ミルメルモ。

写真×エッセイ。 日々のことを綴ります。 フィルムカメラが好きです。GR3もときどき…

ミルメルモ。

写真×エッセイ。 日々のことを綴ります。 フィルムカメラが好きです。GR3もときどき使います。

最近の記事

うらないカメラ。GR3のこと。

うらないカメラ、占い?いえいえ、売らない、の方です。 手放して後悔したカメラ①、手放して後悔したカメラ②という記事を以前書きましたが、今回は手元にあるカメラのことを。 その名はGR3。GR3xの交換品ということで手元にやってきたカメラです。光の描写がとても綺麗で、ポジフィルム調というシュミレーションを好んで使っています。美しい。主に仕事の時の記録撮影に使っています。走り回ったりする必要のあるイベントの時は小型でとても便利です。機動力抜群、小さいのに写りは本当にすごい。 欠点

    • いまのままで、しあわせになっていいんだよ。

      昨日の夜、ふと 「私はこのままうっすら不幸だとずっと思い続けて生きていくんだろうか?」 と思った。それはいかん、と同時に思った。そんな人生、私はいやだ。 子供がいて、家族が健康で、暖かな家があり、好きなものに囲まれて、それなのに分かり合える大人がいない、という点において、わたしはずっと不幸だとおもっていた。そんなこと普通でしょと思われるかもしれないが、一緒に子育てをする、そもそもパートナーである配偶者との「分かり合えなさ」は時に絶望を呼ぶ。

      有料
      300
      • オリジナリティみたいなもの。

        水槽のイモリが、こちらに赤い腹を見せて立っていた。だんだら模様の赤と黒のコントラストが、いかにも「毒ですよ!」というふうなのに、その愛嬌のある、まぁるくくりっとした瞳と、横長の顔は平和そうで、意外と懐くのでかわいい。 怒涛の先週から、ようやく息子が登園できるようになり、ほっとしている。 雨降りの予報に行きだけでもと自転車に乗って家を出た。駅前の駐輪場に着いた時、お財布を忘れているのに気がついて大人しく家に戻った。無理して出かける必要もなく、体も少し疲れていたのでこうして家

        • コメダ珈琲と突発性発疹。

          コメダ珈琲に入り、アイスのミルクコーヒーを飲みながらこの文章を書いている。カフェオレでも、カフェラテでもない、コメダのミルクコーヒーが飲みたくなる時が私にはある。 「甘みを入れますか?」という店員さんの問いに「はへ?」と間抜けに返してしまったのは許してほしい。ガムシロップのことを甘みというのは初めて聞いたのだ。だってホットの季節にしか来たことがなかったから。なんせ私はコメダに来るのは4回目程度のまだまだビギナーなのである。 薄まっているコーヒーに、お情け程度の牛乳をいれた

        うらないカメラ。GR3のこと。

          掃除は私を裏切らない。

          掃除が好きだ。というと語弊がある。 誰かがピカピカにしてくれるならそれ以上のことはない。私はだらだらしていたい。 でも私は知っている。 「掃除は私を裏切らない」 そんなことを反芻しながら、水回りをゴシゴシと掃除した。ぬめついた排水溝も、よくわからない埃が溜まったトイレの隅も。トイレクイックルやスポンジ、使い古して裂いた布なんかを使いながら、洗剤を振りかけて力を入れて擦る。 体調が悪くなった時、もしくは家族で体調の悪い人が出た時、私はすっかりしょげてしまう。シャカリキに看病

          掃除は私を裏切らない。

          宝石の国。

          息子が全快したので久しぶりに外に出た。いや、図書館に本を返しに行ったり、スーパーへの買い出しなんかはしていたから、外に出たのは久しぶりではないのだけれど、「気がかりな誰かを残してはいない」外出は身が軽くて気も軽くて、久しぶりに晴れたのも相まってピカピカと濡れたナルコユリの葉が宝石みたいに光っていた。 息子が風邪になって再び読み始めた宝石の国の最終話が今日発売の雑誌アフタヌーンに掲載された。読みたくて、コンビニに行くも売っていなくて、駅前の本屋さんまで来たら無事に買うことがで

          にぶんのいちの春。

          フィルムが現像されて、データとネガになってコトンと郵便受けに入れられる。 赤いバイクの立ち去る音を聞いてから、そっと玄関のドアを開けてそれを確認すると、胸が高鳴る。 期待していた分、待ち望んでいた分、すぐに見るのは怖くて、ちょっとの間テーブルの上に寝かせておいて、しれっと「何も期待なんてしてないけど」風に封を開ける。ツルツルとした透明な袋も、硬い紙に固定するためのセロファンテープも剥ぎ取って、黒いDVDケースを開く。裏返されたコンタクトプリントが目に飛び込んでくる。そっと手に

          にぶんのいちの春。

          雨降り風邪の日と宝石の国。

          一昨日息子が熱を出しました。一時は39.2度というすごい熱でした。受診したところ、「うーん、何も流行ってないしなぁ、溶連菌でもなさそうだなぁ、とりあえず解熱剤出しておきますね」とのこと。なかなか下がりきらず38.5度。それでも食欲はあるしよく眠っています。新学期、私も忙しかったので預かりたくさん入れちゃって、休日は遊ばせたい夫が動物園に連れて行ったり、疲れが出たかなぁ。 今朝も朝起きてひまだひまだと騒いで、おしゃべりをばーっとしたら疲れたのかまた眠っています。すこやか。雨降り

          雨降り風邪の日と宝石の国。

          4月21日のこと。

          今日は娘をアトリエに送って、業務スーパーでたくさん買い出しをして、セブンイレブンでお金をおろして帰宅した。もういちどお迎えに行って、二人で満開の藤と熊蜂を観察して、予約していた大きな唐揚げ弁当を引き取って家に帰ってみんなで食べた。 くまばちさん あの木りっぱだ ふじの花 娘がポツリと言っていて、俳句になっているなと書き留めた。あとで聞いたら覚えていなくて、「ママが作ったんじゃないの?」と言われた。 お弁当を食べ終えて図書館に行って予約していた本と、子供達の読みたい本を借

          4月21日のこと。

          4月18日のこと。

          今日は昨晩いきなりワンオペになり、夜遅くに帰宅しごそごそと階下で動く家族の物音と、息子の夜泣きでうまく眠れず、7時過ぎまで寝ていた。 そのまま寝ているわけにはいかない。学校に出発する娘を送り、今日の取材の準備をする。自分が企画している特集の取材、最後の一人。いつもお会いしているとはいえ、企画のきっかけとなった人でもあり、いいお話が聞けるのはもうわかっているけれど、やっぱり緊張していた。それとともに、今日もワンオペだということがずっしりと肩に重い。4月は本当に休みなく、ずっと

          4月18日のこと。

          すきなことを、またひとつ。

          キラキラした飴玉みたいな「すきなこと・もの」がたくさんたくさん詰められて、いろんな色の飴玉が入った瓶が自分だなと思うことがあります。 もちろん嫌いなことや、嫌な部分もあるけれど、どのひとにも、そういう「すきなこと・もの」詰め合わせ瓶があるんじゃないかと、想像したりします。 帰りに大きな本屋さんに寄って、小説を3冊買いました。何だか本を買うのは勿体無いと、何度も読み返したいものだけを買おうとしていたこれまででしたが、 高校の帰り、予備校に行く途中、大学の生協で、私は本屋さん

          すきなことを、またひとつ。

          仕事を終えて家に帰ったらなぜか休みで子ども達を見ていてくれているはずの夫がリモート会議してて夕飯もお風呂も何も終わっても準備もされてなくて あああああ〜ってなった日。 朝『夕飯は任せておいて!』って言ってたのはなんだったんだろう。幻聴、、、?

          仕事を終えて家に帰ったらなぜか休みで子ども達を見ていてくれているはずの夫がリモート会議してて夕飯もお風呂も何も終わっても準備もされてなくて あああああ〜ってなった日。 朝『夕飯は任せておいて!』って言ってたのはなんだったんだろう。幻聴、、、?

          フィルムカメラを持てば、それは旅路。

          すっかり桜も盛りを過ぎて、春休みのために前借りのように体力を使い続けた結果、腰を痛めてしまいました。筋トレはやめて湿布を貼って、ゆっくりヨガストレッチしたりしています。 「子どもたちも育てば、なかなか一緒に何処へでもと言うわけにもいかないよ〜」というよく聞く言葉を鵜呑みにし、ちょっと頑張り過すぎました。ほどほどにしよう。娘も花粉症を発症し、なんだか疲れが溜まっている4月も半ばです。 さて、タイトルにあるフィルムカメラを持てばそれは旅路、というのは私の感じていることでもあり

          フィルムカメラを持てば、それは旅路。

          どうしてふたりなの?について考えてみた。

          この間、近所のちいさなかわいい子に 「なんでミルメルモさんのおうちにはあかちゃんいないの?こどもはふたりだけなの?」と訊かれた。きらきらした目に、無垢な純粋な疑問に、お〜そうだなぁ、、と考えてしまった。 私は子供をこの人生で産んでみたいと思っていて、育てるという肝のことは考えずに(今思えば若いですが、独身時代って謎のヴェールにつつまれたように子育てのことが見えないんですよね)結婚して出産し、まわりの「やっぱり兄弟はいたほうが〜」という周りの声と、産むなら早く産んでしまいたい

          どうしてふたりなの?について考えてみた。

          このごろと、春のフィルム。

          春休みもなんだかたくさんのことをしたなぁ。仕事の合間に無理やり帰省したり、動物園に行ったり、習い事を始めたり、今しかないこの春、みたいなイメージがついてしまって、やけに忙しなくなってしまいました。日記を書こうと思っても疲れ切ってしまい寝てしまったり、あいている時間はマッシュル(ほんとうにおもしろい)観て勇気づけられたり、漫画を読んだり。 悔いはないけれど、もうそろそろだんだんと子供達との時間も減っていくのかな…とよく聞くので出かけよう出かけよう!と思いつづけつつも、まだまだ

          このごろと、春のフィルム。

          すっきり、なんて簡単にはいかないけれど。

          3月末からの予定ぎっしり、充実の毎日。よーしやるぞーと頑張っていたのですが あ、あれ、調子がおかしい。ちょっとまずい、となって小休止の日。 ひたすら家の中を掃除したら、びっくりするほど台所はべとべとしていて、床はざらざら。音楽を聴きながら、スマホも持たずにひたすら磨くと、見違えるようにすっきりしました。心なしか心もすっきり。 トイレも、排水溝も、食洗機の中も洗いました。空気清浄機も加湿器も全部洗って、洗われたまま山積みになっていた洗濯物はしまって、もう使わないであろうセー

          すっきり、なんて簡単にはいかないけれど。