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テレビ朝日「グッド!モーニング」からの失礼な依頼に関して(2023年5月13日12:30に追記)

久しぶりのnote更新がこういう話題になって申し訳ない。
だがそもそも、noteをやり始めたのは、自分が文筆業を生業にしていく中で、「これは共有しておいた方が同業者(特に若い人達)のためになる」と思ったことを書き残しておこうと思ったからだった。
その主旨からは、これから書くことは解離していないと思う。
というわけで、テレビ朝日「グッド!モーニング」のスタッフ(を名乗る)沼口という人物との「やり取り」を時系列に記録しておきます。

5月2日(火)23:56 Twitterでメンションを受け取る


表題の通り、上記のメンションを受け取りました。

一応書き添えておきますが、Twitterのプロフィールにも公式サイトへのリンクは貼っております。
とりあえずマナーとして、「可能です」と返信して、DMをこちらから送りました。それが5月3日(水)6:49のことでした。

5月3日(水)のやり取り

良識ある皆さんには釈迦に説法かと思いますが、ゴールデンウィーク真っ最中です。私にも休日と言うものはありますし、家庭もあります(一応Twitterのプロフィールにもその旨は書いてあります)。とはいえ、自分ごときでもメディアの一端を担っている自負はあります。前述の通り、早朝にDMを送りました。「ご連絡ありがとうございます。こちらで出来ることでしたら、前向きに検討いたしますので。ご依頼の内容などお知らせください。」と。

すると、先方から同日9:56にDMで返信がありました。以下にこちらの意訳で内容を書きます。

「番組内で取り上げたい話題があって、それを調べていたらカルロス矢吹さんの記事がHITした。協力して欲しいのだが大丈夫だろうか?差し当たっては◯◯に関して知ってることがあったら教えて欲しい。なお、企画が番組で放送されるかはまだわかりません」

とまあ、こういう内容だった。先方が具体的に何を知りたがったのかは、現時点ではボカシを入れさせてください。

で、これは完全に私事なんですが、5月3日(水)は終日双子の娘を自分がケアする日でした。なので、当然ですがメールやSNSのチェックは疎かになります。すると立て続けにDMが来ていました、13:28のことです。引き続き、意訳でお送りします。

「先ほどメールした件は受けてもらえるのか?返信が欲しい」

ゴールデンウィーク真っ只中の祝日にも関わらず、この催促の速度。「よっぽど急いでいらっしゃるんだろうな」、と思い、テレビから仕事の依頼が来た時のテンプレート文章を送りました。テレビからのこういう依頼は山ほど来て、山ほど嫌な思いをさせられてきたので、必ず下記を確認するようにしています。少しだけ意訳です。

5月3日(水)13:40に矢吹が送ったメールの内容

①ギャランティの有無
ギャラに関しての説明がありませんでしたが、企画が成立するにせよしないにせよ、リサーチへの協力依頼には料金が発生します。料金はそちらの規定で構いません。マナーとしてよろしくお願いします。出演者としてギャラが発生する場合はまた応相談です(みなさんへ注:なぜなら出演料にリサーチ料が含まれていると判断出来るので)。

②写真使用料について
弊社・株式会社フードコマでは写真画像代理店業務も行なっております。カルロス矢吹が撮影した写真に関しては、実際に番組で使用された場合のみ、弊社既定の使用料をいただいています。また、その場合は「提供:株式会社フードコマ」のクレジット表記徹底をお願いします。

以上二点を了承してくれたら、そちらの企画には責任を持って協力します。そう送りました。
友人の放送作家からの依頼でしたら、相談ベースで飲みながら案を出すこともあります。実際そうやって企画がまわったこともあります。それはいいのですが、全然知らない人からのお願いは「仕事の依頼」として当然料金が発生します。カルロス矢吹という作家が足で稼いだ情報や知識、及びアイデアは有料です。書いててうんざりするくらい当たり前の話です。

また、写真使用料も当然です。
こちらが写真を提供しなければ、ゲッティやアマナイメージズから借りなければいけないのです。それならどうしてこちらだけ無料で提供しなければいけないのか。雑誌媒体などからも写真を要求されることはありますが、どこもちゃんと写真使用料を払ってくれます。自分は写真専門で仕事はしておりませんが、プロのフォトグラファーの方々の仕事を守る意味でも、写真使用料を請求するのは当然のことだと思っています。

何より、僕はこれまで多くのテレビ番組に出演・協力しましたが、どの番組も上記の旨は当然のこととして理解した上で仕事をご一緒しました。
もちろん、「それだったら無理です…」という返信をもらうこともありましたが、それならまあ今回は縁がなかったということで。

今回もまあどっちかかな、と思って、スマホを置いて子どものケアに戻りました。ところが、どちらでもありませんでした。現在に至るまで、一切の返信が届いておりません。

5月4日(木)15:00ごろ、信じられない話を聞く

まあノー返信ならそれでもいいや、縁がなかったということで。
と思いながら、昨日5月4日は仕事をしていました。
すると、ある仕事仲間から信じられない話を聞かされました。
以下、意訳です。

友人「今日、テレビ朝日「グッド!モーニング」という番組の沼口という人物から◯◯という企画を手伝ってもらえないか?と連絡をもらった。報酬は○○円と明記してあった。その案件に関しては「カルロス矢吹くんと一緒にやっていることだから彼と一緒にやらせてくれないか?」とメールしたんだけど、どうかな?」

皆さん、私がその瞬間にどれだけの怒りを天に飛ばしたか、ご理解いただけますでしょうか?
こちらには何の返信もなく、こともあろうに実質ビジネスパートナーの様な人物にギャランティを明記した上での依頼メールを飛ばしていたのです。
それが出来るんだったら、最初から私にもそう書いて依頼して欲しいものです。

まとめ

とまあこんな感じの失礼な対応を受けまして、率直に腹を立てているわけでございます。
で、何でこんなことをツラツラと書いたかと言いますと、まずはこのテレビ朝日「グッド!モーニング」の担当者(を名乗る)沼口という人物に気をつけてね、という話。

そして次に、これはテレ朝だけの話ではないのですが、我々文筆業を生業にしている人間への雑な扱いを、テレビ業界のみなさんはいい加減にやめていただきたい。
私がこういうことをされたのは、何も今回が初めてじゃない。(正直、もっと失礼なことをされたことは何度もある)
スノードームの時も、バッティングセンターの時も、チリ人妻アニータの時も、失礼な依頼は決まってテレビ業界からでした。

尊敬する同業者たちからも、度々テレビ業界から受けた酷い仕打ちが報告されています。今回自分が受けた失礼な対応は、かなりマシな方です。だって、結果的にタダ働きは未然に防げていますから。
でも、いくら何でも多過ぎる。

自分がこうやって書くことで、テレビの認識が何か改善されるとは(あまり)思えない。
ただ、同業者への注意喚起にはなる。それには少しは意味があると思った次第でした。
同種の連絡をもらった時、テレビ業界から失礼な仕打ちを受けた時、このnoteが何かしかの参考になりましたら幸いです。

追記(2023年5月13日12:30)

えー、なんとまあこのnoteが想像以上に読まれてしまいまして。
下記の通り本日のヤフートップに一部転載されておりました。
一番下の「失礼な取材依頼」ってヤツね。

正直、自分の中では1週間以上前のことなんで今更感はあるのですが、ここまで大事になってしまったのでしっかりと追記しておきます。

まず、テレビ朝日側からは謝罪がありました。
その内容は誠意があるもので、こちらとして謝意は受け取っております。

その上で、改めて条件を提示していただいた上で仕事を依頼されたのですが、そちらはお断りいたしました。
やはり初動のやり取りでゴタゴタあったので、やめておきましょう、と。
現場であってもギクシャクするでしょうし。

僕としては、この件は以上です。
今後もテレビ・ラジオ・出版に関わらず、ちゃんとした依頼内容のお仕事でしたら喜んでお引き受けいたします。
もちろんテレビ朝日からの依頼であろうと。

あと、ここにちゃんと書いてあるつもりですが、僕が何故怒ったかといえば、「条件提示がなかった(ノーギャラだった)から」ではありません。
それはもうちゃんと書いたつもりです。

繰り返しますが、この件は自分の中ではもう済んだ話ですし、経緯や思いは全てここに書いています。
コメントなどは特にする気はないので悪しからず。

あと、このnoteやヤフーニュースよりも絶対に著書の方が面白いからそちらを是非お買い求めください!下記リンクより!


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