暖かいブーツ

プロフィール記事にも好きなものの1つに、
暖かいブーツ。と書いているほど

フランスにいる頃から冬はムートンブーツ履いていた。パートナーからはかわいくないと言われながらも(あの頃はまだパートナーが私の服装に口を出していた。今はしたら離婚騒ぎになる)暖かいブーツは必要不可欠で、足元が温かいと気持ちが安定する感じがあの頃からしていた。

今年の冬は発熱作用のあるアウトドアブーツを気に入ってほとんど毎日履いていた。本当はもう少しエコな靴を選ぶべきだけど、防寒防水で雨も雪もへっちゃら。
冬の足元が寒いと辛い。自転車をこぐ足元が辛い。

けど、その私にとっては冬のお守りのようなブーツとももうすぐお別れ。お手入れをして箱に仕舞って来年までお別れ。

冬以外の足元はやっぱりスニーカーが多い。
私の自転車には、「クソ」バッテリーが付いていない、純自転車なので、スニーカーで思い切り坂道を踏ん張るのである。

日本へ帰ってきたら、猫も杓子も電動自転車に乗るようになっていて、駐輪場で鬼のように場所を取る。電動ママチャリに両側を挟まれると、自転車を出すのに5分はかかる。というか、このまま自転車を取り出せず家に帰れないのでは無いかと恐怖に陥る。

坂道の多い所に住んでたり、子供や買い物した物が重たいママには、最高なんだろうけど、時に、スクーターかと思うほどの激走を見ると、事故が起きないか勝手に心配になる。

あの重そうな車体を考えると、本来必要であろう高齢者は重くて駐輪場へ入れることができなさそうだし。
とにかくすれ違う自転車の7割以上が電動自転車になっていたのには、驚いた。日本人はやはり裕福なんだろうか?とも。ただ、ヨーロッパ人にはこんなには受けなさそう。なんでわざわざバッテリーつけるん!?って感じだと思う。

電動自転車には「クソ」バッテリーが付いていて、その殆どがリサイクルされない。されにくい。
そしてあらゆるバッテリーに言えることだけど、希少金属が使われ、だいたいその希少金属というのは独裁政権の国等の地中にしか埋まっていなくて、日本の〇〇商社が、口では言えないようなネゴシエーションをして買ってくる。
採掘現場では子供が小さい体を利用して狭い地下へ入ることが多く、大地は汚染され、汚染された水を飲み多くが病気になりながら働き、治療できず死ぬ。

そういうの、私は最小限度で暮らしたい。
そう言いながら私のスマホにも「クソ」バッテリーが入っている。その事はいつも頭にあり、忘れない。スマホでアフリカの現状を知ることが出来たのも確かだ。
矛盾とのバランス。死ぬときまでにこの借金は返せるように。というか返さないと人類は滅亡だからねぇ…

スニーカーを買うときも、ブーツを買うときも、そのバランスを考える。どうしても必要か。直せるか。何年使えるか。プラス私らしく居れるかどうか。

そういうものだけを少なく持ちたい。
HSP的にもミニマリストでいることは良いことらしい。

エコしたいから一気に全部エコなものに買い換えるのはエコじゃない。今持っているものを使い倒すのもエコ。
エコバッグもコレクションし始めたらエコじゃない。コットンのエコバックを1枚作るのに膨大な量の水が必要で、さらに森林伐採がされる。
広告の入ったエコバックを作って配って、喜んで使うのも…

バランスを。
借金を増やさないように。

そのやり方は人によって違う。
例えば、今までガソリン自動車を使って毎日通勤していた人が、車をやめて電動自転車で通勤することにしたのなら、エコと言えるかも。
逆に
今まで電車通勤していた人が、新品の電動自転車に切り替えたら?
本人が電車通勤に耐えられなくなって変えたのかもしれない。それは責めるべきとこじゃない。
今までガソリン自動車に乗ってた人が1年で新品の電気自動車に買い替えたら?
これはエコじゃないと思う。

日本の車検システム自体が、新車を売るための制度になっているし…

人それぞれにこれはどうしても必要というものが違って、だからエコの形も人の数だけある。

個性を大切に、バランスを大事にして楽しくエコをする。

そうじゃないと「やっちゃ駄目」なことに埋もれて苦しくなる。それじゃあサスティナブル「持続可能」ではない。

だから、どこかの『エコロジスト』があなたの今履いているファストファッションのジーンズを責めたり、今動く車を電気自動車に買い換えろと言ったりするのはお門違いなのである。(電気自動車にもどでかいクソバッテリーが付いている)

それと、自分でできる小さなアクションに夢中になって満足してしまい、政治的な活動をしないのもエコじゃない。
正直、ヴィーガンになる気合があるなら、街頭スタンディングや、行政やスーパーやメーカーに要望の手紙を書いたり、エコロジーボランティア活動に参加したり、何かそういう『政治的』な事も同時にやらないと、いつまでたっても社会は変わらず、市民個人の負担だけが大きくなってどんどん苦しくなる。

何にお金を使うかを吟味すること、メーカーのそれらしいエコしてます広告に騙されずにメーカーをボイコットすること。

私のライフスタイルが完璧にエコじゃないのに、こういうことを書くことは、日本では石を投げられそうな行為だろう。でも矛盾が1つもない人なんて居ない。私もその一人。矛盾の中でどうにかもがいている。短い文章で書くべき話題じゃないのかもしれない…

私はいつも人それぞれのエコがあると言い続けていて、本当にそう信じていて、人の事をチェックするのもお門違いなのです。

ただ、メーカー、企業に関してはプラスチックだらけ、添加物だらけの製品を作って会社として『利益』を出しているのだから監視をしなければ、どんどん変なものを食べさせられる事になる。
『その利益』のほとんどが海外へ流れていてメーカーで働く社員の給料は上がっていないなら尚更。

またしても題名と関係ないところへ着地しましたが… あ 因みにムートンブーツはもう13年履いてます。まだまだ履けます。そしてずっと大好きです。







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