土のにおいをかごう

こんにちは！ヒラパーです！

先週、京丹後をずっと車でまわっていました。

初めて行く土地が多く、京丹後をまだまだ全然知らなかったのだなと思います。
とある集落に入った時、とても素敵な印象を持ちました。
大宮町の市街地から車で15分ぐらいはかかるでしょうか。山奥の集落です。

世間一般的に言う限界集落になりつつあるのではないかという集落でした。

集落に入るまでに坂道を登っていくのですが、両脇にある田んぼのあぜ道はとても綺麗に草が刈られており美しい田園風景が見れました。

集落には空き家も点在している様子ですが、廃屋でいかにも危険という雰囲気はなく、お家のお庭、隣接する畑など本当に手入れが行き届いておりとても美しい集落だと感じました。

畑仕事をしていた御夫婦と話をしてみたのですが、
「この集落には若いもんはおらんなあ、もう結婚して市街地で住んでるわ」と言う。

こういった若者世代が少なくなり、限界集落になると廃屋が目立ち、それだけで住む事に対してのメンタルが下がっていくような傾向にある中、とても手入れがされている事に、この集落に住む人々の「丁寧に生きよう」とする素晴らしいアイデンティティを感じました。

人口減少するこの街で、「丹後は何もないからねえ」という方は少なくはない。実際に僕も都会と比べて何もないと思っていた時期もある。

何が魅力かと問われれば、丹後には魅力のある人がいる事だと思う。

この集落にいる方もとても魅力的だと感じる。

「この集落に一軒家買おうかな」と隣りの人がつぶやいていた。

ヒラパー