ずばり、タイトル＆ジャケ買い ある作家が心不全で亡くなった。 新進気鋭の作家は未完の物語を残してこの世を去った。 作品のファンであるメンバーが物語を再現し、結末を導きだそうと集団生活を始める。 頼りになる主催者、ボーイスカウト経験のある青年、児童養護施設から逃げてきた少年、ただの大学生、リストカット痕のある少女、態度の悪いギャル目？の少女、温和な女性の7人。 物語はどこにたどり着くのか？ 前半は大学生の視点で進む。 物語が進むに連れて個々の事情も含め脱落者がででくる
仕事でうまくいかないことが重なる時がある。そんなときは誰かに優しくされたい、癒やしてもらいたい、そんなちっぽけな願望が頭をよぎる。 そんなときに都合のよい彼女からの連絡をみると、いつもは無視するもののつい応答してしまった。しかし、今日も夜に接待の飲みが入っている。僕のことを好きならば何時であっても合わせてくれるだろうか。結局、接待は12時過ぎに終わり、彼女と連絡がつくかわからないが、例のバーにタクシーで向かう。 タクシーに乗りながらどこにいるか連絡する 「もう、電車で帰
そんな彼女と再会したのは3ヶ月後だった 例のバーにいくと、男と親しそうに身体を寄せ合っている。所詮、バーで男を漁るような女かと思いつつ、見ないふりをしつつ酒を飲む。やがて、彼女は飽きたのか帰っていった。自分も帰ることにした。 バーからの最寄り駅に着くと前に先程みた後ろ姿が見える。たまたま、路線が同じなのか。しかし、僕には関係ない。離れた車両の電車に乗り込む。彼女は二駅後で降りていった。そして、何故か自分も降りていた。 彼女にとって男はだれでもいいんだろう。 あんな女に関
この物語はフィクションです。 出会いはバーだった。店に入ったとたん、その女性が目に入った。店員とも気さくに話しているあたり、常連のようだ。女「いらしたのは初めてですか？まあ、ゆっくりしていってください。」店員でないのに店員のような口振りだ。 当時、僕は長く付き合っていた彼女と別れたばかりであった。というか、一方的に振られたのだ。 たまたま、居合わせた彼女にその話をした。彼女は聞いているのかいないのかわからないような相槌をうった。しばらくして、僕らは場所を変えた。 部屋
☆☆☆ なんかの賞のノミネート作品の1作目ということで購入しました。 読む前に不安だったのが、ケモノの城が衝撃的過ぎてこの作品を楽しめるかでした。 全体の感想としては読みやすい。 成瀬のキャラが面白い。 人に勧めやすい。 ということでしょうか。 本もなんとか賞で注目を浴び、売り上げがのびるというマーケティング戦略があるし、それに踊らされて、読書を楽しむことはよいことだと思う。 気になったのが、髪型1ヶ月で何センチのびるかの検証のために坊主にして、ベリーショートを過ぎた
☆☆☆☆☆(本音は☆7つ) 傑作です。 ある日17歳の少女が保護された。 その少女が暮らしていた部屋からは7人のDNAが検出された。 初めは新婚夫婦のようなラブラブカップルから始まる。 そこへ、彼女の実の父がひょっこりと現れ居候する。 苛立つ彼氏とお父ちゃんを庇う彼女。 彼女のお父さんへ言いたいことを考えている彼氏が心の中で、そりゃエッチはたくさんしたけどさ、って表現がまたかわいい。 本筋はある古いアパートで起きた殺人事件とそれを巡る人々。 17歳の少女と30代？女性
奥さんになった彼女の妊娠中、不特定多数の女性と性交渉していて、妊娠している子供がいることも彼女がいたことも隠していました。 クズ野郎の悪事と黒歴史を書き残していきます。私が自殺したときはクズが脅迫と侮辱罪と貞操権の侵害と詐欺とストーカー犯で訴えられますように。 Dさんのお子さんへ あなたのお父さんはあなたがお母さんのお腹の中にいるときに、他の女の人を抱いてたんだよ
☆ 短編集なのか？と最初思って読み始めたら不登校男児の子供の父親である刑事の寺井、睡眠家具の販売員の桐生、大学生の神戸の3人のストーリーがぐるぐる回って進んで行くタイプ。海外文学にもこのタイプあるんですが私は苦手です。一気読みしないから話を忘れてしまうというのもあるけど、遠回りしている感がイライラします。殺人事件の話だと展開が変わるのにイライラしないんだけどなあ。 内容は寺井の息子で不登校の小学生、桐生の田舎のうざい狭い人間関係の性的趣向、神戸のミスコンというジェンダーを意
一人の男が商店街の真ん中で叫んでいる。 あいつが、あいつが、俺様のことを誹謗中傷するから悪いんだあー 俺は何も悪いことををしてない 探偵に調べさせて写真を送ったのは俺じゃない あいつが、俺を裏切るから悪いんだあー あいつのせいで、アイツ(男の嫁)と息子に離婚されたんだあー 俺は人気ポッドキャスターだから、俺様のすることを邪魔していいやつがいる訳ないんだー なにを叫んでいる！ 男は警察官に両腕を捕まれ警察署に連行られていった。 遠目で哀れそうな目を向け、冷めた
ストーカー 被害者ぶっていたら、実は加害者 それに、加担して隠蔽している雇用先
☆☆☆→☆☆☆☆☆ タイトルとあらすじを立ち読みして購入しました。 今、流行りのAIやロボット。 もちろん、それが介護や医療現場で使われていて、人々の生活に役に立っている面もあるだろう。 しかし、それが人を殺傷するための目的に使用されたらどうか。 ジェノサイド（大量虐殺）が起きる可能性すらある。 主人公は事故で家族を亡くし、自分自身も車椅子生活のAI研究者。 医療介助や癒やしのために開発する研究写真はたちと軍事利用したい汚い大人たちの攻防戦。 そして、次々に起きる研究者の
ある夜、新宿の雑居ビルの7階から一人の女性が投身自殺した。 非常階段の飛び降りた場所には揃えられた靴と遺書が残されていた。 女性の遺体には手首を切って血を流した痕があった。 私は妻子持ちの既婚男性に5年間欺かれてきました。 結果として不倫関係になってしまった事は奥様にもお子さんにも申し訳ないと思っています。 知ってしまったきっかけは些細な偶然でした。 この生命を持って皆さまにお詫び申し上げます。 死因は頭部強打による失血死であった。 飛び降りる前にもかなり自傷したのだろう
ある日、茶封筒に何かが入っている差出人不明の郵便物が届いた 意図的に差出人の記載はしていないのだろう カミソリでも入っていて怪我をするのは嫌なので注意して封筒を開ける。 写真を印刷した紙が2枚入っている。 住んでいるマンションの外観写真だ。 調べてみると1枚はgoogleマップで検索したスクリーンショット。 もう1枚は天気のよい昼にここまで来たのか、どうやらgoogleマップの写真ではないようだ。 お前の家を特定しているぞ、という暗黙のメッセージが込められた嫌がらせ、い
☆☆☆☆☆ 不自由な大人たち 昔からのお互い何でも知ってる親友。 その親友が旦那に浮気された。 2歳の娘がいるのに家をでていった。 かたや主人公は何故か既婚男性にもて、不倫を複数人と続けていた。 親友のために不倫男全てと別れる決意をした女性の物語。 心の中で号泣しました。 なんで、この魅力的な主人公に寄ってくるのは既婚者クズなんだろう。 彼女も割り切って複数人と付き合っていたというのはありますが、不倫を繰り返す女性っていますよね。不倫相手になぜかなってしまう。 そして、
短編集です。 私は短編集は落ちがないというか尻切れトンボな感じが多い印象であまり好きではないのですが、この本は1話1話が完結していて、納得できると言うか、こういう話だたんだーと思える一冊でした。 なにも傷つけないようにおやすみ ☆☆☆ 施設育ちの青年2人とその彼女たちの物語。 まあ、青年っていっても両方クズなんですが。 片方は若い彼女を妊娠させ、夫になったDV野郎。 片方は一緒に施設で育って、彼女に逃げられた後、行きずりの女を何人か連れ込んでいるクズ。 まあ、クズっぷりで
☆☆ ある日レイプドラッグを使って女性をレイプしてきた男が喉を掻っ切られて殺された。 その犯人はレイプされた少女なのか、駆けつけた少女の父親なのか 一言で言うと な が い もっとレイプ魔が惨殺されて女性刑事が追い詰めて解決する話かと読み終わりましたが無駄に長い 長編作品というより、シリーズ物のスピンオフ作品のようですが、主人公の女性刑事さんの家族が伏線な場面もほぼなく、過去の婚姻歴や現在のパートナーとの義理の甥を養子に迎えたこと、その養子が出ていってしまったこと、パ
