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16.がん治療でお悩みの方へ綴る《自然療法1》

さて。現代医療(三大療法)ではがんの治癒が不可能である、だから悪である、という短絡思考に自然派は陥りやすいのですが、今まで色々と書き綴ってきました現代医学には役に立つ技術もあることを忘れてはいけません。例え治癒せずとも病巣の安全切除で安心が得られればそれでよし。血液がんも抗がん剤で寛解(正常に近い状態)に近づける技術が発展してきました。放射線(中性子線など)も病巣のみに照射が可能になってきました。遺伝子治療という日本人には抵抗感のある名称後療法も研究開発されてきています。時と場合によっては役に立つんです。要は元気になれば方法を問う必要はない、ということです。方法論の中に現代医療も自然療法も分け隔て無く入れておけば良いのです。

ただ、闇雲に手を出すと現代医療はそれなりにひどい目に合うことも忘れてはいけません。現代医学信者の医師に言われるがままのまな板の鯉では人生を損なう事態がまだまだ多いものですから。まあ、医者の目が開いていなかったり、上司医師の指示に背けないとか、ガイドラインから外れられないとか、理想と現実の狭間に挟まったり、色々な理由はあるでしょう。仕方のないことも多々あります。

「(自然派に理解を示す)私みたいない医師が増えればいいのに」という言葉。講演会や個別相談でよく言われます。私と似た意識を持つ医師は全国にパラパラとはおりますし、既に自ら歩み出した医師もネットで見かけることも増えてきました。私に協力したいが市立病院勤務のため動けないが応援するとのメッセージを頂いたこともあります。悩める子羊ドクターも潜在的にはけっこういるかも知れません。これからです。既存の古い体制を変えることが容易ではないことは過去を見ても分かりますが、諦めなかったことで道が開くこともあります。自分ができることを、できる限り実践する。共感者が増えてくれること。それがやがて大きなうねりになっていく。そう信じて行動するのみです。あ、話が逸れていく。。。

そんな現代医学に縛られた医者の都合は患者さんの人生にとって「無関係」の話です。現代医療を受けた結果、幸せが描けると確信が持てれば関わる決断をしても構わない。分からなければ相談して下さい。「田中 佳」でHPを調べればでてきます。

ともかく手術は臓器を失い、一部の機能を失い、なお生き延びて幸せなのか、手術をしたら日常生活に何が起こるのを事前に確認しておきましょう。

放射線も正常組織の範囲まで含めて照射する方法に関しまして、個人的には意味を見いだしておりません。その「もの」のみに照射できる医療機械と技術を駆使して焼き切るのであれば意味を見いだします。出たら、打つ。きのこ狩りのようなものです。正常組織臓器を焼いてはいけません。皮膚を含めて。

化学療法は寛解に持ち込める確率を主治医に確認すべきです。寛解が得られなければ実施することに大きな意味を見いだせません。一応、5年生存率も参考にしておきましょう。見込みや数値を聞いて判断材料にすることは必要かと。「有効」とか「効く」という言葉だけではなく、〇〇%の見込みでどうなるのか?の確認を怠りませんように。嘘を言われる事もあるので、そういう意味でセカンドオピニオンは意味のあることだったりします。

寛解と申しましても若き水泳選手を見て感じるかも知れませんが、戦いには勝ったが焼け野原になってしまう。その姿はTVで垣間見ましたでしょう? 焼け野原から驚異の復興を遂げる努力と体力と気力が全日本優勝をもたらすのです。何となくやらないで、というのはここの意味を含みます。焼け野原から都市を創設する気合いと覚悟はあるのか? です。

あ、よく手術で腫瘍本体は全て取り切れましたが、念のため再発防止に抗がん剤を使おうという主治医もいるようですが、通常の抗がん剤=がん細胞と正常細胞の分裂を阻止する=生存を阻止する=生体の全システムを阻止する=免疫能力も阻止する。この構図は繰り返し申しているので耳たこでしょう。免疫能力を下手に落としたら、逆に再発を促す事になりますから本末転倒ですし、非論理的です。

免疫が落ちれば、対がん免疫も落ちる。抗がん剤でがんを殲滅できなければ残りは必ず増殖し、再発をします。その時、対がん免疫が落ちていれば増殖を阻止するものは誰もいない、ということに気づいてください。もし、このことを主治医に聞いいてNoと言ったら嘘つきです。再発防止の抗がん剤は、実のところ発がん誘発しかしない、という論理になっている、ということです。

であれば、自然療法だ!

という方向性に向かう方は少なくありません。また、多くの主治医は自然療法をバカにしたり、無意味だとおっしゃいます。エビデンスがないとおっしゃいますが、エビデンスを取っていないからデータが存在しない、存在しないから無意味だ、ということです。非科学的だとおっしゃる方も多いのですが、生命体の存在そのものが非科学的なのですから科学的根拠が最初から木を見て森を見ずなのは明らかです。自然療法を頭ごなしに否定する医者の視野は極端に狭いのです。

では自然療法を行えばがんは治癒するのか?

これがそうでもないですが、医学的に言う完全寛解(治癒と呼べる状態を維持)を五体満足に楽しく暮らしている方が多数存在しているのも事実です。講演会を全国で千回以上行ってきて、各地でがんサバイバーと呼ばれる方にお目にかかってきました。最初は普通の医者の如く「あり得ない」とか「最初から誤診だったのだ」とか「勘違いだ」と思っておりましたが、実際の経過を伺いますと自力で治したとしか言いようのない人々でした(実際に主治医からそう言われた方も多数いました。誤診を平気で認めることができる、この誤診は死ななかったから誰も患者さんは訴えない、その代わりどの医者も不思議がらず調べもしない)。

そして、ようやく理解しました。なぜ自分が知らなかったのかを。先ず、このがんサバイバーの人達は基本的に病院へは行かない。体調良く改善したので行く必要性を持っていない。或いは後は好きにしろと放り出されて戻れない。だから自力で病気を治した人は医者と出会わない。もし行っても「あり得ない」と否定される。結果的に、医者はその存在を知らないか記憶から抹消する。そう、がんを治した人は日本中にたくさん居る事実を見たもだから言える。現代医療は単なる井の中の蛙で大海を知らず、だったのです。

がんだった人が治って目の前にいたら、医学者科学者であればその謎を解きたいと誰も思わないのが不思議です。研究者がいたとしても論文は抹消された、ということでしょうか。

なぜ調べないのだろうか? 医学の権威が揺らぐから、でしょうか。無農薬栽培が安価安楽安全に普及したら化学肥料メーカーや農薬メーカーが困窮するから広まらない事に似ているなあと思ったりもします。

話がいつも逸れてごめんなさいね。自然療法についてですね。

*がんサバイバー:死ぬのが前提になった言葉のため、本心では使いたくありませんけれど、適切な言葉が見つからないので使用します。

…つづく

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