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Bright Step代表の西島勇人さんのオープンクラスを受けた感想
Bright Step代表の西島勇人さんについて西島勇人(にしじま・はやと)さんはロシアの名門ボリショイバレエ学校を卒業後、19歳の時にダンサー生命断絶レベルの大怪我を負いながらも、懸命の努力とリハビリで復帰し、ロシアやポーランドのバレエ団でソリストとして活躍されました。
現在は日本に拠点を移しており、ダンサーとして現役を続けるだけでなく、バレエを通して夢や目標に向かう原動力にという願いを込めて
バレエ感想ジョン・クランコ版「ロミオとジュリエット」東京バレエ団
ユルゲン・ローゼの舞台衣装が本当に美しい東京バレエ団「ロミオとジュリエット」を見に行きました。ジョン・クランコ振付作品の全幕を見るのは初めてですが、とにかく舞台衣装が本当に美しくて驚きました。
マクミランやヌレエフ版など他のバージョンのロミオとジュリエットでは、ジュリエット達が赤、ロミオ達が青を着ることが多いですが、クランコ版ではジュリエット達キャピュレット家はが青と黄色がベースで、ロミオ達モンタ
REVIEW:The Tokyo Ballet's "Romeo and Juliet" 05/25/2024
The costumes designed by Jürgen Rose were truly beautiful and very impressive.
Who is the next Japanese legendary ballet dancer?
I wonder if there are legendary ballet dancers in Japan. I believe we may not have a current legend, but there are some Japanese ballet dancers with the potential to become legends in the future.
Let
バレエ感想「カルミナ・ブラーナ」K-BALLET TOKYO
2024年5月24日(金)にBunkamuraオーチャードホールで上演されたK-BALLET TOKYO「カルミナ・ブラーナ」を見に行きました。もちろんお目当ては特別出演の熊川哲也氏です。舞台で踊る熊川氏を見るのは今回が初めてで、ずっと楽しみしていました。
熊川哲也氏の存在感は異次元今回のカルミナで熊川氏が一体どう出演するのか、誰もが気になったと思います。
結論から言えば熊川氏は最初の「O F
REVIEW : Matthew Bourne's New Adventures' "Romeo+Juliet" Japan tour 2024
New Adventures' Japan tour 2024 "Romeo+Juliet" started on 10th April, 2024 in Tokyu THEATRE Orb, Shibuya, Tokyo and ended on 21st. This production is choreographed and created by the artistic director
もっとみる東と西のオープンクラス感想
(2024.05.30 最終更新)
「東と西のオープンクラス」とありますが、関東/関西の教室に遠征したわけではなく、関ヶ原の戦いのように東軍/西軍の対決とかでも無いです😂
今年に入り、東真帆(ひがし・まほ)さん、西一義(にし・かずよし)さんと言う、現役プロバレエダンサーのオープンクラスに参加しました。苗字こそ逆方向なお二人ですが、どちらのクラスもとても面白かったので、今回はその感想です。
東
バレエファンの会社員、4月を振り返る
2024年4月は相変わらずのバレエ三昧だっただけでなく、私生活にも大きな変化が色々あり、会社員としての本業がかなり忙しくなってしまいました。しかしそんな中でも、良い舞台や踊りを見たら何かを書かずにはいられませんでした。
4月に見た舞台は見た目や技術を超えるような演劇性が強いものが多く、色々な意味で自分の中で印象に残る舞台が多かったです。
印象に残った舞台マシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット
バレエ感想「白鳥の湖」(ブルメイステル版)東京バレエ団
昔マリー=クロード・ピエトラガラとパトリック・デュポンが主演を務めたパリ・オペラ座バレエ団「白鳥の湖」のビデオが大好きでずっと見ていました。大人になってそのビデオで上演されていた白鳥の湖がブルメイステル版で東京バレエ団で上演されていると知り、いつか見に行きたいと思っていました。
奈良春夏さん、おかえりなさい💕東京バレエ団の公演を見る機会はそれまであまりなかったのですが、奈良春夏さんのオープン
バレエ感想「シンデレラの家」K-BALLET Opto
Kバレエ・オプト「シンデレラの家」は酒井はなさんが出演されると聞き、発売初日にチケットを買って、ずっと楽しみにしていた公演です。
「シンデレラの家」の良かった点先に言うとこのプロダクションはキャスティングが最高でした。
「シンデレラの家」はヤングケアラーをテーマとして創作されたバレエで、主役のシンデレラは家族の世話に明け暮れる現代の若い女性という設定です。シンデレラは若々しい小林美奈さん、義妹
バレエ感想「ラ・バヤデール」新国立劇場バレエ団
(最終更新2024/05/20)
「ラ・バヤデール」を見に行って本当によかったです。ストーリーの展開や、美しい舞台セットや衣装なども含め、見応えたっぷりでした。
衣装、舞台セット、照明についてまず衣装がめちゃくちゃゴージャスで本当に綺麗です。どの衣装も豪華絢爛でダンサー達をさらに美しく見せる衣装はバレエ衣装のお手本のようですし、夏の新作もこの衣装をこのまま使えばいいのにと思いました。
舞台セ
なぜ日本にマシュー・ボーンのような振付家が現れないのか考察
マシュー・ボーンの作り上げる舞台を見て、考えさせられることがとても多かったです。
その一つが「なぜ日本にマシュー・ボーンのような振付家が現れないのか」という疑問です。日本は世界有数のバレエ大国であり、世界で活躍する日本人バレエダンサーが沢山います。幼少期から海外のバレエ学校に留学するダンサーも増えてきており、かなり高度な教育を受けた日本人ダンサー達が爆発的に増えています。
しかし、日本人の有名な
マシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット」ダンサー達の役作りについて
登場人物達の役作りの過程についてマシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット」公式パンフレットにあったマシューのインタビューを読み、役柄の創作過程についてとても興味を持ちました。
今回は7回「ロミオ+ジュリエット」を見に行きましたが、舞台を見れば見るほど、それぞれのキャラクターの背景について感じさせられる部分が多くなることに気がつきました。上記インタビューにある通り、一人一人のキャラクターが際立っ
マシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット」を見て気になったこと
マシュー・ボーンの作品を今回初めて見て、その斬新さに心の底から魅了された。あまりにも感動し、既に何本も賛辞の気持ちを込めたnoteを書いている。
マシュー・ボーンの作る舞台に心を奪われてしまったのだが、私自身は「大絶賛するなら、気になる点もきちんと言う」をポリシーとしている。と言うわけで今回は私が「ロミオ+ジュリエット」を見て、心の中でツッコミを入れた描写4つについて書いていこうと思う。
なおネ
なぜマシュー・ボーンがこれだけの作品を生み出せるのか考察
マシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット」を見てその革新性に驚くと同時に、見れば見るほどマシューの創造力に感銘を受けました。マシューのカンパニー「New Adventures」はコンテンポラリーダンスがメインのため、通常のバレエ団のようにクラシックの型にははまらない自由さがあります。
ですが、ここまで世界的に成功しているコンテンポラリーダンスのカンパニーはほとんどありません。これだけのアイデアを生
マシュー・ボーンの「ロミオ+ジュリエット」を見て、面白いと思った表現方法について
古典ばかり上演される日本バレエ界において、マシュー・ボーンの作品はとにかく「斬新」です 。あまりに革新的で衝撃を受け、気がついたらなんと7回も見に行ってました。今回は「ロミオ+ジュリエット」を見て面白いと思った、マシュー・ボーンならではの表現について見解を述べていこうと思います。
ちなみに既に書いた感想2本はこちらです😊
①様々なアプローチで感情の表現をしていたことダンスは一種の表現であるた