オーストラリアで救急病院(エマージェンシー)にかかった費用まとめ(学生ビザ)


こんにちは、ダーウィンの板金屋です。

先月のことですが、体調を崩してダウンしておりまして、

救急病院 (Emargency) にかかる事がありました。

せっかくなので、そのときの事を記事にしたいと思います〜。

救急にかかるまでの経緯〜ダーウィン編〜

5月の中頃、体調を崩してなかなかしんどい時期がありました。

その時の私はメンタルも最悪で、

微熱が長期間続き、倦怠感がものすごく

ベッドから出れない日が2週間以上続きました。

そんなときにふと耳を触ると3cmほどの腫瘍が出来ているのに気づき、

近所のGPを受診。

GPは基本、具体的な処置をしてくれないので 抗生物質をもらって終わりでしたが、

「何日かしても腫れがひかない場合はエマージェンシーに行ってね」

と言われました。

案の定3日、4日抗生物質を飲み続けても腫れが引く様子がない。

引き続く微熱はコイツが原因なのでは、という気もしていたので

GP受診から4日後、エマージェンシーを受診しました。

ダーウィン唯一の公立病院、RDH(ロイヤルダーウィンホスピタル)へ


病院というのはいつになっても緊張しますね。
「緊張」というのは金銭的な部分も大きいですが…。

まず受付で症状を伝え、個人情報などの登録が行われます。

以前シドニーでかかった病院の記録を伝えられたので、そういったデータは保存されているようですね。

次に肝心のお支払いです。

永住者、市民権保持者は救急を利用してもメディケアでカバーされるため

ここでの支払いは発生しません  が

一時滞在者である学生や就労ビザの方はここで支払いが必要となります。

救急病院の窓口で支払った金額は$580


支払い前に料金の説明が書いてある紙をもらいました。

ここで580ドルチャージされましたので、お支払い。

ここでの支払いは一旦建て替えで、後から保険会社に請求するという形になるかと思います。

およそ90分で処置まで完了

この日は平日の午前中だったので、
救急に来る患者さんもそこまで多くはありませんでした。
15分ほどで名前が呼ばれましたので、割とスムーズ。
夜間の救急などは、3時間待ちとかもあるそうです💦
コロナの制限上、付添である妻はこれより先は入室不可。
診察のドクターがくるまでの間、
何人ものナースが私の所へ来てみんな毎回同じ質問してくる…
患者の情報を共有とかしないんでしょうか?笑
1時間ほど待ちましたかねー、耳鼻科専門のドクターが来て
その場で麻酔→耳の切開と縫合までちゃちゃっとしてくれて
あっという間に終わりました。
待ち時間のが圧倒的に長いと。笑
実は入院コースも想定していたので  着替えとか歯ブラシとか用意してきていたのですが。
ああ、良かった。無事に処置完了です。

事後請求は無し。かかった費用は$580のみでした。

麻酔代など、後から追加で請求が来るかなあと思っていましたが

1ヶ月ほど経った今でも特に請求が来ないので

今回の救急病院にかかった費用は$580のみ、ということでしょう。

安心するのはまだ早いよー。これから請求が来る可能性もある!!だってここはオーストラリア…(処理がなんでも遅い)

処置から1週間後に同病院にて抜糸のアポもあったのですが、

このときも料金は請求されませんでした。

シドニーで盲腸になり救急にかかった時の話


渡豪して間もない2018年、オーストラリアに来て初めて救急にかかったのは

虫垂炎(盲腸)  が原因でした。

明らかな腹部の異常な痛みを感知し、

当時住んでいたシドニー郊外のPadstowというサバーブにあるGPを受診。

問診の結果、ドクターも異常を感じたのか

すぐにエコー(ウルトラサウンドと言います)を取ってくるように!

とお達しが出たんです。

レントゲンとかエコーとか、そういったものが必要なときは

それ専用のクリニックに別途行かねばならないオーストラリア。

急いでエコーを取ってくれるクリニックへ行き、
(確かGPのドクターが紹介状を書いてくれたと思います)
エコー完了後に再度GPへ。
それを見ると、どうやらAppendix(虫垂炎)だろう…と診断がくだされました。
すぐにこのままエマージェンシーに行くように言われ
向かったのはBankstown-Lidcombe Public Hospital
受付でドクターからの紹介状を渡し、お支払いをします。

シドニーの救急窓口で支払った額は$143


その場では手書きのインボイスが発行されます

今この時の領収書たちを引っ張り出して 振り返っているのですが

シドニーの救急はダーウィンに比べると随分安かったんですね。。

それでも、この頃はオーストラリアに来たばかりで

病院にかかるのも初めてだったし、すごく不安だったのを覚えています。

次に何が起こるか分からず、手術もいつになるか分からないという不安。

中に通され、点滴を付けられました。

でもナースやドクターがなんの説明もしてくれないので

(されたところでこの時は何も分からなかっただろうな…)

これからどうするのか、いつ帰れるのかもわからないまま3時間くらいが経過。。

このとき息子も具合が悪く、

これ以上息子に負担をかけるのはかわいそうだったので

妻と息子は帰宅しました。

長い待ち時間を経て病室に案内され、どうやら入院するらしいことを知る。

この時すでに夜11時ごろ。

手術の翌朝、退院する

深夜に私の手術は実施され、その後病室で睡眠をとりました。

余談ですが、その時同室だったおじいちゃんが夜中にひたすらうめき声を上げており、よっぽど辛いんだろうな…と思いましたが
おかげで私は全く眠れぬ夜を過ごしました…

夜が明けた頃、手術翌日だというのにふつうの朝ごはんが運ばれてきたのにはびっくり。

パンとサラダとヨーグルト、みたいなふつうのメニューです。

そして看護師から

今日あなたは退院するのよ。

と告げられました。

えっ  手術したばっかりで傷も痛いし歩けないんだけど退院?!

その頃妻は、病院の会計の方から支払いの説明を受けていました。

Medibank OSHCのおかげで入院費の負担なし!


さて気になるのは病院の手術、入院の費用です。

妻が受けた説明によると、

入院1泊あたり$1,344、2泊分で計算されて

病院からの請求は合計$2,688。

我が家はMedibankのOSHCを契約していたのですが、病院はmedibankと直接やり取りをしてくれるとの事だったので、退院時には実費は請求されませんでした!

しかし
“medibankが万が一カバー不可と判断した際にはキチンと自分で支払いをします”
という内容の書面にサインをする必要がありました。
ということで、
medibankに保険できっちりカバーしてもらうためには用意しなければいけない書類があり、
それが
Pre-existing condition Certificate  というヤツです。

Pre-existing condition とは

今回私が保険会社に手術費用などを負担してもらうには、

「私の虫垂炎は突然起こったものであり、前々から抱えていた病気ではありません」

すなわち「既往症ではない」という事を証明しなければなりませんでした。

そしてそれをドクターに書面で説明していただくものが

Pre-existing condition Certificate  という事です。

medibankのウェブサイトに専用のフォームがあったので

そちらをダウンロードし、

最初に駆け込んだGPのドクターに記入していただき、

medibankに郵送しました。

その結果、無事に 保険でカバー可能 という結果をもらいました🎉(ホッ)

学生ビザの申請条件であるOSHC,3人家族の我が家の見積もり額が他社に比べてMedibankが1番安かったのでそれ依頼ずっとMedibankにお世話になっています。クレームもアプリで簡単に申請出来ておすすめです!

オーストラリアで盲腸による緊急手術。実費でかかった費用は総額$601でした。

最後に、病院からの請求金額と、medibankでカバーされた金額を一覧にしてみます。


保険があるとはいえ、病気をすると実費でもなかなかの金額がかかってしまいますね。

海外にいると心細さもひとしおです。

この記事がみなさまのお役に立てれば幸いです🌸

健康には十分気をつけましょうーー

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