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過去の記憶

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ハリボテ

(忘れたく無い記憶保存の為にnoteを使っているので常に陰気。誰も得しません) 最近衝撃的な事を知った。 20年間一度も聞いた事が無かったこと。 母はきっと私達の中で良い父親でいて欲しかったから隠し続けてきて居たのだろう。 幼少期、色々買い与えて貰っていたし、外車を2台所持していた。だから心のどこかで、自分の家はかなり裕福な家庭だと思っていた。家族の仲もとても良いモノだと錯覚していた。 でも全てハリボテの家庭だった。 父は私に優しく、沢山遊んでくれていた。その愛だけが

    • Aftersun(考察)

      『大人になった今の私なら、あの頃の父親を救えたかもしれない…』 所々に挿入される父親の闇を感じる部分を書いていく。ネタバレ⚠️ ①母親からの電話 一見ソフィはただ休暇を父と楽しむ為にバカンスに来たと思われるが、「父の様子はどう?」という母からの電話により、ソフィは近頃様子のおかしい父の偵察に来たことを伺える。ソフィが「監視役として来た」と言っている場面からも。恐らく、うつ病により精神に異常を抱えている父を心配してこのバカンスは企画されたものであると思う。 ②バイクゲー

      • 追想2

        父親が亡くなった。 後に本棚で『自殺マニュアル』を見つけ納得した。思えば、1ヶ月程前に「樹海に行ってくる」と言っていた。ホラー好きの父親だからと気にしなかったがコレが間違いだった。鬱病で苦しんでた父親の事を何も理解して無かった。家族で1番可愛がってくれてたのに。 数日後、父の事をきっと誰よりも愛していたであろう犬が後を追って亡くなった。父の姿が見えなくなってからどんどん衰弱していった。 2人が亡くなった1ヶ月後、一緒に飼っていた猫も姿を消した。 今でもフラッシュバック

        • 追想

          平成24年7月。今程は暑くない夏。 その日から世界が変わった気がする。 幼少期は父と休日になる度に色々な所へ遊びに行っていた。とても面倒見が良く、飼ってた犬も父にだけはよく懐いていた。 24日。小学3年生の夏休み。電話が鳴った。「今から遊びに来て!」当時、仲の良かった友人からの電話だった。その日はたまたま父が家に居た。パソコンと向かい合ってる父に「遊んでくるね!」と言い残し家を後にした。コレが間違いだった。 今でも後悔している。 私「ただいま!」  「......」

        ハリボテ