【部下を推す話】[34] 評価シートの話
春を過ぎ、初夏になった。
気付けば緑が眩い季節になっている。暑かったり寒かったりと気温が安定しないが、空は高い。夏もきっとすぐそこだ。
そんな最中、わたしは例によって唸っていた。
毎度お馴染み、半期評価の季節である。
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実はこの春と冬の境目くらいにBちゃんが異動してしまった。
明るい彼女が居ないオフィスは若干の精細を欠いているように感じられる。しかし、偶に連絡を取れば元気そうで、わたしは寂しいながらもほっとしている。Bちゃんが元気ならそれで良