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こんにちは。
me:Riseキャリアコーチの井本(いもと)です。(>>コーチ紹介インタビュー

最近、キャリアやマネジメントについてのトレンドを調べると、
「自分らしく」「自己実現」「個を生かす」といったワードがHITします。

実際、私がコーチングセッションを実施させていただいている中でも、
「やりがいある仕事とは何なのか」
「没頭する何かを見つけたい」
「本当にやりたいことがない」
とコメントをされる方が、常に一定数いらっしゃいます。
お話お伺いしていると、働き方やキャリアのあり方が多様化し、以前のように分かりやすいモデルとしたい人が近くにいらっしゃらないケースも多いことも影響し、同様の悩みに陥るケースが増えているようにも感じています。

そうした悩みを持つ方々を助けようと、やりたいこと・やりがいを見つけるヒントを掲載した書籍も増えてまいりました。

今日は、その多数ある書籍の中でも八木仁平著書の「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」で記載されている内容を用いて、やりたいことを探すループから脱し、本当に自分がやりたいことを見つける方法について一緒に考えながら理解を深めたいと思います。

「本当に自分がやりたいこと」を見つける3つのかけ算

その3つとは以下3点です
①自分が得意とすること  
②自分が好きなこと    
③自分が大事にしていること

書籍の中ではすでに自分がもっているこの3つの要素をそれぞれの項目を掛け算することで本当にやりたいことが見つかると述べられています。

 3つのポイントを聞いて、あなたはどう思いましたか?

「ピンと来ない」と感じられる方や、「具体的にどうやって答えを出すの?」と考える方もいらっしゃるのではと思いますので、
まずは、考える時の大切なスタンスから具体的にかけ算をしていく流れまでを一緒に考えて理解を深めていきたいと思います。


“新しい何かを探す”自分から脱する

このテーマでコーチングセッションを受ける時、そしてご自身で考える上でも大切にしたスタンスは、

まだ見ぬ新しい何かを探すのではなく
今、自分が持っているものを活かす
というスタンスで取り組むことです。

やりたいことを探している方と見つけている方には、以下のように自問する問いと思考の方向性(ベクトル)に違いがあると私は考えます。

実際、セッションで同じ悩みを持つ方の中は、異なる質問をしても、ご自身の自問で「本当は何をしたいんだろう」という問いに戻ってきてしまうケースは珍しくなく、ベクトルを自分の内側に持ってくるまでにも時間がかかる方もいらっしゃいます。
そのため、スタンスによる違いを理解し、まずは今、自分が持っているものを活かして考えようという気持ちで考えてみてください。

2つのかけ算で「やりたいこと」を見つけてみる

まずは、得意なこと×好きなことで「やりたいこと」を見つけてみます。
以下のような視点で得意とすること、好きなことを挙げてみましょう。

①自分が得意とすること
自然と人よりも上手くできて、やっていてくなく心地よいこと(≠スキル・知識)
−やっていて心地よい
−頑張らなくても無意識にやっている
−やっていると自分でいられる感覚がある
−仕事でなくても普段から自然とやっている
−他の人に対して「なんでこんな事ができないの?」と思う
例)相手の立場になって考えること、人と競うこと、勉強すること、情報を集めること

②自分が好きなこと 
自分の情熱がある分野
−興味があってもっと知りたいと感じる
−お金が稼げる稼げない関係なく、関わるだけで面白いと感じる
−なんで?どうして?という問いが湧いてくるもの。
例)コーチング、不動産、SDGs、医療、クリエイティブデザイン等

私も挙げてみました。

【得意なこと】
・人の個性やその人らしいストーリーを理解し言語化すること、
・好奇心持って新しいことに取り組むこと
・強みを発掘すること
・目標達成に向かって邁進できること
・短期間でキャッチアップすること
・既存のものをアレンジして新しいモノ・コトを考えること

【好きなこと】
・コーチング
・個性と強みの発掘
・ブランディング
・経営者
・料理
・建築
・デザイン
・香り

出てきた項目の中でいくつか組み合わせて、かけ算をしてみます。

あなたはやってみていかがでしたでしょうか。
私は、想像以上に納得度の高い「やりたいこと」ができたように感じました。

ここで出てきたものを仕事にするだけでも、ある程度は夢中になれるそうですが、まだ未完成のため、最後のポイントにも取り組んでみます。

大事にしていることから人生の目的・仕事の目的を見つける

どんなに「やりたいこと」が叶ったとしても、「大事にしている」ことが欠けていると、「”本当に”やりたいこと」には繋がりません。ベースとなる価値観とも言える「③大事なこと」について最後に考えて、最終回答を見つけ出してみたいと思います。
①②と同様に、以下の観点で大事なことを挙げてみましょう。

③自分が大事にしていること
−大事な行動ではなく大事な状況を表します。
−大事なことが自分の内側に向くと、人生の目的が決まります。
−大事なことが、他人や社会など外側に向くと、仕事の目的が決まります。
例)人生の目的:自由に生きたい、人に優ししく生きたい、安心して生きたい
        穏やかに生きたい
    仕事の目的:自由に生きる人を増やしたい
        人に優しく生きることができる人を増やしたい、
        安心して働く人を増やしたい、穏やかに生きられる人を増やしたい

私も挙げてみました。

【大事なこと】
・後悔なく生きたい/後悔なく生きられる人を増やしたい
・自分に自身を持ち続けたい/自分に自信を持ち続けて働ける人を増やしたい

答えとしてはシンプルですが、こちらについては回答を出すまで時間がかかりました。
あなたはいかがでしたでしょうか。


最後に3つを掛け合わせる

私は2つのパターンを考えてみて、新しい何かではなく何となく頭の中で考えていたことが言語化され、納得感が高まった感覚を持ちました。
あなたはどのような答えにたどり着き、本当にやりたいことを見つけることはできたでしょうか。

実はこの一連の取り組み、実際のコーチングセッションでも同様の手法を扱うケースが多くございます。

例えば、これまでご自身が最もやりがいあると感じたお仕事のエピソードから、強みや得意なこと、興味対象が何なのかを深堀りし、やりがいを感じる時に実現できていたご自身のありたい姿は何なのかを言語化。そうすることでキャリアの指針ができ、◯年後という将来で本当にやりたいことをご自身の言葉でアウトプットできるようになったという例、それを何回かのセッションを経て少しずつクリアにされている例は多数ございます。

お一人で悩み、同じ質問がグルグルと回ってしまう時は、今回ご紹介した著書の手順を試してみたり、第三者の新しい視点での問いを通じて、ご自身の力で答えを見出してみてください。

まとめ

今日は、「本当に自分がやりたいこと」をかけ算で見つける方法について、私も一緒に考えながら紹介させていただきました。

「本当にやりたいこと」は何だろう、という問いのループから抜け出し、
・自分が得意なこと
・自分が好きなこと
・自分が大事にしたいこと

を言葉として書き出し、かけ算で新しい答えをみつけるという方法を、是非一度試してみてください。ご興味のある方は、以下で紹介している書籍もご覧になっていただければと思います。

参考文献:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 八木仁平 KADOKAWA

やりたいことの見つけ方が分からないとお悩み方に少しでも参考になることがあると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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