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山武市埴谷 2 古刹の巨大な枝垂れ桜


妙宣寺

1361年に埴谷城主が創建したお寺。時の将軍足利義教に法華経以外の教えをすべて捨てるように進言(立正治国論)した結果投獄拷問された日親が生まれた場所。日親は焼けた鍋を頭に被せられても信念を曲げなかったことから鍋冠日親と呼ばれている。今は枝垂れ桜の名所として有名。

入口に枝垂れ桜
参道両側に枝垂れ桜
大谷石の蔵
本堂
波に紅葉が浮かぶ手水鉢
聖鍋冠

長光寺

創建は1514年で、当初は千葉市若葉区中田町にあったが1669年に埴谷城主に寄進され現在の地に移された。この動きに関わったのが日禅で、幕府に弾圧された不受不施派や悲田派の動きに関わった重要人物である。不受不施派とは、法華経を信仰しない者からの布施を受け取らず祈祷も施さないという立場のこと。弾圧されたが現在でも下総で時折見かける。

埴谷のメインストリートから外れたところにある
参道の石像物
日禅と枝垂れ桜の説明
本堂
地紋彫り
蟇股には麒麟と思われる彫物
堂内には迦陵頻迦の欄間彫刻
変わった石灯籠

常福寺

1449年に創建。松戸の平賀本土寺の末寺。

仁王門
草鞋が吊るされた仁王門
周囲のお寺に比べれば小ぶりだがこちらも大きな枝垂れ桜が聳えている
大黒天

行った日 : 2023/04/29

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