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無料のオンラインカウンセリング

ネットでオンラインカウンセリングと検索すると、関連性の高い検索ワードに「オンラインカウンセリング 無料」と必ずといってよいほど表示されます。認知行動療法カウンセリングセンターという相談機関を全国5か所で開設している私ですが無料のカウンセリングについてはこれまで色々と考えてきましたので今回は、無料の(オンライン)カウンセリングをテーマにお話ししていきたいと思います。


無料のカウンセリングは実在します

無料のカウンセリングとは厳密には異なりますが、自己負担なくカウンセリングをうけることはできます。1つ目はスクールカウンセラーです。全国の小・中学校に配置されており文部科学省が経費補助を行っています。学校に在籍する生徒や保護者が相談をすることができます。2つ目は保健所や精神保健福祉センターで精神疾患や家庭での悩みなどの相談を受けることができます。3つ目に県が運営している、こころの電話相談があります。家族や仕事、人間関係などさまざまな相談をすることができます。最近では民間と行政が協力してLINE相談を行う地域もあります。いずれも行政や県などが経費補助を行うことで無料のカウンセリングを受けることができます。その他にも企業がカウンセリング料金を負担することで従業員やその家族が無料でカウンセリングを受けることできます。

怪しい?無料カウンセリング

お金の出所が明確な無料カウンセリングは安心してご利用いただけるかと思います。しかし、不透明な無料カウンセリングには用心ください。よほどのボランティア精神でもない限り無料でカウンセリングを行うことはありません。入り口は無料でも気がつけば高額な教材を買わされることもあります。納得いくだけの理由が書かれているか調べたうえでの利用をお勧めします。
以下に無料でも違和感のない理由をまとめてみます。

1.大学や企業とタイアップしての研究を目的とした無料カウンセリング
研究費でカウンセリング料金を賄うことができるため無料もしくは謝礼をおもらいながらのカウンセリングが可能

2.カウンセリングの敷居を下げるため初回のみ無料
まだまだカウンセリングを利用される方は限られています。そこで初回のみ無料で行うことでカウンセリングの敷居を下げるために行う場合もあります。ただ、2回目以降の料金が明確であるかはリサーチすることが大切です。

3.トレーニングとして無料で実施
心理カウンセラー資格は取得したものの実績がないためトレーニングの一環として無料もしくは低価格でカウンセリングが行われる場合があります。多くは大学付属の心理相談室がそれにあたります。

無料のオンラインカウンセリング

厚生労働省が行うSNS相談、NPO法人が主催のオンラインカウンセリングなど行政機関が運営するオンラインカウンセリングを複数発見することができました。

無料カウンセリングの課題

相談内容にもよりますがカウンセリングはある程度の回数を受けた方が何らかの改善は見込めます。しかし無料相談の場合、継続しての相談を受けることが制度的に難しかったり、間隔がかなり空く恐れがあります。場合によっては毎回、担当カウンセラーが異なる場合もあります。カウンセリングにはさまざまな療法がありますがそれを選択することも難しいです。このように無料であるがゆえの課題もありますのでお受けになる際はご検討ください。

認知行動療法カウンセリングセンターの無料相談

認知行動療法カウンセリングセンターでは無料のカウンセリングは行っていませんが、代わりに事前無料相談を実施しています。これはカウンセリングがどのようなものなのか、自分の相談内容でも対応可能か、どのような人が担当になるのかなどカウンセリングを受ける前の疑問解消を目的としたものになります。時間は約10分と短めになっています。対面やオンラインでも対応しています。

有料カウンセリングの利点

有料カウンセリングの利点は、継続してカウンセリングの予約ができること、担当が固定でどんな人か明確、自分が受けたい療法をうけることができるなどが挙げられます。

リンク集

認知行動療法カウンセリングセンター東京店

認知行動療法カウンセリングセンター大阪店

認知行動療法カウンセリングセンター広島店

認知行動療法カウンセリングセンター山口店

認知行動療法カウンセリングセンター沖縄店


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