見出し画像

入社して5年経ったら辞めると決めていた。

5年間、看護師として病院で勤務して
ついに今年3月、退職した。

齢27。
どうしても結婚したり出産やらがチラつく年齢で、私はまだしたくないなぁ…と思っていた。

『ふたりの幸せ』を築くよりもまずは、人として産まれた幸せを存分に享受したい。
『ひとりの幸せ』を謳歌したい。好奇心のままどこまでも行きたくて、どこまでも生きたかった。

言うなれば、
まだ結婚したくなかった。

「人生の夏休み」

仕事の時間に拘束されて、やりたいことをやりたい時にやれない「不自由な生活」から一度離れたいと思ったのはいつだったか。

看護師の仕事はビックリするほど好きだった。
職場の人間関係も良好だった。
たまに癖の強い患者さんが来ても、病院じゃなければ出会えなかった人たちだと思うと、愛おしかった。

ビックリするほどポジティブ。
そして天職。


けれども、自由を求めてしまった。

「やりたいこと、やらなきゃ死ねない!」

看護師の仕事をしてから、そうした感情が沸き立つようになった。
患者さんと接し、いろいろなことを学ばせていただいた。
患者さんやそのご家族の最期を見守り、私はどんな最期を迎えたいか考える日もあった。

そんな気持ちで2年目…3年目には、いずれやめよう。そう決めていた。
そして今年、家を引き払い、持ち物を処理し、退職し、人間関係もサッパリ。そして一緒に旅ぐらしするはずの彼も断捨離してしまいました。

あれ?


さておき、大切なものを手放して空いた隙間に入ってくるものは、どれも同じくらい大切なものたち。断捨離できて、良かった。


辞めることを考えたのは2年目の頃。

入職して1年目、看護師として必死に働いた。
右も左もわからず、ひとつひとつを深堀したい私は多重業務をこなす先輩方についていけず、無我夢中で日々を終えた。
正直、毎日生きるのに必死すぎて覚えていない。

2年目、忙しいことに変わりはないが、少しは慣れてきた。新たな1年目の指導で先輩方の目も離れていき、1年目の気持ちも、指導する先輩方の気持ちも、一歩引いて眺めることができるようになった。

なんというか、1年目は正直辛かったけど(笑)
それ以上に先輩方への感謝の気持ちでいっぱいだった。

新人指導のなかで先輩方への恩を返そう。
そして1年目の子たちに、看護師として働くことを楽しいと思ってもらえるような環境を作っていきたい。

となると、3年目は再び勉強し、リーダーシップ持てるようにと経験を積み、
4年目は新人指導、リーダー、症例発表。
5年目は教えていた子達の成長を見守りたい。

6年目は?
……
……
やりたいことといったら、
旅かなぁ。
……
……

そんなわけで6年目を迎える手前、
今年の3月末に退職した。
何度も言うが、看護師の仕事はやりがいでしかなかった。

しかしビックリするほど拘束するものがない。
圧倒的な自由。
自由すぎて不自由と思えるくらいに空白な日々。

最高です。

現在はADDressというサービスを使って全国津々浦々、旅をしている。リュック一つで、身軽に行きたいところへ行く日々。

神社仏閣、お城をはじめとする史跡、観光名所。
たまりません。
会いたい人にあえる喜びを噛みしめている。
やりたいことをやれる幸せ噛みしめている。
そして暇だから、人のお手伝いにも時間を割ける。
楽しい。

今日も、全力ニート!


〜noteはじめました。〜

P.S.旅するニート、ってパワーワードですかね?
最近のお気に入りです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?