マルスとルキナはどちらが初心者向けか

はじめに

そもそもどっちもDAがアレな時点でどっちも初心者向けではないというのがオチではあるのだが、強いて上げるならどっちが初心者向け寄りなの?というのを自分なりに考えてみる。

筆者はマルス派

結論から言うと「マルスの方が初心者向き」だと考える。あくまで、どっちが初心者向けなの?という問いに対する答えでしかないが。
これに関しては逆張りではなく、筆者がVIPでルキナよりもマルスを使う方が勝率が高く、それらの理由を考えた結果「ルキナは初心者にとってかなり難しいから」という結論に至った。筆者はルキナがVIPボーダー~魔境1のVIP不安定帯、マルスが魔境4~5を行ったり来たりするVIP安定帯となっている。

何でマルスなの?

マルスは初心者が使う上でルキナと比べれば分かりやすい強み、分かりやすい撃墜方法などがあるためである。

ルキナと比較したマルスの強みは「先端が強い」点。
「初心者は先端なんて狙えないんじゃないの?」と思われるかもしれないが、そもそも剣士キャラを使うのであれば先端を意識した立ち回りができていないと勝てない。
それはマルスはもちろん、ルキナやロイであっても変わりはない。ルキナが根本でも安定してダメージを出せるとは言っても基本は先端当てでないと反撃を受けまくるし、ロイも根本一辺倒ではなく先端をも使って初めて強キャラになれる。
最初のうちは先端を意識することで精いっぱいであり、根本と先端を使い分ける立ち回りは出来ない。その点、マルスは先端にのみ集中しておけばとりあえずは成り立つ(根本を使ったコンボもあるがここでは割愛)。「先端だけ当てることを意識するんならマルスでいいじゃん」である。
更に、マルスの先端はそのSEとヒットストップによりどんなに確認が下手なプレイヤーでも先端に当たったor当たっていないことがわかる。ルキナはどこで当てようがSEとヒットストップが変わらないので、ちゃんと先端当てを意識できているかどうか、根本を活かせているかどうかがパッと見ではわかりづらい。この点は初心者にとってかなり難しい部分であると考える。

次に、ルキナは「単発撃墜の難しさ」が初心者にとって厳しい。
ルキナの強い撃墜は下強からの連係、復帰阻止、ガケ展開……どれも、何かを当ててからが前提となる。
更に、復帰阻止は技を当てるまではマルスとほぼ変わらない。ゆえに、カウンターやマルスの根本では決定打にならないようなある程度復帰の強いファイターに復帰阻止を決めることで「ルキナの方が復帰阻止が強い」となるわけである。難しいことをしないと「マルスでもできてるよそれ」になる。

この点、マルスは立ち回りや着地狩りで単発撃墜がある点で勝る。
横強先端、上強先端、空N先端、横Bのラッキー撃墜、空下横スマのラッキー撃墜。
これらの撃墜は精度はそこまで高くなくても、試合中に一切当たらないということおはないはず。あるとするなら、それはルキナであっても厳しいような実力差をつけられているだろう。
ルキナは立ち回りでいきなり撃墜という場面はマルスより少なく、初心者がプレッシャーを発するのは難しい。

マルスは低%は空下横スマや横Bのラッキー撃墜、100%あたりから空N先端のラッキー撃墜、120%あたりから強攻撃先端、150%あたりからマルキナ共通の寿命撃墜…多くの%で撃墜の要素が散らばっている。
ルキナは120~150あたりでの撃墜に困りがちで、展開を作って~で撃墜を狙わなければならず、相手の撃墜拒否を貫くような攻めを習得しなければここでバ難に陥るし、「そうそう撃墜しないから」という理由で他の技まで拒否されやすくなる。ここでグダるのが初心者ルキナだ。
マルスは安定感こそないがその%帯で撃墜するパーツがある以上、他の技を通しやすくなり、上投げ撃墜%まで持ち込みやすい。守りやすいし攻めやすいという訳だ。
上投げ撃墜の%になればステージのどこにいても撃墜の危険性があり、相手はよほど拒否がうまくなければ撃墜は免れない。
この上投げ撃墜が無かったらと思うと寒気がする。多分、剣術Miiとかと同じくらいのランクに落ちているんじゃないだろうか。

コンボもルキナは確認が難しい。
ルキナは根本先端でSEとヒットストップが変わらないので、間合いの確認がシビアになる。
マルスは根本でしかコンボが出来ない場合も先端ヒットならさすがに「先端に当たったからこのコンボは成立しない」と確認する余裕がある。

終わりに

まあどこまでいっても「マルキナは初心者向けではない」で終わりだし、マルスの方が初心者向けというのは「あえてどちらかを初心者向けとして扱うなら」という話なので現代スマブラにおいて初心者向けのキャラは?という問いは「カズヤスティーブ使え」で雑に終わりそう。夢がない世界である……

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