.1の話をします。
しかし毎週のように演奏会をしていると流れ作業のようになってしまう…
もう一度演奏会に大切な人(親とか)が観に来てくれたときのことを思い出しましょう。

○誰のために弾いてるの?
レッスンでもたまに議題があがってきますね。どっちで答えても怒られた記憶が。
私は「人のため」派です。
自分で言うのもですが中学吹奏楽部のときから私の存在は他の学校の方々に知られていたので

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【考察】組曲とかセレクションはなぜ存在する? 〜作曲家の生き残りをかけた苦肉の策〜

【考察】組曲とかセレクションはなぜ存在する? 〜作曲家の生き残りをかけた苦肉の策〜

バレエやオペラなど数時間に渡るクラシック音楽は現代でいう映画のような壮大なスケールの作品です。
しかしながら時間がない人は今も昔も存在します。そんな方々にも長時間作品の魅力をかいつまんで知ってもらおうとしたのが『組曲』や『セレクション』といったものです。

○管楽器や弦楽器や声楽を用いた演奏の成り立ち

主にかなりざっくりカテゴライズすると、
民謡
協会音楽
軍楽隊

そこから派生・進化して

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【初コンクール鑑賞】アンケートから『コンクールの社会的な意義』を複合的に考えてみる

【初コンクール鑑賞】アンケートから『コンクールの社会的な意義』を複合的に考えてみる

えらくご無沙汰しております。細々と生きています。私の現在の活動報告はInstagramから発信しております。

この2年くらい?の話は省きまして、今回は仙台国際音楽コンクールに行ってきて、そこに同封されていた九州大学大学院芸術工学府からのアンケートにいろいろ考えさせられたので、それに関して述べたことをnoteを用いて共有できたらと思います。

アンケートの趣旨は

とありました。

クエスチョンと

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【偏見・思想】世の中結局科学な件

【偏見・思想】世の中結局科学な件

音大を卒業して某教育業界に携わる中で感じていることと、たまに楽器を弾いて思ったことを書いていきます。(cbyoshidaの今)

○人に教える仕事をして感じていること(スキル的な)
大学までの自分:長期的には技術的な〇〇は必須だけども、短期的には精神的なアプローチ(いわゆる気持ちの持ちよう)が左右するのではという考えでした。
なのでまず第一に気持ちさえあれば上手くなるんじゃないかと考えていたのです

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【偏見・考察】クレッシェンドの反対はデクレッシェンドではないという考え

【偏見・考察】クレッシェンドの反対はデクレッシェンドではないという考え

今回はクラシック音楽家の中で一定数存在する(かくいう私もその一人)クレッシェンドの反対はディミユエンドであるという派閥について考察してみたいと思います。

今回もホワイトボードを活用しますが、ボードの中では柔らかい表題で

cresc.の反対はdecresc.?or dim.?

です。割とメジャーな考察ではありますね。音大生なら一度は考えてもらいたい内容で、私は高校の音楽の先生から強い影響を受け

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