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富里市中沢・新中沢 素敵な田園風景と商店


立沢・新立沢

二つの地区境が入り組んだエリア。市史にはかつてあった鴛鴦寺の伝説がまとめられている。

弁財天

中沢地区へ入った途端目に入る田んぼの中の祠
一見すると田んぼのへりを渡れば行けそうだが、実際は決まった道からしか入れない
入り方は地元の方に教えていただいた
日本人形が祀ってあり、傍らに「弁天神社」と書かれたお札が竹に挟まっていた

野仏

道端にある
庚申塔と子安観音、そして道祖神

麻賀多神社

佐倉市を中心に県内にいくつかある麻賀多神社のひとつ
階段は新しく、手すりや鳥居は朱色に塗られている
新しい玉垣と石祠
Googleマップ口コミによると、2017年に社殿を喪失して境内にお札が刺さってるだけの状態が数年続いた模様
かつて境内の片隅にあった石祠は小屋に守られていた
地元の方による案内板

社殿があった頃の画像が残る貴重な参拝ブログ。

道標

左 さくら道
文政三年
十九夜観世音菩薩
右 なりた道

昌福寺

曹洞宗の寺院
石仏
どれかが三谷胤政の供養塔らしい
いつも看板の文章を帰ってから読んでいるのでちょっと後悔している
三谷とは多古町の地名で、胤政はそこの出身らしい
鴛鴦寺伝説に登場する千葉胤政はこの人のことと思われる
凝った石仏
馬頭観音だろうか?六臂なのは辛うじてわかる
こちらは宝篋印塔
1426年、市内唯一室町時代に作られた宝篋印塔がお隣新橋の土の中から出てきた
笠の部分は時代が下るほど大きく外側に張り出すので、これを見ると「古い宝篋印塔だなぁ」という感想が出てくる。
本堂

妙見橋地蔵尊

橋の袂にお地蔵さん
印旛以東の地域はこんな風に佇む地蔵や如意輪観音が多い気がする

妙見神社

妙見橋らへんから台地への登り口にある神社
数本の杉が聳えている
ひとつは道路に倒れかかっている
境内
橋の上で切りかかる武士に対して光属性で対抗しようとしている貴族の図
対応する逸話があるんだと思う
千葉氏の守護神
北極星を通じて妙見菩薩と天御中主命が習合した

宮門商店

商店とガソリンスタンドが並んでいる
このような業態の個人商店はほとんどは、ヤマザキとENEOSのようになっていたり片方が廃業している。両方がおそらく当時のまま残っているのはとても珍しい。
商店
「ご贈答品はウイスキーのギフトセットで‼️」
よく見るとキッチンタオルを売っているので、現役の商店かもしれない
ASAHIの自販機
年齢確認の機構が見られない
ガソリンスタンド
こちらはストリートビューを見る限り2012年時点で廃業しているように見える
おとなしい猫
全景

稲荷神社

宮門商店の前を通ってお参りできる
雨戸が閉まっていた
かなり詳しい施設案内
どの神社にもあって言及されることのほとんどない参拝記念碑みたいなのも記録されている
社日塔、あるいは地神塔
佐倉藩主堀田氏が義民惣五郎を慰霊するために祀るよう藩内に布告したのが始まりとされる
杉の根元に転がる道祖神石
本殿裏に置かれたベンチ
CrazyではなくClazyである
イキった落書きのミススペルほど味わい深いものはない
1664年、江戸時代初期に創建されたことがわかる石碑の説明板
参道

おしどりの里

中沢の東端から中沢集落を眺める
田んぼになっていない細い谷津を保存している施設
おしどりは胤政の鴛鴦伝説に由来しているのかもしれない
いきものの写真が並んでいる
こういうのが近くにあるところに住んでいる子供がちょっと羨ましいなと思ったり

行った日 : 2023/06/10


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