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1ヶ月育休とって学んだ5つのこと

この度、三女を授かることになった、CanvaのJapan Country Mangerの植山周志です。2年半前にCanvaで働くことを機に家族を巻き込んで東京からシドニーに移住しました。そうしていたら、2021年始めに妻が妊娠をし、10月30日に無事三女が生まれた。すでに娘が二人いるが、日本以外の国での出産は初めてでいろいろ学びがありました。

今回は長女、次女の時と違い僕自身、育休をCanvaからいただき、家族をサポートできたので、そのことについてみなさんに共有してみます。

Canvaの育休制度が凄い寛大!合計18週間?!

すごい嬉しいことに産休、育休制度が素晴らしいんです。お父さんの僕が今回いただいた育休のための有給休暇が合計で18週間!! 5日 x 18 = 90日間!!
この育児休暇の有効期限が2年間。子供が生まれてから2年を超えると消滅してしまうから、この2年間で育児と家族のために90日も捧げることができる。

いつも有給休暇を年間に10日間ぐらい使って満足している僕が2年間で90日間の有給休暇なんて使ったことがないので、社会人人生でこんな休みをいただいたのは初めてでアワアワしている自分がいました(笑

ということで、三女が生まれたら4週間の育休をとることし、残りの育休は子供達の学校の休みのたびに2週間の休みを取ることにしたのです。

予定日よりも前に生まれ、突然始まった主夫ライフ

三女が生まれる予定日は11月10日だったが、逆子でなかなかひっくり返らないからシドニーの病院は帝王切開をしきりに妻にすすめるが、結局、妻は帝王切開をせず、10月30日に陣痛促進剤を使って、無事三女を生むことができて感無量でした。

出産に立ち会うのは今回で3回目だが、毎回感動して涙してしまいます。そして、今回は初めて臍(へそ)の緒を切ることができて忘れられないひとときになりました。出産直後の感動で涙目になっているところをお医者さんが「お父さん臍の緒を切って」と言ってくれて、言われるがままに切ってみました。

主婦業って大変で、仕事と似ている

出産予定日は11月10日だったのですが、10月30日土曜日に無事出産したので、翌週11月1日月曜日から育休を前倒ししてとることになったんです。この辺りも柔軟に会社、上司が対応してくれて本当にありがたいかぎり。
育休前は想定しているタスクは食事の用意、片付け、洗濯、子供達の学校への送迎と想定していましたが、もうちょっとあるので振り返ってみて書き出してみます。

主夫になったときのタスク

朝のタスク

  1. 前日、洗った食器が乾いているから片付ける

  2. 朝食を作る

  3. 子供達のランチの弁当を作る

  4. 洗濯機を回す

  5. 子供達を学校に車で送る

  6. 食器洗い

  7. 洗濯物を干す

夫婦のランチは前日の残りもので済ませる

午後のタスク

  1. 子供達の学校のお迎え

  2. 夕飯を作る

  3. 食器洗い

その他のタスク

  1. 1週間の献立を考える

  2. 献立に沿って食材を買う

  3. その他必要なものを買う

午前、午後のタスクを想定していたが、主夫が始まる前はそこまで真面目に考えていなかったので、その他のタスクを想定していませんでした。

でも、日々のタスクを無事に回し続けるためにその他のタスクが非常に大事だということに1週間の主夫生活をしてみて気付いたのです。
その他のタスクをやっていて感じたのは仕事と非常に似た部分があるということです。

僕の主夫としてのゴール、計画、タスク

  • ゴール:家族たちに快適に生活し続けてもらう

  • 計画:僕が1週間の献立を作って、日々美味しいご飯を食べてもらう計画を作る

  • タスク:食材の調達と調理、サーブ、片付けを僕が行う

Canvaでの僕は下のことを仕事で行っているので主夫ライフと似ていると思いませんか?

  • ゴール設定:

  • 戦略策定:主夫業でいう計画

  • 実行をするチームを助ける

  • 他チームを巻き込んで実行する

1ヶ月主夫をして学んだ5つのこと

1ヶ月間の主夫生活の中で最初の1週間ははりきりすぎて疲れ、2週間目からだんだん要領を得てきたり、その他学んだことがあるので紹介します。

主夫をして学んだ5つのこと

  1. 手抜きすることも大事

  2. 自分のことは後回しになり、自分の時間を持ちにくくなる

  3. 子供達のお弁当は前日の残り物を使うのが効率的

  4. 1週間の献立を作って、食材を手配すれば後は作るだけ。計画と準備が大事

  5. 家族みんなすごく食べる

1. 手抜きすることも大事

最初の1週間ははりきっていただので毎日、かなり気合い入れてご飯と子どものお弁当を作った。下の写真たちがその週に僕が作った料理たちだ。

気合い入れすぎたため、1週間経って結構疲れてきた。
料理を作った後は片付けもあるから、結構な労働になる。なので、2週間目は冷凍餃子を晩ごはんにして手抜きしたり、一度にたくさんのものを作って、それを2、3食に渡って食べたりして、手抜きをすることを覚えた。

2. 自分のことは後回しになり、自分の時間を持ちにくくなる

仕事しているときの朝は朝食を食べたら、ストレッチと逆立ちを1時間ほどしてから仕事をしていた。今回からは、朝食を食べたら子供達のお昼のお弁当を子供達が出かける前に作らないといけない。
そして、子供たちを学校に送り、帰宅したら洗濯物を干すというタスクをこなしていかないといけない。
その後にやっと自分のことができるようになる。

どうしても自分の時間が後周りになってしまう。専業主婦の人たちってそうなんだろうなと思いながら家事をしていた。

家事は要領よく行なわないと自分の時間を作ることが難しいことを実感した。

3. 子供達のお弁当は前日の残り物を使うのが効率的

子供たちの通っているシドニー州立の学校は給食がないので、お弁当をもっていく。そのお弁当は前日の夕飯の残り物を使ったりして作ると効率的。1食作ってお弁当も賄えると思うと夕飯を気合いを入れて作れば、夕飯もランチも美味しく食べてくれることになる。妻と僕のランチも自然と前日の夕飯の残り物を食べることになる。

前日の夕飯に作った唐揚げをお弁当に入れて用意!ご飯には自家製カラスミも載せた

また、このときはカラスミを800gほど作っておいたのでお弁当にカラスミを入れて子供達を喜ばせた。カラスミのように保存食を作っておくのはとても助かる。
ちなみにこのカラスミは原材料のボラの卵を魚市場で1kg $34 (日本円で約:2720円)で調達して、自分でカラスミを作ったものだ。

4. 1週間の献立を作って、食材を手配すれば後は作るだけ。計画と準備が大事

毎日、何を作ったらいいのかを考えて、毎日食材を用意するよりも、何を作るのかをまとめて考えて、必要な食材もまとめて調達するのが効率的だとすぐに気付くことができた。
なのでホワイトボードに日々の献立を書いて、食材をまとめて調達するようにした。1週間から2週間の献立が決まって自宅に材料があれば、あとは余計なことをを考えずにひたすら料理をすればバッチリ!

もちろん計画がずれることもあるので、計画の変更には柔軟に対応していく

ホワイトボードの写真を撮るのを忘れたが、娘たちがホワイトボードを今晩何が食べれるのかを見たり、自分の好きな食事が何曜日に食べれるのかをいつもチェックしていて嬉しかった。

5. 家族みんなすごく食べる

二人の娘は小学生と中学生で食べ盛り、さらに妻は授乳中なのですごい食欲が旺盛。だから数食分作ったつもりが1食でなくなることが頻繁に起こった。
例えば、下の大きなサラダを妻のランチのために作った。このサラダボールは直径50cmぐらいと大きいボールだ。その中に8種類ぐらいの野菜をたっぷり入れたサラダを作った。作った大きさと量を見ながら、ランチで残った分は家族に夕飯で出せると思っていた。

が、しかしこの大きなサラダを妻がランチに全部食べてしまった。
もちろん全部食べていいんだが、残ると思っていたから全部なくなったときにはびっくりした。

また、ある日はチヂミをレシピを見ながら作った。レシピには二人分の量で材料が書いてあったので、4倍の量にして8人前の量を作った。だから、4人家族の我が家の夕飯とランチの2食分になると思っていた。

ところがどっこい、夕飯にみんなで7人前ぐらいペロッと食べてしまった。だから翌日の子供達のお弁当には0.5人前の量のチヂミをお弁当に詰め込むことしかできず、量が足りないだろうからおにぎりも追加しておいた。
もちろん大人のランチ分のチヂミは無い(涙

チヂミを入れた子供達のお弁当

この出来事から、2食分作るなら10人前ぐらいの材料を使うようになった。

主夫をやってみて感じたこと

1ヶ月の主婦生活をして僕が感じたことは下の4つ

  • 大事なことは、みんなに美味しいご飯をたらふくたべさせること

  • 家事も計画性が大事で仕事と似ている

  • 料理を普段からやっていてとてもよかった

  • Happy wife happy life (妻が幸せなら、自分の人生も幸せ)

最後に、嬉しいことは三女が生まれ、退院した直後から一緒に生活できたことだ。長女、次女が生まれたときは妻と赤ちゃんは妻の実家で1ヶ月ほど生活していたのであまり時間を共にできなかった。

今は長女と次女も大きくなってるので、赤ちゃんの面倒を、見てくれてみんなで三女の誕生を喜べるのが嬉しい。

普段はビジネスマンとして働いているから、主夫という違う職業を1ヶ月体験できたことはとても嬉しい経験になった。


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