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【ラッシュデュエル】2月ラッシュデュエル大会結果分析

「閉ザサレシ新幹線ノ半島(サロス=エレス・ナガサキケン)」よりこんにちわ。
C.Bです。
毎月300~400の大会情報を#からふだ を元にXから拾って、その集計ならび報告を行っています。

2月は『超越のトランザム』が発売され、非常に優秀なカードが多く登場しました。
特に「サンセットリバース」は非常に高い採用率を誇る強力な罠であり、今後の大会シーンでも良く見るカードとなるでしょう。

デッキ、LEGENDカードとしてはどんな優勝推移となったでしょうか。
では、2月ラッシュデュエルの優勝統計結果を見ていきましょう!


2月優勝統計

優勝シェア同率1位【ハーピィ】

優勝シェア1位は【ハーピィ】でした!
1月からは大きくは変わらず、罠に「サンセットリバース」を採用したデッキが見られるようになったくらいの構築の変化でした。
登場以降環境の最前線を走り続けている【ハーピィ】、レベル7以上のモンスターを採用しない関係で事故率が低いです。

事故率の低さ、高い除去能力、多彩な攻撃力を上げる方法を持つため安定して高いパフォーマンスを発揮することができることも、この群雄割拠なラッシュデュエル大会環境上位を維持し続けている要因でしょう。

・【ハーピィ】レジェンドカード一覧

1月はドローカードが多く採用されていましたが、2月は全てのデッキで「ブラック・ホール」が採用されていました。
「ブラック・ホール」で全体除去を行い、多数の攻撃力を上げるカードにより高い総攻撃力で勝負を決めるプランを取っていることが分かります。

罠としては「ゴッドバードアタック」「強制脱出装置」と着地狩りが行えるカードが主に好まれています。
罠による破壊への耐性が多くのカードに配られている昨今、「強制脱出装置」が採用されたのも納得です。

・【ハーピィ】サンプルレシピ

優勝シェア同率1位【ロイヤルデモンズ】

同率1位で優勝したのは【ロイヤルデモンズ】。
『ハイグレードコレクション』にて足回り、エース両方が大幅に強化されたため大会環境に現れるようになりましたが、さらに『超越のトランザム』にて「ロイヤルデモンズ・キングスリターン」が登場しさらに追い風が吹いております。

「ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル」はレベル8以下を除去することができますが、「ロイヤルデモンズ・キングスリターン」で墓地肥やし、サルベージを行いながら相手モンスターのレベルを下げることができるようになりました。
これによりレベル10までのモンスターを「ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル」で除去することができるようになり、対応力が非常に高くなったことが優勝数を引き上げた要因でしょう。

・【ロイヤルデモンズ】レジェンドカード一覧

LEGENDモンスターとしては「グレート魔獣 ガーゼット」が圧倒的採用率100%でした。
個人的には「虚無魔人」は【ガイア】【メテオブラックドラゴン】【闇魔】と広く刺さるため人気なのではないかと考えていましたが、「ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル」による高火力をウリとするデッキにおいて最優先は速攻のようです。

確かに「虚無魔人」がいると高攻撃力な相手モンスターが出てくるのが阻害されます。
「ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル」のためにも、相手には好きに動いてもらった方がいいのかもしれません。

・【ロイヤルデモンズ】サンプルレシピ

優勝シェア同率1位【ガイア】

レベル7を強力にサポートする「七宝船」、そしてそれを指定した効果を持つ「七宝神-良財」を新たに組み込み、動きの幅を広げた【ガイア】が同じく1位入賞となりました。

墓地フュージョンを行うことができるため元々「七宝船」で「ガイア」モンスターを墓地へ送って手札効果を行いながらフュージョンの準備を行う攻めの動きを行うことができるのですが、「七宝神-良財」により今まで足りなかった守りを補うことができるようになったことは【ガイア】にとって大きな進展と言えるでしょう。

・【ガイア】レジェンドカード一覧

元々種族統一がされていないため、各々が考える相性の良いモンスター、今環境に合うモンスターが採用される傾向にある【ガイア】。
中でもステータスが一致しサポートが噛み合う「ブラック・マジシャン」は一番人気となっております。

面白いのはLEGEND魔法、LEGEND罠。全デッキで「天使の施し」「魔法の筒」の採用となりました。
フュージョンを主体とし、墓地もフュージョンに利用する【ガイア】で「天使の施し」が採用されるのは納得ですね。

・【ガイア】サンプルレシピ


優勝シェア同率4位【メテオブラックドラゴン】

ノスタルジックさを感じるカード達が多く入っているテーマの【メテオブラックドラゴン】。
フュージョンモンスターが非常に強力で、相手モンスターの全体除去を行う「ブラック・ドラゴンズ・デーモン」、フュージョン魔法により万能除去を伴う「メテオ・ブラック・ドラゴン」、4000近くか4000 OVERの攻撃力で貫通攻撃を行う「メテオ・ブラック・マーズドラゴン」と多彩な攻め手を得意としています。
「メテオ・ドレイク」によりフュージョン魔法を手札に加えやすく、フュージョンの速度が早いのも強みですね。

・【メテオブラックドラゴン】レジェンドカード一覧

テーマの都合上LEGENDモンスターが固定される傾向にある【メテオブラックドラゴン】。
LEGEND魔法はフュージョン召喚成立を狙っての「天使の施し」採用となっております。
フュージョン魔法の都合上手札に素材を揃えることも求められますので、より多くのカードに触れることができる「天使の施し」が相性◎となっております。

・【メテオブラックドラゴン】サンプルレシピ

優勝シェア同率4位【闇魔(キャットロワ)】

「魔導書棄却」「魔力抽出」でデッキを回し、「黒魔術師の宝石」でモンスターを並べることで素早く高レベルモンスターを並べることを得意とする【闇魔(キャットロワ)】が4位になりました。
「キャットロワチョイス」の制限カード化により弱体化しましたが、開発されたデッキタイプを失わせる程ではなくその後も大会環境で見かけるデッキとなっております。

動きが決まった時の早さと爆発力はピカイチ!
OCGにおける【ティアラメンツ】のように、癖になるタイプのデッキと言えるでしょう。

・【闇魔(キャットロワ)】レジェンドカード一覧

【闇魔(キャットロワ)】としては「マレヴォレント・セラー」「邪神の大災害」のセットでLEGENDカードを使いまわす動きが好まれています。
墓地肥やしが強力な分強いLEGEND罠を採用しても墓地に行くことが多々あるデッキです。
むしろ墓地に行ってから仕事をするLEGEND罠を採用するのは合理的でしょう。
これで「強欲な壺」を使いまわすのも強力ですが、「風帝ライザー」を使い回された日には発狂してしまいそうですね(笑)

・【闇魔(キャットロワ)】サンプルレシピ

優勝シェア同率4位【エクスキューティー】

「エクスキューティー・リリウス」の制限化以降大会環境から姿を消していた【エクスキューティー】がここに来て一気に優勝数を伸ばしました。
強力な新規が!というわけではありませんが、「救惺望御」による高い生存能力と採用されているカード達の高い除去能力、高い汎用性を武器にミッドレンジ的な動きでビートダウンを行うデッキとなっております。

珍しいところでは「スナイプストーカー」の採用が見られました。
元々「アビスソルジャー」が採用されることが多く、手札を捨てながら除去を行う動きをLEGENDカードに求めていた【エクスキューティー】。
多面除去が行える「スナイプストーカー」とも相性が良いと言えるでしょう。

・【エクスキューティー】レジェンドカード一覧

LEGEND魔法は「ブラック・ホール」1択、これも【ハーピィ】と同じでモンスターを横に並べることが得意なため「ブラック・ホール」で一気に勝負を決める場面が欲しくなるデッキです。
同様の場面を作れる可能性のある「スナイプストーカー」が今後流行するのかどうか、注目していきましょう。

レジェンド罠としては「魔法の筒」が一番人気となっております。
昨今の攻撃力のインフレを考えると当然ですね。

・【エクスキューティー】サンプルレシピ

特別編~【プライム】について~

2月優勝報告のあった【プライム】は2デッキでした。
それぞれ【秘密捜査官】【光鳥獣族】として登録しております。
【プライム】として固めるのではなく、既存のデッキタイプの中で相性の良いものに混ぜ込む形での採用が主流となっております。

【プライム】自体墓地肥やしを多く求めたり、多種族混合を求めるカードがあったりと構築が難しい模様。
研究が進んでいく中でどのように進化していくのか、楽しみです!

2月流行りのレジェンドカード(モンスター)

2月のLEGENDモンスターとしては新登場した「スナイプストーカー」が一気に使用率を伸ばし1位となりました。
手札を複数枚捨てることで多面除去できる点が評価され採用されたのだと考えられます。

他に多面除去を行えるLEGENDモンスターは「スナイプストーカー」に加え「ギルフォード・ザ・ライトニング」「堕天使ゼラート」「海竜-ダイダロス」「時の魔術師」のみであり、この中でデッキを選ばず容易に除去が行えるのは「スナイプストーカー」となっております。
運要素が絡むとは言え66%で除去が行える破格の能力、25%の確率でしか1枚のカードを破壊できない「ツインバレル・ドラゴン」が泣いております。

2月流行りのレジェンドカード(魔法)

LEGEND魔法としては傾向に逆転現象が起こり、「ブラック・ホール」が急上昇、「天使の施し」が急降下しました。

1月はコンボ性の高い【セレブローズ】が多く優勝していたため、フュージョン成立のために多く愛用されていた「天使の施し」でしたが、2月は【セレブローズ】が減少し、上位がコンボ性よりも今あるリソースでビートダウンを行うことを主軸とする【ハーピィ】【ロイヤルデモンズ】がシェア上位を取っていたため「ブラック・ホール」が数を伸ばした形となったようです。

2月流行りのレジェンドカード(罠)

LEGEND罠としては大きくは傾向変わらず、「魔法の筒」が圧倒的人気となっております。
【ロイヤルデモンズ】【メテオブラックドラゴン】などの攻撃力4000を超える高攻撃力モンスターが出やすい2月環境、1撃でライフの半分以上を消し飛ばし得ると考えると「魔法の筒」の採用は当然でしょう。

こうして見ると「ゴッドバードアタック」「邪神の大災害」など専門性の高いLEGEND罠以外はかなり偏っている格好です。
今後新規カードとして出てくるLEGEND罠にも、これらのような専門性が無いと中々使用率が上がらなさそうですね。

まとめ

如何でしたでしょうか。
新規情報が出た当初は注目された【プライム】も大会環境を大きく動かす程ではなく『超越のトランザム』では「翻弄するエルフの剣士」「スナイプストーカー」「七宝神-良財」「ジョインテック・ジョイント」「サンセットリバース」らの広くデッキに採用できる汎用カードが大きく注目された結果となりました。

3月は再びドラゴンズデュエルトーナメントが開催されます。
『超越のトランザム』を受けて果たして環境がどう動くか、しっかり注目していきましょう!

以上、C.Bでした。
来月もお楽しみに!
ここまでお読み頂き有難うございました。

もし記事に書いてない内容で、何か他にも知りたい情報があれば是非教えてください! 記事を更新してお答えしたり、今後の記事に盛り込んだりでお応えします!