第18回キャリコン2級論述解答例

キャリアコンサルティング技能検定2級試験
第18回実技論述解答例を公開します。

問題はすでに公開終了されていますが、
解答の雰囲気を見ると
「ああ、こうやって書けば良いのか」
というヒントになります。

問題が公開されている直近3回分に関しては
自サイトで教材として販売していますが、
わざわざ購入しなくてもこちらを参考にすれば
十分かなって思います。
もちろん気になる方はご購入いただければ幸いです。

解答番号だけ記載していますが、
形式は最近ずっと変わっていないので
過去問題を参照いただければ良いと思います。

解答はひとつだけではありません。
他にも得点が取れる解答は多々存在します。

なお、指定行数からはみ出ているように見えますが、
小さな文字で書けば十分に書ききれる分量です。

-----解答例ここから

問1 
相談者がこの問題で相談したい「問題」は何か記述せよ。
(配点20点) --3行
四年制大学教育学部卒業後、6年前に今の会社に新入社員として入った。営業を担当してきたがずっと願っていた研修企画部への異動が2年前に叶って満足し面白さも感じている。しかし今回の人事異動で全く希望しない部署に異動となりショックを受けどうすればよいかわからないので相談したい。


問2
キャリアコンサルタントとしてあなたが考える、相談者の「問題」は何かを記述せよ。
(配点20点) --3行
研修のスペシャリストとしての適性がないとの思い込みによる自己効力感の低下があること。今までの仕事が新しい仕事に活きるとは思っていないこと、リーダー的な役割を理解していない仕事理解不足であること。上司にしっかり相談していないこと。キャリアの道が断ち切られたと感じるキャリアプラン消滅なこと。


問3
あなたは、上記2つの「問題」を合わせ、相談者を援助するために、①どこに目標をおいて、②どういうことを実施したいか、あなたの具体的な方策を記述せよ。
(配点60点) --①3行 ②6行
① 中長期的になりたい像を自分で描き、自律的にキャリアプランを意思決定し、目標に向かって自ら行動できるようになること。そのキャリアプランをふまえ、短期的には今回の異動に対して働き甲斐を感じられるようになることを目標としたい。     

② 不安な気持ちを受容しつつ今まで6年間でやりがい、達成感をしてきたことをうかがい、自己効力感をあげながら自己理解を深める。新しい仕事内容を詳しくうかがい、今までの経験との関連性を一緒に考え仕事理解を深める。自主的に学んできたことを承認し、今後の学びに関して気づきを促す。リーダー的役割を今度上司と話し合い、社内でのキャリアパスを確認することをおすすめする。独立に関し自主的に調べるようおすすめし、選択肢の一つとして気づきを促す。それら情報をあわせキャリアプランが断ち切られたことが課題であると合意し、キャリアプランを自律的に意思決定し、行動できるよう支援する。



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