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本日の読書

このタイトルで記事を書くのは本当に久しぶりだ。
それだけ本を読んでなかったということだ。
というか、読書に倦んでしまった面もある。
なかなか内容に集中出来ず、なので、読了することが
難しい。
そんな中で、西村寿行のことを思い出し
本棚から見つけ出してきたのだ(ちょっと前に記事にした)
エロとバイオレンスの作家だが、系統違いの動物ものも
多く著している(その中でもエロとバイオレンスは健在だ)
今回読んだのは「荒ぶる魂」という本だ。
Amazonから内容紹介を転載する。

赤石岳山麓。4年前、治宗は愛育していた仔猪ゴンタを
冬の山脈に捨てた。小説家への夢破れ、妻の不倫の
妄想に苛まれて家庭を瓦解させた治宗は上京、
傷心を抱いて再び帰ってきた。付近に出没し、
荒れ狂う手負いの巨猪が、かつてのゴンタだというのだ。
山狩りからゴンタを救出することに自らの再生を賭ける
治宗だったが…。動物への愛と、
人間の心の深奥に潜む哀しみを描く、巨匠の感動長篇。

感動させるために、もっと書き込めばいい部分を
西村寿行はやらない。
あくまで乾いた文体で、他人事として描く。
そこがいい。
あざとさがない。

まだ手元に西村作品が3冊ある(・∀・)
徐々にBookOffなどで買い足していこうと思う。
昭和の作品、皆さんも読み直してみませんか?

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